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奇な縁 偶な縁


『宮本武藏』(吉川英治)
『五輪書』(岩波文庫)
風雲急を告げる
あの 昭和十五、十六年
讀んでなくても みな知つてゐた
奇{き}な縁

合戰 騎乘での武士道 宮本武藏
平治 疉の上で武士道 山本定朝

武藏沒後 半世紀
定朝 生まれる

ふたりの武士
奇{き}な縁でなく
偶{ぐう}な縁 
並ぶ 對になる偶

一對{いつつい}
ふたりで一組 一双

武藏と定朝
武士道 一線上にある
宮本武蔵論考
『葉隠』論考
かずかず有れど
一線上で論じられたことなかつた

ゴーストライター田代陣基{つらもと}
定朝の「武士道とは□□□□□□□□□□□□」
と云つたのを
「武士道と云ふは死ぬ事と見附けたり」
デフォルメ 云ひ替へた

武藏
死を覺悟する 百姓でも商人でも誰でもできると云ふ
死を武士の專賣特許みたい云ふ武士 
武藏 嗤う

定朝 云ふ 
生きるか死ぬか 二者選擇を迫られたとき
死ぬ方を選べ 犬死を恐れるなの
<死ぬ事>では
武藏に嗤われる

陣基 百も承知であつたらう
「死ぬ事と見附けたり」とデフォルメした
陣基の<死ぬ事>とは
武藏の<勝つ事>とは
二律背反
陣基 氣づいてゐたらう

タイムスリップしてみよう
寛延元年 佐賀藩上屋敷
2021/06/17(木) 晴れ


遲れてきた武藏


馴染みのメガネ屋で
レンズクリーニング
「暫くおまちください」
棚に竝ぶ いまどきのフレーム
女店員
「いかがですか」
「時代遲れの男でゐたいんで」

元和元年 大坂夏の陣 豐臣家滅亡
応仁の亂からはじまつた戰國の世
徳川家康 
ストップ・ザ・戰國
「元和偃武{えんぶ}」宣言
偃武=武器を伏せ 收め 用ゐない 

家康 本音
武器=鐵砲
ストップ・ザ・火力

偃武を生きる 
武士たち 
太刀だけは腰に殘る

『五輪書』 
【兵法の根元は太刀】
ゆゑに
讀まなければ 
先に進めなかつた本
劍術 邁進
鐵砲(火力)忘れさせた

巖流島
遲れてきた武藏

兜首で城持ち時代に
遲れてきた武藏

種子島に
肩に銃牀つける鳥撃ち用鐵砲“流した”
西洋に
火力兵器の差
二〇〇年
遲れ取る

これにて
宮本武藏『五輪書』編
筆を擱{お}く
2021/06/15(火) 晴れ


<大安 佛滅> 信じますか


本日
天赦日{てんしやにち}とか

武藏
神佛は貴し
六曜{ろくやう}を頼まづ

次囘をもつて
宮本武藏『五輪書』編
筆を擱{お}く
2021/06/14(月) 晴れ


鐵砲嫌ひの武藏


ノートパソコン一臺と
タブレット端末一臺
陸上からの船舶操縱
<タブレットの中の戰爭>の時代へ

鐵砲 合戰方式 大きく變へた
織田信長 鐵砲 大好きだつた

武藏 鐵砲 好きだつたか
武藏 云ふ
【城郭の中からは 鐵砲にすぐるものはない」
防禦壁あつて 遠間なら 鐵砲一番

しかし 鐵砲 決定的缺點あり
【弓の一ツの徳
放つ矢 人の眼に見えてよし
鐵砲の玉 眼に見えざるところ 不足也】

武藏の云はんとすること
おわかりだらう
誰の手柄かわからない
第三者が確認できない

合戰とは
手柄首 兜首狙ひだらう
(個人)と誰(個人)が戰つて
誰が勝つた
武藏
鐵砲の玉 不足也
鐵砲 好きでなかつた

<吾 大名になれる資質あり>
「大分の兵法」からすれば
信長のやうに鐵砲だらう
でも 武藏 鐵砲 嫌ひだつた

【弓 鐵砲 鑓 薙刀
これらはみな武家の道具であるので
いづれも兵法の道である
しかしながら
太刀のこと
特に兵法と云ふには道理がある
太刀の威徳{いとく}によつて世を治め
身を修めるのであるから
太刀は兵法の根元なのである】

太刀が兵法の根元なのを
證明したかつたのが
『五輪書』
2021/06/13(日) 晴れ


冩本


真夏日で UP 失念

アノ『源氏物語』 
紫式部 直筆本 無い
冩本だけ
室町の世から江戸前期まで
一〇〇册ほど 見つかつてゐる
二〇〇年後 鎌倉の世の歌人 藤原定家の冩本
現代譯 定番となつてゐる 

ましてや『五輪書』 
直筆 殘つてないとて
騒ぐ問題ではない

『五輪書』 冩本 主なもの
細川家肥後系冩本
吉田家筑前系冩本
七〜八種ある
門外流出も含めれば數知れず
各地に散在しただらう

佐賀の山本定朝の家にもあつたやも知れぬ

【拍子 調子はあり】
書冩した御仁
武藏の[拍子]
いまひとつわからず
調子?かなと
加筆した
それは問題ではない

若き日
この本 讀まなければ 
先に進めない
本 あつた

大坂の陣 天草の亂
そのあとの 
戰國武士に遲れてきた武士
讀まなければ 
先に進めない本
それが『五輪書』

それでいい
2021/06/12(土) 晴れ


オールマイティー


武藏 さらに云ふ

【武藝の道にわたつて 
弓を射 鐵砲を放 馬に乘る事なども
拍子 調子はあり
諸藝諸能にゐたるまで
拍子を背く事はあるべからず
また形に見えないことに おいても拍子はあり】

ウム? 「拍子 調子」 
拍子 調子
同じことなのか
調子と書いてもよいのか
當て字 でもよいのか

【武士の身の上にして
奉公に榮達する拍子
失脚 沒落する拍子
役に立つ拍子 役に立たない拍子ある
商ひの道でも 大金持ちになる拍子 沒落する拍子がある
それぞれの道にも 拍子の違ひがあり】

「拍子」 いまの世で云ふ
マニュアルか

【兵法の拍子にもさまざまある
まづ 合ふ相手を知つて 違ふ拍子をわきまえ            】
大小・遲速の拍子の中でも
間{ま}の拍子を知り 背く拍子を知ること
この背く拍子をわきまえなければ
兵法は確かなものでない】

背く拍子つて 間を外すことか
いまの世の 劍道の常識だ

【戰ひでは その敵らの拍子を知り
敵の豫想もしない拍子で
目に見えない拍子と云ふものを知つて
それを智慧の拍子からから發して勝つのである
いづれの卷にも 專ら拍子のこと記してゐる
その書附を吟味をして 十分鍛錬しなければならない】

「智慧の拍子」つてなんだ
信長が得意の知略 謀{はかりごと}か

「拍子」 オールマイティーか
武藏 おぬしの人生
オールマイティーであつたか
2021/06/10(木) 晴れ


タイミング リズム テンポでもない


小學校 父兄會かなんかで
父兄會と云つても母親ばかり
いまの世 保護者會

クラスで合唱
<ぼく> 指揮棒を振つた
<ぼく> 拍子ぱずれであつたから
先生の思ひやり

武藏の[拍子]
クラス合唱の拍子 
西洋音樂で云ふ拍子ではない

能樂か 舞樂か
はたまた大工の槌の拍子か
否{いな}
武藏が言語化できない
武藏の身體だけが理解できた[拍子]
そんなことも知らず
武藏 
得意げに[拍子]話す

武藏 云う
【ものごとには それぞれ拍子と云ふものがあるが
とりわけ兵法の拍子は鍛錬なくしては會得できない
世の中で拍子が重視されるのは
能樂の道 舞樂の樂人 管弦の拍子などで
これは皆よく合ふ正しい拍子である】
                                                                                                                                                                                                                                      
能樂 舞樂 槌の拍子となど正しい拍子であると
云ひつつ
兵法の拍子とは格が違ふと云つてゐるのである
兵法の 武藏が會得した[拍子]
能樂 舞樂 槌の拍子とは違ふと

かう 言ひ換へたたらどうだらうか
ものごとには 能樂や舞樂や大工の仕事にも
タイミング(間)や 
リズム(調子)や
テンポ(速度)などあるが
生死のやり取りをする兵法の[拍子]は
そんな甘くない

もう少し
武藏の[拍子] 聞いてみよう

[拍子] つづく
2021/06/09(水) 晴れ


武蔵の[拍子]


「機能獲得實驗」 
英米メディア 
侃侃諤諤

日ノ本メディア
五輪開催か否か
侃侃諤諤

この侃侃諤諤
比重 どちらが重い

生物の遺傳子を組み替へたり
變異させたりして
新しい機能を持たせる

ワクチンをつくるめに
特定のウイルスをそのまま使ふと怖い
ウィルスを一寸變化させ
培養しやすくしたり
毒性を弱めたり
別のウィルスを作つて研究する

動物のウィルスは原則的に人間には感染しないとして
それを人間に感染するやうに變へたら機能性獲得になる

この機能獲得實驗中
武漢研究所から洩れたと
英米メディア 侃侃諤諤

宮本武藏の 
言語性獲得したいものだ
あの[拍子]
何を云おうとしているのか
2021/06/08(火) 晴れ


言葉にできない 躰と心がある


メール 屆く
噛み碎いて よく理解するのに
疲れるから
一日おきにしてくれ

この<日記>のことだ

讀みたい御仁だけ 讀めばよい
そのつもりで綴つてゐる

<日記>
ここ半年前ほどから
箱館戰爭
西南戰爭
織田信長
そして宮本武藏と
綴っている

死を悟つた はけではないが
いままで知りえた 
これらを
見つめなおそふと したはけだ

武士の記憶の遺傳子
二重らせん階段
下へ下へ 降りて行かうとしたのだ


武藏
身體だけが理解できたことを
無理に
言葉に置き換へようとする

真似て
心だけが知つてゐるが
言語にできいこと 
無理に言語にする

メールの御忠告
そのせいか

あま 心の隅にでも入れておかう
2021/06/07(月) 晴れ


靈巖洞 岩戸觀音


平均壽命一〇〇歳時代 なんやかや
さりとて六〇歳 還暦ピリオド 健在

武藏 六〇歳  
死を悟つて
ピリオド 打つたのが
『五輪書』

【ときに寛永二十年十月上旬のころ
九州肥後の地 岩戸山にのぼり
天を拜し 觀音を禮し 佛前にむかひ
生國播磨の武士
新免武藏守藤原の玄信 歳つもつて六十】

靈巖禪寺の奧の院
靈巖洞{れいがんどう}
天然の洞窟 岩戸
洞窟内 岩戸觀音
觀音さんに
僞りのない旨を記すと誓ふ

靈巖寺禪寺 堂内に戻り
『五輪書』書く
地ノ卷 序文 書く
『五輪書』冒頭 
『五輪書』序文に當たる

【あらゆることに師匠はない
すべて自から悟り得たものである
いまこの書を書くに當たつても
佛教や儒道の古い言葉も借りず
軍記 軍法の故事をも用ゐない
二刀一流の考へやまこと{實)の心を書き表すに就いて
天道と觀世音をかがみ(鑑)として】

天道 かんながらのみち
觀世音 佛ではない 
佛さん 彼岸にある
觀音(菩薩)さん 佛の悟る前 
佛ではない 
佛になることを敢へて拒んで
衆生の求めに応じて種々に姿を變へ
人々の近くにゐる

石の姿に變へた觀音
信長も武藏も 好きだつた
2021/06/06(日) 晴れ


武道通信かわら版 配信


宮本武藏『兵法三十五箇條』に模して
杉山頴男『編集法三十五箇條』
「その一 時代の精神のやうなものと挌鬪し 時代を讀み解く」

幕末と云ふ時代
駿河人の嫌はれ者
徳川慶喜 どう讀んだか
と云ふハナシ
2021/06/05(土) 曇り


島原ノ亂


武藏 五十路も半ば
島原の亂 息子伊織と共に出陣
伊織 二十六歳
小笠原藩 侍大將 惣軍奉行も兼ねる
兵馬の餌 武器彈藥の輸送補給

島原ノ亂の働きで
千五百石加増
オヤジ武藏
ご襃美貰へる働きなかつた

小笠原家代々の歴史書
中津藩出陣名簿
「旗本一番」
「上下十九人 宮本武藏」
初陣だつた藩主の本陣に配され
十九人を率ゐ護衞

原城 落城直後
武藏 延岡藩藩主に手紙送る
藩主から書状も貰つた返禮
せがれ伊織の功績が綴られてゐたからだ
「せがれ伊織 お役に立て」
喜んでゐる
武藏 ありきたりな親

「延岡藩藩主父子が
敵本丸まで早々に達したことに驚いた」と
倅を襃めて貰つた返禮か

この武藏の書状
軍功の證據となることから保管されてゐた

この書状 一行にかうある
「拙者も石にあたり
ずねたちかね申故 
御目見にも祗候{しかう}仕{つかまつ}らず候」

すねに一揆勢の投石の一つが當たつたのだ
だからご機嫌伺ひに行けないと

混戰の前線に出たのだらう
先の出陣名簿の中
「討死」「使番手負」とあるが
武藏の名 無い
輕傷だつたのだ

武藏 あと一人  
息子(養子)いる
宮本三木之助 
本多忠刻の小姓
忠刻 病死
三木之助 初七日
忠刻墓前で切腹

武藏の時代
殿樣の身近で仕へる者たち 近習
殉死 珍しくなかつた

戰場{いくさば}でない
疉の上の武士道
2021/06/04(金) 雨


大阪夏の陣


はや 水無月
道端のあぢさゐ 
日本原種
西洋種
色とりどり

武藏の世 六月 夏
大阪夏の陣
武藏 出陣

徳川方大和口 總大將水野勝成 
嫡男勝重 騎馬武者名簿
「宮本武藏」有り
勝重警備役 要は旗本

「兵法の知者なり」
旗指物{はたさしもの} 背負つて
武藏 目玉動かさず
左手 手綱
右手 刀 振り囘し
馬 視野 戰友にし
奮戰

折惡く
「よき覺」(兜武者)
出會はなかつたが 
雜兵相手に奮戰
譜代の藩
武藏 一目置く

水野藩 知行倍増 大和郡六萬石へ
出陣した名もない牢人ら 仕官する
水野藩から誘ひあつたらう
武藏 斷る

「兵法の知者なり」旗指物
掲げるのだから
いまさら家臣として從ふ氣なかつた

武藏 三十路も半ば

武藏
兵法{ひょうほう} 兵法{へいほう}
無意識に使ひ分けてゐる

辭書的に云へば
ひようほう→良き兵士として戰ふ方法
へいほう→兵士を扱ふ方法

『兵法三十五箇條』→ひょうほう
『五輪書』→ひょうほう へいほう 混同
行間 讀み解くしかない
<吾 大名になれる資質あり>
通奏低音 流れてゐる
2021/06/03(木) 晴れ


目の玉 動かすな


『五輪書』 水{すい}ノ卷
【兵法の目附けのこと
觀{かん}・見{けん}
二つの目附け方あり】
のあと
【目の玉を動かすことなく
兩脇を見ることも大切である】

朝 目を覺ます
目玉 右→左 斜め上→斜め下
してから クルクル囘す
目の準備體操のつもり

武藏 
そんなことやるな と云ふ

正面を見つめた儘
左右上下
周邊にも注意を拂ふ

弱いホモサピエンス
さうして生き延びてきた

目玉を動かす その一瞬
ホモサピエンス 天敵に襲はれる

新しい腦を持つことのなかつた馬 
進化の過程で
三五〇度の視野を持つことで
生き延びてきた

ホモサピエンス
新しい腦 大腦皮質持つことで
餘計なこと いろいろ考へるから
三五〇度の視野を持つことできなかつた

騎馬武者
馬 戰友だとするのは
コレである
2021/06/02(水) 晴れ


色即是空


宮本武藏
一、己の世評の評價 氣になつてしやうがない
一、周圍のムードに合はせるのが苦手
一、泣き言 弱音 絶對云はないやうにする
一、つい無理しても頑張つてしまふ
一、ヤバイと思つて逃げ出したいが我慢する

武藏
<適応障碍>になりやすい五つの性格
全部 持ち合はせてゐる
が 適応障碍 ならなかつた
武藏 含めて 古の人
適応障碍 ならなかつた

いまどきの人
テレビ スマホ畫像に映る 
人・モノ
人・モノと思ひ込んでゐる
實體でも ないのに

モノをみる とは
見る 聞く 嗅ぐ 觸れる 

武藏 沒後
武藏を「空の人」にしたかつた
『兵法三十五箇條』末尾 空を加筆し
『五輪書』末尾 空を加筆した

「空の人」にしたかつた御仁
「色即是空 空即是色」
あらゆるモノ 空である 實體はない
あらゆるモノ 常に變化し
一瞬たりとも同じモノでない
不安や苦しみなど實體はない

さう 讀み違へた
さう 讀み違へ
武藏を聖人にしたかつた

モノがある それを私は見る
これが「色{しき}」
モノゴトには もう一つの觀かたがある
それが「空{くう}」

私がモノを見る と云ふ體驗こそが
眞の實在 「空」

「色即是空」 色すなはち空
でない
「色」 即 「空」
「空」の觀かた
その體驗は一瞬
かぎりなく ゼロに近い
禪で云ふ「前後裁斷」
既成價値判斷 まつたく入らない
アッと感じるもの

『五輪書』 水{すい}ノ卷
【兵法の目附けのこと
觀{かん}・見{けん}
二つの目附け方あり】

武藏 「色即是空」
ちやんとわかつてゐた
モノゴトには
二つの みかたがある
2021/06/01(火) 晴れ


兵法三十五箇条


一 軍人は忠節を盡すを本分とすへし……
一 軍人は禮儀を正くすへし……
一 軍人は武勇を尚ふへし……
一 軍人は信義を重んすへし……
一 軍人は質素を旨とすへし……
『軍人敕諭』
八十年前 
少年たち 前文だけなら誰も諳誦できた

武藏
スポンサー細川忠利に 病牀から勸められ書いた
『兵法三十五箇條』
【兵法一刀の一流
數年鍛錬つかまつる處
今初めて筆紙にのせ申す事
前後不足の言のみ申し分け難く候へ共
常々覺えつかまつり候兵法の太刀筋
心得以下 存じ出づるにまかせて
おほかた書き顯し候者也】

柳生新陰流 免許皆傳 忠利には  
なぜ二刀持つのか 
まづこれを云つて置かねばならぬと
第一箇條 この道を二刀と名附ける事

二年前 門下生に授けた
『兵法書附』
これと同文あり
これをベースに
己の流儀 
柳生新陰流から見て どう見えるか
柳生新陰流と どう違ふか
念頭に入れ 書いた

【此道二刀として太刀を二ツ持ツ儀 ……】
つまり こう云ふのだ
二刀は太刀を片手で使ふのに慣れるため
實戰場面の例をあまた舉げ
劍術が道場に於るだけでなく
また一人に對するものでもなく
いかなる實戰シーンでも仕へる術でなくてはならない

<實戰シーンでも仕へる術でなくてはならない>
劍術 道場だけでやるもんぢやない
劍術 精神修業でない
活人劍 シャラクサイ 
武藏 本音 云ひたかつたのでは

山尾家の藏から出た冩本を活版しにした
顯彰會本の「兵法三十五箇條」
自筆とされてゐるが
この元本 現在 行方不明
また 宮本武藏『遺墨集』も自筆とされてゐるが
書跡は異なる

それは問題ではない

奧附
「なほ御不審の處は 口上にて申あぐべき也」
忠利に實際の技を示し
具體的に説明することを前提としてゐる

じかに技を見せられない
後世のために書き遺す五輪書の書き方とは違ふ
より高度で微妙な技の心得も記してゐる
それでいい

談餘
『兵法三十五箇条』
中身 三十六箇ある
一箇 餘分
誰か たぶん線香臭ひ御仁
「空」が好きな御仁
つけ足した
2021/05/31(月) 晴れ


自然免疫力


わがまち
コロナウイルス・ワクチン接種 
豫約開始
七十五歳以上 
五月二十三日から
一週間 經つた

「拙者 ワクチンはいらない
自然免疫力があるから」
武藏なら 斯う云ふに決まつてる
武藏
己の身體能力 よく承知してゐる

誰が描いたか あの 武藏肖像畫
あの細身の太刀 どれであらう
武藏の愛刀
無銘金重{かなしげ}
大和國往國宗{やまとこくじゆうくにむね}
和泉守藤原兼重{いづみのかみふじわらかねしげ}
了戒{りようかい}

長さから云へば
了戒
鍔 海鼠{なまこ}透か どうかわからぬ
いや よく見ると違ふ
畫家 鍔など どうでのよかつたか 適當に描いたか

二刀 落とし指{さし}
帶はせず 腰紐らしきもの
本身が鞘に收まつてゐたら 重さで落ちつかないであらう
繪描きの注文で 咄嗟にポーズしたのだ

了戒 刀身85.4p
からすると 武藏身長 185〜6p

長身である リーチ長い
柄まで入れて120p
身を乘り出し 片手で振つたら
2メートル四方 近づけぬ
一對多數戰 眼一杯 片手で振り囘しただらう

吉岡一門との決鬪
洛外 下松{さがりまつ}の決鬪
武藏 片手で振り囘しただらう
いや 二刀使つてゐたやも

吉岡一門が殘した『吉岡傳』
【無敵流の武藏 吉岡憲法直綱と戰つて引き分け
再試合を逃げ出す】
アレ 下松の決鬪 無い

養子が書いた『小倉碑文』
一對一で二度 勝ち
多勢對一でも勝つた

どちらかが嘘 ついてゐる
いや 兩方が嘘 ついてゐる
それは問題ではない

武藏 己の
身體能力 よく承知してゐる
暗默知{あんもくち}よく承知してゐる
刀は身體能力の手助けだけ

ワクチン 自然免疫の手助けだけ
最終的に勝ちを決めるのは
自然免疫力
2021/05/30(日) 晴れ


暗默知{あんもくち}


新撰組 
新選組
近藤勇 土方歳三
あるときは新撰組
あるときは新選組
と書いてゐた
撰も選も セン
大して氣にしてない

十手術
當初は實手術
十手と書かれても
大して氣にしてない

實手
折りたたみ式 
懐 帶に隱し持つてゐた
忍者 考案
常理流 繪卷に殘されてゐる
それが大型になり
新免無二 使つたのか わからぬ

それは問題ではない
武器を工夫したと云ふことだ
大工が道具を工夫するやうに

無雙流 二刀劍法 繪卷 殘されてゐる
當世 古流劍技を復古する
天然理心流 皆傳書
賊軍の汚名から逃れるため燒却
藏から發見されたわづかな文言から
かうではなかつたかと 復古する

どこまでできるか
身體で得た 會得したもの
復古すること

自轉車のこぎ方 
言葉で どう傳へる
どう書いて傳へる
直觀的・身體的・技能的な智識
暗默知{あんもくち}
子供 何度も轉んで 會得する

もう 人は斬れぬ
眞劍勝負はできぬ
から 型がつくられた
2021/05/29(土) 晴れ


講釋師 見てきたやうな嘘をつき


先にハショつた 
『沼田家日記』
巖流島ノ決鬪の顛末

【怒つた岩流門下の追撃から武藏 遁走
沼田延元に保護を願ふ
延元は武藏を城内に保護した後
鐵砲隊で警護し
豐後國に居住する無二のところまで送つた】

新免無二
十手術 使つた
無二の十手
江戸の世
八丁堀 岡つ引きの十手ではない

鉤{かぎ}が十字に延びた
かなり大きなものだつたのではないか
兩手で扱つたのでないか
はたまた 二本を兩手で扱つたのか

武藏 畫が巧いのだから
スケッチしておいてくれよ

一、
武藏の二刀流
無二の十手術から
二、
武藏の養父 無二に非ず
三、
武藏 根つから百姓の子
諸説ある

講釋師
一番 面白い説 選ぶ

講釋師 
時代の精神みたいなものと挌鬪し
時代を讀み解き
喝采を浴びる 講釋をする
見てきたやうに フィクションする

カンテレ(關西テレビ放送)
「大豆田とわ子と三人の元夫」
講釋師(脚本家)
時代の精神みたいなものと挌鬪し
時代を讀み解かうとしてゐる

武藏
あの時代 何と挌鬪してゐたのだらう
武藏
戰國の世 終焉の時代の精神と挌鬪し
時代を讀み解けたか

ちなみに
講釋師 見てきたやうな嘘をつき
コレ 講釋師の辯
2021/05/28(金) 晴れ


秀吉が<宮本武蔵>をつくつた


宮本武藏の天性 
磨がいた よき指導者 
誰であつたであらう

「小倉碑文」 
武藏の父
新免無二 十手術の兵法家
室町幕府將軍・足利義昭に召され
將軍家師範で扶桑第一兵術者の號を持つ吉岡某と
三本試合
一本目
吉岡某 勝ち
二本目 三本目
無二 勝利
將軍から
「日ノ下無雙兵法術者」號を賜る
武藏の父
將軍 お墨附きの日本一

武藏のY染色體 
實父 よくわからない
それは問題ではない
なぜ 養子に出されたか

武藏のY染色體  
生家 田原家 赤松一族
織田軍 羽柴秀吉に敗れる
田原家 體{てい}のよい地侍
要は百姓になる

養父 新免家 
同じ赤松一族
唯一 織田勢に加擔 宇喜多配下
武士として生き殘る

豐臣秀吉 天正十六年
刀狩り 兵農分離

武藏 生家に戻れば 百姓身分
親族 武藏を武士にしたかつた
で 新免家 養子へ

想定すれば 武藏 五、六歳
面構へ 身體能力 
竝々ならぬものがあつたのだらう
で 十手術の兵法家の下へ

刀狩り
多くの“宮本武藏”を生んだことだらう
2021/05/27(木) 晴れ


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