無銘刀

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■1618 / 親階層)  NO TITLE
□投稿者/ 9月期の読書余論<2> -(2018/09/25(Tue) 07:03:15)

    ▼マーチン・マンed.『船の話』つゞき
     ハンレイ号は、鉄製ボイラーを改造し、長さを9mに延長。照明は蝋燭とし、酸素警報機を兼ねさせた。8人がかりでクランクを回し、艦尾スクリューを動かす。7.4km/時を出せた。
     41kgの火薬を詰めた銅製の浮遊機雷を、60mの綱で引っ張り、目標艦にぶつける。※艦首の長いパイプの先にくくりつけたのではないか?

     実戦前に3度水没し、そのたびに複数の死者を出した。余裕浮力がなく、波をかぶるとオープンハッチから浸水しただけで、たちどころに沈没に至る。また、バラスト注水が速過ぎても、海底に艦首を突っ込んで動けなくなる。
     ハンレイ大尉は三度目の事故で水死。

     1864-2、夜半、ディクソン中尉が指揮し、チャールストン港外に停泊中の北軍軍艦ハウザトニック号の右舷に水雷をぶつけ、撃沈に成功。
     自艦も沈み、5人以外死亡。

     電動モーター式の潜航艇は、1886に英民間人が試製。航続距離が148kmもあった。
     スペインも高性能な潜水艦と魚雷を完成したが、普及せず、みすみす米西戦争戦争に大敗した。

     自力で発電できないのではいちいち帰港しなければならず、作戦半径が小さすぎた。そこで米人ホーランドとレイクが、それぞれ独立に、ガソリンエンジンで洋上で発電し充電する方法を思いついた。
     ホーランド式は1900完成。日本に輸出。
     レイク式はロシアやオーストリーに輸出された。実用潜望鏡もレイクが発明した。

     ワルター・エンジンはWWII中の1944に完成した。触媒で、過酸化水素水を、水と酸素に分解する。この酸素をディーゼル燃料とともにボイラーで燃焼させる。その熱で水を蒸気にし、排気とともに、タービンにふきつけて回す。
     しかし空襲被害のため量産はできなかった。

     WWII型の船形では水中で20ノット以上は出せないことが1949につきとめられる。→涙滴形のアルバコア。1963年。

     ポラリスは5年の歳月と1兆2600億円で完成した。実用化にはさらに5年かかった。
     水中発射成功は1960-7-20。ケープケネディの40km沖。

     地中海は凪が多く、軍艦は櫂が頼り。
     三段櫂船は倉庫もベッドのスペースもない。だから夜間は岸辺に引上げる。

     サラミス海戦から2000年でようやく一段櫂船に新化。1本の櫂に5人がとりつく。
     1571のレパント海戦がガレー船の最後の舞台。これ以後は火薬が海戦の主要素に。

     帆船は貿易船としてまず発達。それをフェリペ2世が軍艦化してできたのが、無敵艦隊。

     トラファルガーの主力艦は五段甲板に100門以上の大砲。乗員は900人必要という化け物だった。
     ビクトリー号は2200トン。全長68m。
     最大のカロネード砲は、31kgの球丸を発射できた。

     19世紀の帆走捕鯨船は、全長32mというところ。

     モニター号の備砲は、11インチ=279ミリの滑腔砲×2。25ミリの鉄板を8枚重ねた円柱砲塔。補助蒸気機関によって360度旋回した。

     紀元前4世紀にヘロドトス記す。深さが11尋になり、鉛の先にやわらかい泥がついたら、アレキサンドリアはあと1日の距離だ、と。鉛には獣脂が塗ってあった。

     陸地の樹木の匂いは、沖合い80kmまで漂うことあり。
     南洋航海民族は、遠くの島がつくりだす波の形を読んで、位置と方角を判別できた。

     古代の天測航法。まず、北極星が水平線上のある角度に見えるところまで帆走。そこで針路を真西か真東に転じ、北極星の見える仰角を一定に保てば、既知の緯度の島に、辿り着ける。

     鋼製の船の中のコンパスは、両側に大きな鉄の玉を置いて、影響を防いだ。
     クロノメーターの使い方。船上から、太陽が南中した瞬間を観測。その時のクロノメーターが2時30分をさしていたなら、船はグリニッジ天文台から西へ2時30分の経度にあるとわかる。なぜならグリニッヂでは太陽は0時00分に南中するからだ。

     1761に家具屋のジョン・ハリソンがこしらえたクロノメーターは、6週間にわずか5秒しか狂わなかった。

     ノットの数え方。定間隔で結び目がついた紐にとりつけた木片を舷側に落とす。船乗りは、30秒の砂時計を見ながら、指の間をすりぬけた結び目の数をカウントする。結び目=ノットである。
     この方法が普及するまでは、マイルで呼ばれていた。

     海図に無数に表記されている小さな数字は、引き潮時の平均深度(フィート)。そして、13フィート以下の海面にはアミをかける。

     本書(原1967)の時点で、ペリーという民間人が『カブマリン』号という、2人乗りの遊覧用潜航艇を製造している。30mまで潜れる。それも数時間も(p.239)。
     カブマリン号は68.6mの深度を時速14.4kmで64km航続できる。乗員用の酸素は圧力容器に入っている(p.251)。

     水中翼船でもキャビテーションが問題になる。50ノット以上になると、翼上面に沸騰泡が生じてしまう。
     しかし、飛行機翼形断面ではなくて、斧形断面とすれば、あぶくがつぶれるところには何も存在しないので、破壊されない。
     水中翼船は大型化できない。重量に幾何級数的に比例して馬力が必要となるため。
     ホバークラフトは、船体を大きくすればするほど、馬力をムダにせずに積載能力を向上させられる。

     サルベージや海底油田地質調査用の小型潜航艇。180m潜れるものがある(p.250)。
     小型であると、船体が受ける総圧力も小さいので、鈑金を薄くでき、ますます軽快にできる。

     現在、遊覧用の小型潜航艇は、ほとんどのものがウェット式。潜水服をつけた上で乗り込む方式。

     日本の『読売号』は1964進水。6名を乗せて305mまで潜行できる。時速3.2kmにて6時間航続可能(p.252)。電池の節約のため、母船式。

     ※最新情報が『學士會会報』No.931 に載っていたので補足したい。世界初の潜水調査船は1929に実業家の西村一松が製作した。豆潜水艇と称した。1935に二号機を造った。350mも潜れた。ディーゼルエンジン、水中送話器あり。深海とは、海面下200mより深い海を言う。『しんかい』シリーズは潜水艦とは違い、必ず浮くように設計されている。径0.1ミリ以下の中空のガラス製のマイクロバルーンをエポキシ樹脂で固めたものがFRP外皮の内側に充填されていて、それが浮力材になっている。潜るときは鉄板バラストを抱かせ、戻り際に投棄させる。コクピット内は常に1気圧。深さ10mですでに海面の揺れは感じなくなる。したがって船酔いもせず。

     クストーは、潜水病を予防するため窒素をヘリウムに置換した空気を試し、ダッキーボイスを体験した。

     1829mまで潜れるアルビン号は、直径2m強の耐圧殻の鋼鈑の厚さ42ミリ。
     リバティー型貨物船は、全長125.4m。
     同じく大量生産されたLSTは、全長137m。
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