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日本人の體内でしか生まれない細菌

零下二度の朝燒に
雁首からショートピースの紫煙が立ち昇つていく

「成人の日」の高校サッカー決勝戰はよかつた
校歌がよかつた
草野心平と土岐善磨の作詞

はじめに母校の風土を愛で
風光明媚な郷土を誇り
終はりに誇りある若者であれと歌ふ
校歌の定番

このやうな校歌の定番が
他文明國にあるのか ないのか
淺學非才の徒は知らぬ

NHKドキュメンタリーが云ふ
日本列島が二つプレート移動による
<奇蹟の島>がどうかは知らぬ

人類は古代から細菌と終はりなき攻防を續けてゐる
古代日本列島では
人はどんな細菌と攻防してゐたのだらう

風土の食物の榮養素と共生で新しい細菌が出現すると云ふ
日本列島住人の食生活で
日本人しかない細菌が發見されたと 
異國の學者

[天皇]が
日本人の體内でしかな生まれない細菌
だとの異國の學者の假説はないか

新元號を迎へる日までに
日本人の體内でしかな生まれない細菌
[天皇]を日本人自身で發見しよう

2018/01/12(金) 晴れ


日本力士が勝つために


元旦の朝燒に
雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
吸はれていく

毛唐の良いところを學ぶのはもう飽いた
毛唐の惡辣さを學ばう

土俵の圓を十五尺から十六尺に廣げる
圓は一尺廣がれば、十尺の空間が廣がる
圓をよくわかつてゐる日本力士にはわかる
圓がわかつてない毛唐力士にはわからない
小柄な日本力士が有利の土俵にしよう

サッカーのフィールドも圓形にしよう
日本國が世界を制したときには

國粹爺は夢想する


★年賀状は「無銘刀」に掲載
2018/01/01(月) 晴れ


AIロボットが笑ふ


年賀状、私家版、事務所版つくり終へる
PDFをJPGに變へ、送信用にする
元旦、スタンバイ

煙管の雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
朝燒けに吸はれていく

京都のどこかのエライお坊さんは
來年の一文字は何と核、マチガイ、何と書く

武州の裏店のエラクない傘貼り浪人は
字餘りを何と書く

モンゴロイド、ネグロイド、コーカソイドの區別なく
毛唐の最良の精神は
日本列島をめざす
來年から、この手の國粹爺が増殖する

戰前の、この種の國粹爺が
軍人をけしかけた
陸海の手柄爭ひで
海軍の暴走を誘つた

武州の裏店のエラクない傘貼り浪人の
來年の字餘りは「戰爭」か

いや やめておかう
人間サマが一度なりとて來年を豫想できたかと
AIロボットが笑ふ
2017/12/29(金) 晴れ


若さの祕訣


一年で一番、陽が短い日
雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
朝燒けに吸はれていく
(ロングピースは嫌ひだ。人を劣化させる)

ここに一册の本がある
書かれた字面の「思想」「論理」「テーゼ」
そんなものは歴史學の天秤にかけておけばよい

血反吐を吐いて書いた本がある

眼{まなこ}を閉ぢなければ見えない
「眞實」「美」「本質」
眼を目一杯開いて見えてくる
「現實」「醜惡」「現象」
そんなものは文學の天秤にかけておけばよい

ここに、血反吐を吐いて書かれた本がある
「思想」も「現實」も度外視した
何かが、彼岸から何かが來るのを待つてゐた本がある

聲を出して 讀んでわかつた
聲に出してみて わかつた
三十七前に讀んだ本

昔の自分を 今の自分にリライトする
コレ、若さの祕訣

また云はれてしまつた。「お若いですネ」
2017/12/23(土) 晴れ


信じ切れることの明るさ


大腸ガン檢診用の糞の一片は「便中ヘモグロビン(−)」
醫師から餘命三十年と宣告された(呵呵)

「ゆく河の流れは絶えずして」の御仁も、三十年後の世を想像できなかつたらう。
「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて」の御仁も、三十年後の世を想像できなかつたらう。

世の流れの三十年先はAIに任せよう。
拙者は五感だけで前に進むことにしよう。


「読書余論」 2017年9月25日配信
▼小松左京『虚無回廊 I & II』1987
小松左京『虚無回廊 I & II』徳間書店1987-11pub. 初出は1986〜1987
 ※AIを超えたAE(アーティフィシャル・イグジスタンス)を空想した作品が小松左京にはあった、と徳間の編集者の人から聞いていたわたしは、このたび、それが書かれているらしい本作の古いハードカバー版をアマゾンで取り寄せて読んでみた。ファンの人には申し訳ないが、わたしは小松左京を買い被りすぎたようだ。日経の『小松左京自伝』を先に読めば、この未完成作品で何を書きたかったかはほぼ予測できる。
※ の箇所は軍学者のコメント

 人工知能は、いくら性能をよくしても、ついに人間の道具でしかない。これからは人工実存をターゲットに開発する。
 コンピュータの中に、心ではなく、魂を持たせる。
 自分の存在を自覚し、この宇宙の中における使命を自覚し、それへむかう。
 人工実存のハードウェアに、自己修復、自己改良、自己複製のシステムを持たせる。
 その魂も複製できるような。
 それによって、人間が自然から与えられた有限の容器〔=生身の肉体〕から人間の知性と魂は解放されて「永生」を獲得する(p.56-7)。
 ※その魂ならば何十光年離れた外宇宙へも寿命を気にせず「探査」に行ける。そこで複数の地球外知性と接触できると考える。接触したあとどうするのかといえば、小松はまるっきり戦後民主主義のホームルームのようなことしか考えてない。宇宙政府のようなもの。それは『自伝』から分かる。小松にどうしても書けなかったのは、その「場」を設けたのは「宇宙の神」なのかどうかということ。神でなければ何なんだという疑問を読者は持つ。小松はその回答を死ぬまで用意できなかった。
 (以下は割愛)

☆ひとは信じ切れることの明るさしか殘つてゐない、のかも知れない。
(☆の箇所は拙者のコメント)
2017/12/18(月) 晴れ


ショートピース、一個ください


ショートピースが切れた。夜が明けたらピーカンでも買つてこようか。ピーカンなら五週もつ。

四つ切にしたやつを煙管の雁首に詰め、キーボードの前で、言葉が途切れたときとかに吸ふだけだで、一週間に十本ほどあればよいから。
止めておかう。週に一度の「ショートピース、一個ください」はリフレーンになつてゐる。

だれもがリフレーンは持つてゐる。
詩人や唄人のリフレーンは時代の的を射ることがある。

愚息を“有名幼稚園”に入れるため引越したボロ一軒家で、一三〇萬人分の一としてレコードに針を落とした。立川驛前の電氣屋から月賦で買つた値が張つたステレオから 
♪氷の世界 氷の世界
耳を聾するばかりに身を包んだ。
「荒地」は終はつてゐたとのリフレーンが身を包んだ。
これも時代の常。
♪まわるまわるよ 時代はまわる

「平成」の最後から二番目の年が暮れていく。今年のリフレーン大賞は何だつたらうか。だれもがリフレーンは持つてゐる。
2017/12/13(水) 晴れ


[十二月八日]を忘れてゐた


【臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。
大本營陸海軍部、十二月八日午前六時發表。
帝國陸海軍は今八日未明 西太平洋に於てアメリカ、イギリス軍と戰鬪状態に入れり】

あの日の[體感]がないせいであらう。腦内の出來事。この日の忙中で腦内のデーターが出てこなかつた。
腦内はAIとかに任せ、人間は[體感]だけを磨けばよい。

日本武道具さんの「Face bookで書かなかつたこと」に一筆
先月の「風」につづいて「骨」
http://www.budoshop.co.jp/Japan-toppage.html
2017/12/09(土) 晴れ


さうだ、明日は年の一度の病院へ行く日だ


郷里の井戸水の産湯に滲かつた
ウン十年前の、その日附が過ぎていく

七五三祝ひの五歳の自分
鼎談が掲載された本での自分
二人の自分冩眞

ヘンリー・ミラーは少年時代の自分の冩眞と
八十歳の自分の冩眞に言葉をつける
「とにかく、<とも>にこれから何かがはじまろうというのだ」》

二人の自分冩眞を眺めて
これから<ともに>はじまろうとする行き先を想像する
できはしない
はじまるのではない

第一次世界大戰後
歐州で現代詩と稱せられる歌が現れる
《人間の肉体が悲しいのは
第一次世界大戦までのことである》
それは
《そのあとは雑音を出す機械となって
うつろな悲鳴をあげる物質となって
あらゆる心象が破壊された》
『四千の日と夜』の詩人は歌ふ

日本に現代詩と稱せられる歌が現れたのは
第二次世界大戰後
詩人たちは「荒地」に肩を寄せ合つた

詩人は歌ふ
《「死者の証言は多面的である」と「レイテ戦記」の作者のエピロードで断言する
ならば生者の証言は一面的である》

<ともに>死者になるまで
一面的な證言を繰り返し
下部へ、根へ、萬有の母へ
<ともに>降りてゆくのだ
はじまるのではない

さうだ、明日は年の一度の病院へ行く日だ
今年から大腸ガン檢診用の糞をもつていく
嗚呼、マッチ箱が懐かしい
2017/12/06(水) 晴れ


[特攻]が爆沈させたもの


三島由紀夫より一年前の
三島由紀夫の祥月命日、十二月二十五日に生まれた
詩人の『共同幻想論』
讀まない奴はアホだとの時代の中で讀んだ
さつぱりわからなかつた

坂井三郎さんの聲が耳底から消えない
だれも「天皇陛下萬歳」なんて云つて死んでいかなかつた
みんな「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」

藏書印を押され屋根裏で朽ち果ててゐた
『共同幻想論』が蘇生した
「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」
と叫び聲を上げた

《「段々降りてゆく」よりほかないのだ。飛躍は主観的には生れない。
下部へ、下部へ、根へ、根へ、花咲かぬ処へ、暗黒の満ちる所へ、
そこに万有の母がある。存在の原点がある。初発のエネルギイがある。》
『共同幻想論』の詩人と「試行」を創刊した詩人の歌

反日共の全共鬪運動の理論武裝の核となつた二人の詩人の
原點は
「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」

繩文土偶の多くは子を腹に孕んだ女の偶
收穫の豐穣を願ふ
天皇が出現する一萬年前の
繩文時代と稱される古代日本列島人は
どんな言葉を話してゐたであらう
どんな狩獵の仕方をしてゐたであらう
どんな耕し方をしてゐたであらう
どんな信仰をもつてゐたであらう

そこからしか[天皇]は見えてこない
そこからしか[天皇]を見てはいけない

[特攻]は
天皇教武士道を自爆させるために飛び立つた
「おかあさん」かあちやん」「おつかー」
の一言を後にして
天皇教武士道を爆沈させた

2017/11/30(木) 曇り


多摩靈園の天空は鳥一羽飛んでゐなかつた


十一月二十五日
三島由紀夫の眠る墓に
花束を抱へた乙女。老いた元楯の會會員らが
手を合はせ語りかけてゐる。

過ぎし日、墓前で今上天皇は何を語りかけたか
過ぎし日、墓前で切腹、介錯を目の當りにした東部方面元總監は何を語りかけたか

多摩靈園の天空は雲ひとつなかつた。

《まるい空がきれいに澄んでいる
鳥が散弾のやうにぼくのほうへ落下し
いく粒の不安にかわる
ぼくは拒絶された思想となって
この澄んだ空をかき擾{みだ}そう》

そのむかし、空を仰いで口遊さんだ詩の一篇
三島より一年前の十一月二十五日に生まれ、五年前沒した詩人は云ふ
「三島さんは、多分、ぼくの考へですけれども、
インドへ行つて、インドに於るイスラム教のあり方みたいなものを見て、
佛教も混かうしてゐるわけでせう。
そこの所で、天皇と云ふものを國際的觀點から再評價したと思ひます。
それがぼくは三島さんの自殺當時判らなかつたのです。
三島さんが國際的な視野を持つてきて、
インドとか近東とかさう云ふ所の祭政一致的考へ方、
それだと思ふんです。
それ以外に日本なんて意味ないよと考へたとぼくは思ふんです」  

さう何ですかと語りかける
多摩靈園の天空は鳥一羽飛んでゐなかつた。
2017/11/26(日) 晴れ


憂国忌の案内が届く


東 孝さんの大道塾池袋本部道場の応接室の眼下に廣い墓地が望める。
東さん、この光景が氣にいつてゐると、そのむかひ語つた。
都會の中での沈{しん}とした靜けさは贅澤な光景だ。

生者は死者に敵わない。
さう想ふ者には沈とした靜けさに身を包むまれる。

墓地には
何事も語らない靜けさがある。
この世の初めも祕めた沈とした靜けさがある。

多摩靈園の三島由紀夫の骨が眠る10區1種に
西郷從道、平沼騏一郎も眠る。
サザエさんの長谷川町子も。

三島由紀夫とて何事も語らない。
勝手にこちらが語りかけるだけだ。
四十七年忌は何を語りかける。

「海ゆかば」は良い曲だ。好きな曲だ。
歌詞をともなひ、<天皇教武士道>を美しくパッケージした。

兵頭二十八さん、山本伊左夫さんと出會つてゐなかつたら
<皆>と「海ゆかば」を唱和してゐたらう。
2017/11/23(木) 曇り


軍國老人の歌


背筋伸び足健やかな九十四歳支那に戰ひしと言う

大陸の戰いを語る九十四歳その時ばかりは生き生きとして

御縁のある會津若松の御仁から歌集が屆いた。
『不死鳥』
最終章の「老人」からの二首。

憂國の心(歌)は死なず
この通奏低音が
會津落城の地層から湧き上がるやうに流れてゐる

無粹の己も
九十四歳になつたら和歌を詠んでみようか。
通奏低音に流れてゐるのは何であろうか。

我が家の前を連なつて走る進駐軍戰車。
チョコレートを持つて近づいてきた海兵隊將校。
通奏低音に流れてゐるのは
遲れて來た青年。
2017/11/14(火) 曇り


後期高齢者たちはどう生きるか


衆議院本會議中、立憲政友會濱田代議士と寺内陸相の「割腹問答」。
「速記録を調べて私が軍を侮辱する言葉があるなら割腹して君に謝罪する。
なかつたら君が割腹せよ」
昭和十二年。この年、二・二六の北一輝らが死刑。日本軍が上海を占領。
『日本少國民文庫』の最終刊。『君たちはどう生きるか』が刊行。

賣らんかの外連味もなく、讀みたいと云ふ感情を高ぶらせる。
筆者の切々たる願ひが手に取るやうにわかる。
少年が、軍國少年が理屈拔きで渇望する答へがありさうだ。
心を鷲掴みにされる題名。
概念(コンセプト)が一目瞭然。

『後期高齢者はどう生きるか』
ヘタレした題名だ。平和ボケ老人が讀みたさうな題名。
軍國老人が渇望するのは
『後期高齢者はどう逝くか』

シナリオで肝腎なのは必ず對立するコンセプトを明確にする。
『刄隱』DVDのシナリオに彫心鏤骨。
   
2017/11/11(土) 晴れ


老いの[空間場]


さきほど武道通信かわら版をアップした。
「まぐまぐメールマガジン配送完了」のメールが屆く。2017年11月5日 6:27
老いの習ひ、「夜討ち」は苦手になるが「朝驅け」は得意となる。

老いの習性もあらうが、「日の出」の[場]が氣に入つてゐるのだらう。
そぎ落とした己の素裸と向き合ふ氣がする。

「ただこの場所で出會つたあなたと呼吸し、笑ひ、踊り續けるのだ。ありのまま(然)に。」
きのふ、知人の「空間詩」の[場]に身を置くためJR中野のギャラリーに出向く。

感じるもので、理をこね囘し、言葉にする必要はないが、編輯屋の習性。タイトルをつけた。
「遊 少年の夢のかけら」

武道通信かわら版はネットの置いた[場]である。
ギャラリーと違ひ、地場でないから3日で消えはしないが、配信者には「いますぐ送る」をクリックする、一瞬だけが武道通信かわら版の[場]である。

11月25日が巡つてくる。
多摩靈園の平岡家の墓前が三島由紀夫と再會する[空間場]である。
三島と杉山しか入れぬ、雜多で入れぬ[空間場]

老いて感知する時空。廣くもなければ<ゆがみ>もない。ただ偏屈。
2017/11/05(日) 晴れ


[世界の記憶]と[日本の記憶]


ふた昔のJapanは
Fujiyama Geisha Harakiri
いまは知らぬが、
西歐系毛唐の固定觀念は變はらない。

日本列島の獨特な地勢。そこで熟成されたシンボル的な女と男。
他人の目は瞬間的に本質を見拔く。

西歐系毛唐が
Memory of the World」に
[Bushi]を登録する日は近い。

百年後の[日本の記憶]に登録するため
『刄隱』DVDのシナリオに彫心鏤骨。
2017/10/29(日) 雨


[保守]つてなんですか?


わがまちの十八歳からメール。
●●黨は殺したいほど嫌ひだから 好きでもない○○黨に入れた。
◆◆黨は蟲酸が走るから 好きでもない○○黨に入れた。
▲▲黨は小蠅のやうにうつとうしいから 好きでもない○○黨に入れた。
センセイが投票しろ、しろと云ふから。颱風の中、投票所へ行つた。

末尾に質問。
「保守つてなんですか」

「十人十色」と答へ、
あとは自分で考へろと返信しておいた。


拙者も「保守」の枠にくくられるのであらう。
傳統を守るのが「保守」だと云ふバカもゐる。
九條を守れ!も「保守」だと云ふキチガイもゐる。

世の一切の出來事、物事、見える物
諸行に常は無い。
これが保守の眞骨頂。

一つの時代區分で
善、惡のレッテルを貼つてもせん無い。
それでも武士は
變はらぬモノがある筈だ。あると信じたい。
武士の道は紆餘曲折した。

武士が絶滅人種になつて“化石”を掘り出し、わかつた。
武士が變はらぬモノと信じたモノが。

これを映像化するには、どんな臺本を書けばよいやら。


談余
颱風や 乘り換えどもの 夢のあと<凡人>
2017/10/23(月) 晴れ


俗に云ふ生體エネルギー


十年ほど會ふことのなかつた御仁にバッタリ。
「變はらないですね」
五、六年ほど會ふことのなかつた御仁にバッタリ。
「變はらないですね」

變はらないわけはない。
寢牀から拔け出し、洗面臺で口をゆすぐ。鏡の中に見知らぬ、老いた男の顏が冩つてゐる。

日本刀を振るふ。
きのふは雨天、家の中で振るふ。天井に當たるから正坐して振るふ。

俗に云へば生體エネルギー
杉山流に云へばビックバンがなぜ起きたかを説くエネルギー。
宙{そら}からの
生氣エネルギーが劍先から流れ込んでくる。
頬に刀身を觸れさせる。
當てた箇所を拭ひ鞘に收める。

生體エネルギーは成人してから急速に衰へていく。
衰へを多少なりとも鈍化させる術をどの文明も考へてきた。

武士が刀を腰から離さなかつたはけはこれだ。
これを映像化するには、どんな臺本を書けばよいやら。
2017/10/22(日) 雨


「シナリオの書き方」の本でも手にしてみるか


讀み終へて閉ぢて、立ち上がれない本があつた。中學時代。
教室内で讀み囘しされてゐた本が囘つてきた。
『点と線』
裏庭の葉隱の下に置いた、海水浴に持つていく折疉みの寢椅子。
寢椅子からしばし立ち上がれなかつた。

これを機に漫畫を卒業し[本]となる。
「文學は教養だ!」との顏をした世界、日本文學全集が家にあつた。
何氣なしに手にした一册。『罪と罰』
矢張り折疉みの寢椅子。しばし立ち上がれなかつた

本の中身にしびれたのではない。
こんな本を書く奴がゐたんだ。

生き過ぎた歳して、立ち上がれない本に出會はう。
ふとしたきつかけで手にした一册。
もう、生き過ぎた歳になると、ふとしたきつかけでしか本を手にしない。
映畫人に纏はる本。

生き過ぎた歳になると、一氣に讀み終へる生體エネルギーはない。
五十頁ほど讀んで、立ち上がれなくなる。また二、三十頁ほど讀んで、立ち上がれなくなる。ジッと天井を見上げる。
生き過ぎた歳になると、椅子ではなく寢牀(ベット)から。

本の中身にしびれたのではない。
こんな本を書いてゐた御仁がゐたんだ。
映畫が手のひらに乘る世になつても。

『刄隱』をシナリオ仕立てにすることにする。
「シナリオの書き方」の本でも手にしてみるか。
2017/10/16(月) 雨


祭りだ、祭りだ、和一処(ワッショイ)!


政{まつりごと}は「まつり」が出典。
アベを担ひで和一処(ワッショイ)、和一処(ワッショイ)
コイケを担ひで和一処(ワッショイ)、和一処(ワッショイ)
(うるさいから他は省略)

十六年前、担がれ、ミコシになつた。
國政選舉舞臺を幕の端から覗ひた。
選舉は「まつり」と知つた。
同じアホなら乘らなきやソン、ソン。
愉しかつた。

日本初の公選入札{いれふだ}(選舉)は凾館、五稜郭。
西洋かぶれエノモトの蝦夷共和国選挙。
出自が武州多摩農民出の土方歳三が當選した。    
五稜郭の入札は「まつり」ではなかつた。
選舉民、明日の命がかかつてゐた。

十八歳のいまの世の若いモン
今囘の入れ札に
明日の命がかかつてゐるの知つてゐるのか。

歳三、十八歳。松坂屋上野店を追ひ出され
左の袂の右拳に希望を握りしめ、
右の袂の左拳に絶望を握りしめ、
己は何者になりたいのか、と自問してゐた。

2017/10/12(木) 晴れ


日本武道具さんへ一筆


日本武道具さんの「Face bookで書かなかつたこと」に一筆

「燒入れ」が日本人を誕生させた」 
http://www.budoshop.co.jp/Japan-toppage.html
2017/10/07(土) 曇り


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Colorful Diary Falcon World