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大人になつたら手遲れだ


きのふ 新暦なら
赤穗浪士邸討ち入りの日
♪ときは元祿十五年十二月十四日 
江戸の夜風を震はせて 響くは山鹿流儀の陣太鼓♪

元祿の世では まだ一箇月先の
一月三十日
お江戸では雪が一番降る頃 

で 淨瑠璃 歌舞伎では雪を降らせた
雪は前日に降り 討ち入り當夜は積雪を月光が照らしてゐた

吉良邸に討ち入つたのは午前四時
いまの世なら日附が變はつて十五日
元祿の世では 朝日が昇らないと日附は變はらない

明治五年十二月二日まで旧暦 三日から新暦に
十二月三日が明治六年の元日となる
明治五年十二月は一日 二日の二日間だけ
財政難から公務員の給料カット
やむを得ないとしても

子供も知つてゐる
赤穗浪士邸討ち入りの日の本當の日は一月三十日
新嘗祭は新暦だと十一月二十三日だが 
本當の日は一ヶ月遅れの十二月二十三日ごろ
だと 尋常小學校の先生は教へておくべきだつた

北方四島も 竹島も 尖閣諸島も
本當は日本の國土と
小學校の先生は教へておくべきだつた
大人になつたら手遲れだ

♪千島の奥も 竹島 尖閣も
八洲の内の 守りなり
ロシア コリア チャイナに いさおしく
努めよ 我が自衛隊 つつがなく

卒業式に歌うべきだつた
大人になつたら手遲れだ
2018/12/15(土) 晴れ


日本武道具さんへ一筆啓上


多弁になった分 [心]が浅くなる
http://www.budoshop.co.jp/Japan-toppage.html
2018/12/11(火) 晴れ


國敗れても 背筋伸ばす


今夕 なにが食べたいとか
あした なにが食べたい 
とかのセリフ いままで
少年時から いままで
口にしたことがない
 
で ことしの健診も オールA
おまけに 身長3ミリ伸びた
靴下脱いで と 今年は云はれず
長身計に乘る
五本指靴下と足袋を重ね着したまま乘る

食べるのが嫌ひではない
美味ひものは美味ひ
 が
美味ひとは云はない
つぎに 不味ひとは云へぬから

 武士の食卓は常在戰場の作法
美味ひ 不味ひは口にしない

<いまの世の吾らの<美>の基準は、武士の常在戰場の
立ち振る舞ひの作法。武士の作法、身體の仕草が凛々
しい心を育む。
日本列島固有種 して絶滅人種「武士」の置き土産。>
      ――武道通信かわら版12月5日號

「武士」の置き土産を いくつ後世に殘せるか

國敗れても 背筋伸ばす
死した弟を背負ひし 火葬待つ
冩眞の少年の姿を思ひ浮かべる

七十七年目の
開戰記念日の朝
2018/12/08(土) 晴れ


心は 體の中にない


俳句と違ひ
二つの季語が重なる  
季節は いつもさうだ 
足の早い冬の季語の一つが 
足の遲い秋の季語の一つを
追ひ拔いていく

心は 愛する奴と 憎む奴が
いつも 二人同居してゐる

心は 體の中にある
と 永い永い間 勘違ひしてゐた

心は 自然界にある
だから
搖れる 明るくも暗くもなる 温まりもし凍えもする

……………………………………

み〜つけた 
の ところで 本を閉ぢる
だから いままで 何萬册も 手にしきた

……………………………………

いまの世に 劍を振るふ者が
『刄隱』――日本列島固有種 して絶滅人種「武士」 武士の面影を求めて
を開いて
み〜つけた
が あつたら うれしい
2018/12/03(月) 曇り


腹切つてしか 傳はない魂がある


ヤバイ 認知症か
いや 認知症かと 氣づくからには 認知症でない
なのに 自分の命日が 思ひ出せない

死が どこからくるのか 誰もしらない
生が どこからくるか お凡そわかつてゐる
ひとの一生は この線上で この戰場で ジタバタする

晩飯 あれを食べたい とか
あした あれを食べたい とか
一度も 吐いたことない
食べることは 生きることだから

偶然が どこからくるのか
誰も 見た者はゐない
………………………………
以上 眞似てみる 下手な横好き
工藤直子詩集を 偶然 手にする

聲にしてから 文字にする 
聲は 紙にしがみつく
書いてから 書いた文字を聲にする
文字は 一瞬にして消える 

工藤直子は これを知つてゐるのだらう

三島由紀夫が 書いた文字
三島由紀夫が 發した言葉

市箇谷のバルコニーからの聲は
消えることなく 
紙に レコーダーテープにしがみつくことなく
いまだ宙にただよつてゐる

ジャンプして つかんだつもりになつて
墓前の前にゐる者たち

腹切つてしか 傳はらない魂がある

2018/11/30(金) 晴れ


天皇と日本刀 


多摩靈園は 小春日和のもとで佇んでゐた
カラスが二羽 カー カーと鳴きあつて
平岡家の墓の上空ですれ違つた

多摩靈園中央道で留るバスでないバスに乘る
よく歩いた
「腹減つた」 
心地よいリズムが身體を巡る
二十萬年前の記憶の恐怖心はない
少したてば 食物を確實に胃に入れられる いま

いまから四十八年前など
いかほどのものか

偶然、同じときに 同じ場所に 生まれ合はせた
して 大方 人類種が 發明した墓に入る

平岡公威を あの日に奔らせたのは
二六七八年前の天皇と云ふ發明だつたか
平安末期に發明された日本刀であつたか

天叢雲劍 壇ノ浦海中に沈す
天皇と日本刀 軋轢が生じる


『刃隠――日本列島固有種 して絶滅人種「武士」 武士の面影を求めて』
天皇と日本刀の軋轢が
通奏低音に流れてゐるのに 氣づく
2018/11/26(月) 晴れ


巡る巡るよ 命日は


十一月二十五日が巡つてくる
認知症なるものになりはじめ
縁者の命日を忘れても
十一月二十五日は忘れぬ氣がする

三島由紀夫より一年前の 十一月二十五日に生まれ
六年前沒した詩人の一篇

われわれが闘おうといったとき
逃亡した戦士よ
われわれは傷つきかれらは生き残った
怪しくゆがんだ空のさびしい雲が
倒れる間際にみえた
われわれが
黒わくに飾られた戦士なら 逃亡した兵士と
生き残った将軍がいうだろう
――かれらはよく闘ったが死んじまつちやあね――

ことしの 多摩靈園も
天空は鳥 一羽飛んでゐなかいだらうか
2018/11/23(金) 晴れ


日本武道具さんへ一筆啓上



腰が大事
http://ur2.link/LRGS
2018/11/14(水) 晴れ


「パワハラ」 武士の辭書にない


鐵のカーテンの向かうのサンボを盜み出すために派遣されたのが
筑後柳河藩主の血を繼ぐ士族の男子と 
ロシア皇帝ニコライ二世の近衞兵の血を繼ぐ娘から生まれた
ビクトル古賀(古賀正一)さん

世界初の社會主義國が軍人・警官の<心棒>にしようと
作り出した挌鬪技がсамбо
柔道を基に、野生動物捕獲に優れた手足の長い狩獵民族が
柔道を一生懸命習つたら いつのまにか
самбоになつた
このсамбоに 本家本元の柔道が痛い目に合はされる

ビクトル古賀さんを 鐵のカーテンの向かうに送り込んだのが
八田一郎

ライオンとにらめつこ
ペナルティーは下の毛を剃る
夜中に大音量で音樂、電氣をつけた状態で睡眠させる
このやうな強化逸話はきりが無い
八田一郎 レスリングを日本のお家藝とした

己の極限を試さうとするとき
生きるか 死ぬかを イメージできる者に
パワハラは無い

パワハラ騒動
現代日本の 神精疾患のひとつ
2018/11/11(日) 晴れ


サンボの神樣


ハバロフスクのテレビ・インタビューに かう答へた
サンボを習ひに日本からやつて來ました 

第一囘サンボツアー 何年前か 忘れた
『これがサンボだ』の初版 檢索 1986年 
その一年後あたりであろか 昭和のハナシだ

杉山團長は市長表敬訪問などなど それなりのVIPな待遇
ツアーの段取りをしてくれたのは ビクトル古賀さん
ビクトル古賀さんへの敬意

鐵のカーテンの向かう側、敵陣の西側の人間で
初のソ聯邦功勞スポーツマスター、ソ聯邦スポーツ英雄功勞賞
サンボの神樣と稱せられた

一囘り上の古賀さん 
當時から既に好々爺 いつも目尻に皺寄せた笑顏しか記憶にない

人の神樣は 必ず逝く ゆゑに 社を設け奉る

GHQ後遺症で 人の神樣を奉ることがなくなる
現代日本の 神精疾患のひとつ

2018/11/07(水) 晴れたり曇ったり


百年後の日本列島住人末裔に


ユーロ (Euro) と アジア (Asia) が繋がつた一番大きな陸地
の 東端から切り離された 小さな島國
四季の自然と人の共生美 
清流が列島全域に流れ下る清明さ
互ひの幸せを思ひやる餘力
日本刀を作り出す匠力

♪うらやましくて うらやましくて
たつた海峽50キロへだてた隣國が 
やつぱり うらやましくて うらやましくて♪

うらやましさがつのり 嫉妬から憎さに
李承晩ラインの そのときから
何度も何度も 理不盡をはたらく

戰勝國の歴史が無い
第二次世界大戰 日本に勝つたとの フィクション 
世界の非常識にすがる

波が押し寄せては引くやうに
あと百年經つても變はることはない
♪うらやましくて うらやましくて
嫉妬から憎さに

自己責任を宣言し、止めるお國を足蹴して危險地に入る
なのになぜ 
自決毒藥を胸のポケットに忍ばさせること さへしなかつた

日本列島固有種「武士」を生んだ國の 劣化が進む
武士は二度と出現しない絶滅人種
わかつてゐる さりとて郷愁は絶つことはできない
いまの世に劍を振るふ者は

百年後の日本列島住人末裔に
「武士」の面影を傳へておかう 先に文言で
『日本列島固有種 そして絶滅人種「武士」 武士の面影を求めて』
籏谷嘉辰  聞書・杉山頴男


『刄隱』映像化(DVD) ときがかかりさうだ
旧知の映像會社の社主が亡くなり 製作日程が大幅に變更
2018/11/03(土) 晴れ


[天]が見えなくなつて 久しい


驛傳選手をヒーロー・ヒロインにしたドラマがあるか ないかは 知らぬ
走れなくなつて 四つんばいになつて 這つても 襷を渡さうとする
ヒーロー・ヒロインを登場させた としたら
脚本家は その四つんばいになつても 次のランナーに襷を渡すのが
ヒーロー・ヒロインにふさはしいとするのだらう

チームプレイと云ふ共同體に死力を盡くす
西洋から發した近代國家なるもの教育の要
封建共同體を經驗濟みゆゑ 
明治人は その身分を問はずスンナリと受け入れた
三百年ちかくも非戰鬪員馴れした農・工・商も 日露戰爭よく戰つた

武士の道が儒教の一つ 朱子學に染まつたとき
異議を唱へた軍學者がゐた

自らが組する共同體の理論と 
天から與へられた天論が衝突したとき
武士は天倫に組すべきだと

幕末の尊皇攘夷 倒幕・佐幕の嵐の中
武士たちは 共同體と天の狹間で もがき苦しんだ
 
這つても襷を渡さうとしたのは
共同體の論理か 天の論理か
本人とて わからぬのでないか
 吾らとて わからぬのでないか

[天]が見えなくなつて 久しい

2018/10/31(水) 晴れ


自分の居場所


脚本家は 構想を練るうちに
ヒーロー・ヒロインを愛しく思ふやうになる

ヒーロー・ヒロインが
オレ・ワタシの いるべき場所
オレ・ワタシが オレ・ワタシとして居られる場所
オレ・ワタシで なくてはならない場所
を見つけ出さうとうする

拙者 振り返るに
「あきらめなかつた」「運が良かつた」

ゆゑに いま
拙者の いるべき場所
拙者が拙者として 居られる場所
拙者で なくてはならない場所
に いまゐるから

死に向かつて全力疾走してゐる
2018/10/26(金) 晴れ


親のことなど氣遣ふ暇に


シングルマザーがヒロインになる 
輝くシングルマザーたち
若き日 小津安二郎の格言に出會はず
人生を 極めて小さく區切る 戀のファインダー
のシャッターを簡單に押してしまつた 
その悔いをバネとし 輝いてゐるのか
無禮な詮索 御免!

シャッターを押さない
戀はしない 結婚もしない 
結婚適齢期の男女 

小津は 云ふ
人と契るなら 淺く契りて 末まで遂げよ
小津は未婚を通し 「無」の墓石の下

<親のことなど氣遣ふ暇に 
後で恥ぢない 自分を生きろ>
戀はしない 結婚もしない 
結婚適齢期の男女の親の 
形見の言葉

死まで あと○○メートル
死に向かつて全力疾走してゐる
親を ヒーロー・ヒロインした
ドラマを書きませんか
脚本家殿
それこそ トレンディだと思ふのでありますが
2018/10/22(月) 晴れ


能はトレンディドラマだつた

トレンディドラマの源流 いや 日ノ本の藝能の源流は猿樂
猿の眞似をして觀る者を笑はせたのが興り
たけしもさんまも 猿樂師の遺傳子の末裔

後年、豐作を祈る田樂もつくられる 祭り囃子が その末裔

鎌倉幕府の世になると 
演劇要素も取り入れられ 田樂能と稱せられた
執權北條高時などは 舞臺にかじりついて愉しんだ

田樂能に死者が登場する 能の興りである 
室町幕府の世 武家の式樂として完成

能のヒーロー ヒロインは死者 
恨みを持つ死者ばかり
要は いかに鎭魂供養するかのハナシ

とて エンドがない
ハッピーエンドもない 不幸な結末もない

いまを生きてゐる脇役(自分)が 
いかにして鎭魂供養するか のハナシ
自分で考へろ とのハナシ

武士が好んだのがよくわかる

元號も變はる
能を取り入れたトレンディドラマでも つくりませんか
脚本家殿
それこそ トレンディだと思ふのでありますが

2018/10/17(水) 薄曇り


トレンディドラマ

そのむかし 市箇谷にあつた頃の
フジテレビ その編成局を訊ねた
UWFを本當に放映するのか と
發表されたメンバーが 本當に來ると思つてゐるのか と

廊下の壁のいたるところに 手書きの告知紙
視聽率でトップになつたとかは 赤字で
手書きの文字は踊つてゐた

トレンディドラマと稱せられた
月9のドラマなるものをはじめて觀たのは 十年後
杉山頴男事務所から階下に降り 自宅の居間で氣分轉換のティータイム
何氣なくつけたテレビ

十年前の女子は このやうなドラマの どこに魅入られたのか
いや男子もか

氣附いた
トレンディなる時代の尖端を泳いでゐるかのやうな
ヒーロー ヒロイン 
ふたりのアイデンティティ、いやルーツが
ドラマの通奏低音に流れてゐる

トレンディなる時代の尖端を泳いでゐるかのやうで
根つ子から酸素を取り入れ 喘ぎあ喘ぎ 呼吸してゐる

己の生命は 37兆2千憶個の細胞は DNAは
父母から發生した 
父母の故郷 家族
ここから生きはじめてた

いまでもハナシにのぼるドラマには
これが通奏低音に流れてゐる

いまのドラマで 十年後 ハナシにのぼるのは 何本あるか と
フジテレビの編成局に聞くわけにはいかない

2018/10/13(土) 曇り


月9が騒々しい


テレビドラマは 
世相の光を ブラウン管に反射させようとする
視聽率は 反射度の出來高數字と信じる

戀の世相も 多種多樣にウンブラ管に映された

近年の世相 戀ドラマ不振
社會學心理學なる世相研究のセンセイは曰く
戀はしない 結婚もしない 
結婚適齢期の男女 主に女

戀ドラマ脚本家諸氏
昭和二十年代の映畫を觀なされ

戀とは 人生を 極めて小さく區切る ファインダーだ
シャッターを さう簡單に切ることをやめたまへ
                  (小津安二郎)
胴元(スポンサー)は 贖買欲 命
戀は 結婚は 消費欲の花
これと
家の戀はしない 結婚もしない 世相との
二律背反を どうリンクさせるか
戀ドラマ脚本腕のみせどころ

2018/10/09(火) 晴れ


日本武道具さんへ一筆啓上


【根】を見失うな
http://ur2.link/LRGS
2018/10/07(日) 晴れ


「読書余論」余話


十二年の歳月
毎月 同日 早朝の同じ時刻ごろ
凾館から武州多摩のメールボックスに屆く
同じ作業を持續する[力]

「読書余論」毎月25日配信
失念し 配信が一日送れたことが二、三囘あつた
143囘もあれば必然
が、原稿送信の遲れは
一度もなかつた
毎月 同日 早朝の同じ時刻ごろ

同じ作業を持續する[力]
植物の持つ[力]のやうだ

一歩たりとも
動くことなく 
地に根を張り 天を仰ぎ
呼吸し 養分を取り入れ
花粉を風に乘せる

ひとり しずかに たたずむ[力]
2018/09/30(日) 台風


サヨナラ「読書余論」


「兵頭二十八の放送形式」から転載
■お知らせ
2018年09月26日 07:04

「読書余論」の無料公開版を「武道通信」の「無銘刀」に毎月掲載して参りましたが、
長文になりますと「無銘刀」にかかる負荷が相当に大きくて運用管理の作業も大変のようです。
それでいろいろと考えました結果、「読書余論」は今回の九月分をもちまして、勝手乍ら終了致すことに決めました。
爾後はブログ等の場を借り、不定期的に資料備忘録の形で掲載することになろうかと思います。
あらためまして読者諸兄ならびに杉山穎男様のこれまでの御厚情に、深く御礼を申し上げるものであります。

 ……………………………………

2006年7月に開講した《兵頭二十八・ネット私塾「読書余論」》
2018年9月をもって閉講致します。
当方の掲示板「無銘刀」の力量(容量)の無さ。ご勘弁。
2018/09/27(木) 雨


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