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未来と原点


bP65 
【かつて猪木の異種格闘技のジャッジ務めた
鈴木庄一・本誌顧問が推理・分析
展開は?結末は?どうなる】
猪木vsスピンクス 前田vsニールセンだ

要約する
9月5日発表の席 新日本プロレス・辻会長(元テレビ朝日編成局長)
「不評だったアリ戦の二の舞はするな」
猪木「明白に優劣がつく戰いとなろう」

鈴木さん 問題はルールだとし スピンクスはグローブつけ 猪木は素手
3分10回戦で落ち着くか?
レスラーとボクサーの戦いの常套展開を述べたあと 
猪木は延髄斬り ハイキック ローキックの蹴りが有効
キックされたことのないボクサーはキックに弱い
スピンクスは柔らかいマットでフットワークを十分に使えない不利
異種格闘技の経験のある猪木 この差が大きくでそう
猪木にとってマイナスは少ない

前田はマーシャルアーツ(米国プロ空手)との試合は初めて
ニールセンもプロレスラーとの対戦は初
その真価打診の面から猪木vsスピンクス戦以上に興味

彼の師ユキーデ流のファイトは想像つく
私は当時解説者として ユキーデのその一派のファイトを日本 米国で見た
得意技はスピンキック ユキーデのダイナミックなキックが目に浮かぶ

やはりここでもルール
一番望ましいのは融通性を持った
両者が了解し得るオープンルールではないか

キックの破壊力では 足が長く太い前田が上
前田がパワーで圧倒する可能性が高い
前田が本格的なニールセンのキックにどう対応するか
踏み込んでのキック勝負と見るが……

「週刊時評」 鈴木さん 毎週書いていた
この当時は社には来てなく“在宅ファックス”であったか
今週は 当然 このテーマ
冒頭
≪「やっぱり……」私はアントニオ猪木の真意を知って感銘した≫
何に感銘したか
新日本プロレスでも賛否両論 一部中枢は賛同しなかった
何をいまさら異種格闘技戦だと

社長室長・倍賞鉄夫が私に言った
幹部会で社長(猪木)は
「このイベントは将来の新日本プロレスを担うリーダー 中心レスラーの登竜門で その道を開くためにあえて行う それを理解してほしい」
冒頭の「やっぱり」は その意味

同号に久々に 「テーブルマッチ」
9月16日 大阪城ホール 猪木―ブロディ戦 あとロイヤルホテル

村松さんの言うところを要約すると
プロレスは一時の繁栄からやや勢いが衰えつつある
猪木・前田の異種格闘技戦 輪島 琴天山 長州
すべてを動員して業界が必死になっている
でも「プロレスとは何か?」が抜けている

前田を中心に そこからはみ出そうとするUWF
輪島 琴天山など従来のプロレスを展開しようとする
二つの流れ
しかし はみ出すにしろ 展開するにしろ
原点はプロレスとは何か
を誰かが設定する必要がある
その意味から今日の猪木―ブロディ戦は
これがプロレスの原点だ という凄い内容だった

そうか 二人がワインを酌み交わしている その夜の写真
ふたりとも いい顔して笑っている

記者は プロレスの未来を
作家は プロレスの原点を
2023/09/28(木) 晴れ


ドン・ナカヤ・ニールセン


幸運な偶然もあるし 不幸な偶然もある
生まれた地べた 両親を選べないのは宿命
宿命に偶然が重なるのが人生か
なら必然とは
原因と結果の連鎖か
傘張り浪人風情にはわからぬ 

−−−−−−★−−−−−−
bP62 9/16
10・10 INOKI祭り 会場設定難航
レオン・スピンクスは決まり
他は決まらない
bP61の後追い

ハウンド・ドックのファン 前田日明 「夜のヒットスタジオ」出演
俺の手の中を飛び出し UWF 前田日明
時代の風に乗る

bP63  9/23
10・10 INOKI祭り
10・9 両国国技館 INOKI闘魂LIVE
前田の挑戦者に全米キックボクシング・チャンピオン
日系二世 ドン・ナカヤ・ニールセンの名が………

前田から電話
「ドン・ナカヤ・ニールセンってどんな奴 調べて」

俺 社からさほど遠くない 超マイナーな出版社へ出向く
オンボロアパートの一室
それしか記憶にない
ニールセンの試合データ 掴んだかもわからない

bP64 9/30
【前田が戦うニールセンの正体】 
巻頭カラー
10.9異種格闘技戦第一候補
DON NKAYA NIELSEN
ニールセン 週プロ7/1 前田−藤波戦表紙 手にして微笑む
9:11LOS ANGELES
≪前田の異種格闘技戦の相手の第一候補に挙がったニールセンをロサンゼルスでキャッチ。本誌特派員は「前田VS佐山戦」のビデオを持参し、ニールセンに見させた。見終わってニールセンは不敵な笑みを浮かべ、言い放った。
「マエダはオレニ勝てないよ≫
写真@ インタビューの折り 人差し指を立て笑顔
カイロ・プラクター(整体術師)の仕事もしているが1日3〜4時間は必ずジムで練習しするという (ベニー・ユキーデのジム)
写真A自宅で前田のビデオを見る「マエダのキックは遅い、オレはもっと早いよ」
写真Bニールセンが提供してくれたKO勝ちをしたもの
写真Cファイティングポーズのアップ
写真Dインタビューしたニールセンがよく行く寿司バーの前で

グラビア 3ページ
【これがマーシャルアーツだ!
前田はどんな格闘技と戦うのか?】
写真・資料提供/スポーツライフ社
あっ 前田に尋ねられ 俺が出向いた出版社 ここだ!

本文 ニールセン インタビュー
【マエダよ、ヒジとヒザを使わせてくれれば
サブミッションもOKだ!!】
要約:日系三世 26歳 クルーザー級US王者(4回防衛)4
10歳から空手 ハイスクールは柔道・レスリングに熱中

オレは日本でプロレスラーと試合をすることなど何も聞かされていない
ただベニー・ユキーデから日本に行くことになるかも…と…は聞いていたな
WKA会長の方へ話は来ているかもしれない
(WKA=ニールセンが所属しているマーシャルアーツ団体)

前田はサブミッションが得意 の質問に
ハイスクール時代 アマレスをやっていて2年間チャンピオン
グランドでも大丈夫 でもそこまでいかない内にKOできる

試合はやはり3分1ラウンドのボクシング・ルールがいい
マエダはグローブはつけたがらないだろう それならパンチはなしだ

−−−−−−★−−−−−−
ベニー・ユキーデ 三回 来日している
「格闘技通信」 はじめのころ 表紙にし特集組んだ
ユキーデの写真 データ スポーツライフ社から
借りた(買った)のではないか
2023/09/27(水) 晴れ


異種格闘技戦


bP61 9/9
【10・10猪木vsLEON SPINKS
アリ神話を破った男
異種格闘技戦】

レオン・スピンクス 33歳
モントリオール・オリンピック ライトヘビー級 金メダリスト
翌年 プロデビュー 
この男 一躍世界中に その名をとどろかせた
モハメド・アリに挑戦
オッズ アリ:7 レオン:1
ゴングが鳴るや レオン“世界最強の男”を終始圧倒
2−0の判定で勝つ
十年前 猪木vsアリ戦 
これも因縁か

「異種格闘技」
誰が名づけた?
「格闘技」 俺が名づけたが
「異種格闘技」 俺ではない 猪木でもない
まあ いい

異種格闘技戦 はじまり
黒船である
ペリー提督 二度目の来航 日米和親条約
嘉永七年(1854)
レスリング・ボクシング選手でもあった米兵と相撲力士
力士 圧勝

ほかに
相撲の横浜巡業に現れたイギリス人に 三段目時津風宗吉
これも圧勝
身長2メートルを超すインド人に 160cm のチビッコ力士
これも圧勝
どうも体力ハンデを克服したのは頭づきのようだった

明治になっても
アメリカ合衆国前大統領 ボディーガードのボクサー
天覧相撲試合に無理やり飛び入り 
鞆ノ平関 殺人技鷹無双で半殺しに

フィラデルフィアの野球場で大錦関 ボクサーを絞め落とす

ロシアの最強レスラー ジャハーリン 
講道館柔道二段 内田良平
ニコライ二世をはじめ皇后アレクサンドラや閣僚 軍幹部や各国公使等も参列 
内田 小内刈りで相手の態勢を崩して投げからの十字固めで相手の腕を決る

相撲 柔道 強かった

−−−−−−★−−−−−− 
猪木の相手 レオン・スピンクス 本誌独占 速報
鈴木庄一 本誌顧問 猪木から直に聞き出す

鈴木さん 元日刊スポーツ運動部長 力道山時代からの記者
東スポの全日担当Y氏 新日担当のS氏など 鼻たれ小僧使い
俺がプロレス担当になったと 同時に本誌顧問に
偶然と云う幸運
プロレスオンチの俺 鈴木さんの業界バナシ 大いに参考になる

鈴木さん 新日本派
新日本来日外人 強引に聞き出す 
「ゴング」 全日本と“癒着”しているからとのこと

全日本 最初のイチャモン 鈴木さん標的
新日本贔屓だと
俺 読者の六割強 新日本贔屓と突っぱねる

鈴木さん 酒の席 “自慢話”
京マチ子 俺にせまってきた
話 前後 つじつま合わせると
力道山番に近づいて 力道山に近づきたかったらしい
あの当時 力道山の威力 絶大だったんだ
2023/09/26(火) 晴れ


どこまでが実で どこまでが虚か


bP60も劇画
【それは、恐怖の記者追撃劇からはじまった
本誌ハワイ取材記者、倉森の恐怖の証言!!
河口 仁が激画で再現! ブロディ怪行動】

ときは八月九日 ところはハワイ
サモアの女性プロレス プロモーター主催
「ホット・サマー・ナイトU」
日本選手 猪木以下六十名
外人選手 ザ・シーク マークルーンらオールドタイマーばかり
試合後 バスの中で猪木が
「あーぁ バック・ツー・フューチャーしたいよ」とジョークを飛ばす
現役バリバリの大物はブルーザー・ブロディただ一人
だが ブロディ リングに上がることはなかった
通路の隅でジッとリング上に目を凝らしているだけだった

事件 その一
ブロディ 会場入り
ハワイ遠征前にサンアントニオの自宅に電話 入れている
週刊FのI記者 ブロディに話しかける
ブロディ 変わった様子ない
が ブロディ 選手たちの反対側の控室に
して 入ったまま出てこない
倉森 ドアを少し開け 覗いてみると
バットニュース・アレンと何か話している
その内 新日本関係者が入っていく
倉森 新日本と接触があると睨んでいた
ブロディ 昨年 新日本とはトラブルを抱えたままだ

同じく そう睨んだI記者 控室へ向かう
倉森 スクープ写真を取られてはと 控室へ向かう
控室へつづく通路の角を曲がった瞬間
控え室からI記者が出てきた 血相が変わっている
と 突然 ザンバラ髪に 素っ裸のブロディが現われた
倉森 I記者と同じく 脱兎のごとく逃げだした
追いかけるブロディ
倉森 カメラ二台と付属品を抱えた重装備だったが
無我夢中で走った
その様子を通路で見ていたG誌K記者も一緒になって逃げた
倉森とK記者 二階に上がる通路へ一目散
I記者 そのまま直進 が 行き止まりだった

あやうく難を逃れた二人に
ブロディの怒号と何かが壁に叩きつけられる音
二人の脳裏には 床に横たわるI記者の姿が
恐る恐る現場に戻った二人
憮然とした表情で立ち尽くすI記者
無事の姿のI記者を見て ホッ
しかし I記者の手には 見るも無惨にブチ壊されたカメラ

事件 その二
翌十日
午前中にアラモナ・ショッピングモールで買い物を済ませ
昼食後の二時半頃 山本小鉄 古舘アナらとワイキキビーチへ
3:00PМ 
そのとき 赤のタンクトップ゚ グリーンのショートパンツ
白いソックスにジョギングシューズ
ブロディ
日光浴しているショートパンツだけの猪木の背中
バーンと叩く
ブロディ 一方的にしゃべりまくった
二人の距離 ほぼ30〜40cm

猪木 後日談
「何言ってるかわからなかった」
が ブロディ 九月 新日本リングに上がる

事件 その一 素っ裸のブロディ 
控室で素裸を撮られたと 勘違いしたのか
事件 その二 まくし立てるブロディ
新日本との金銭トラブルか

なにがなんだか さっぱりわからぬ
なにがなんだか さっぱりわからぬ のには理由が2つある

どこまでが実で どこまでが虚か
2023/09/25(月) 晴れ


何が正義で 何が悪か


「怒っていいとも!」 復活したんだ
血相変えた日本人女性 出現で

bP59 「怒っていいとも!」
8・7(現地時間) 輪島、米国デビュー

《カメラマンR女史 リングサイドに陣取り、第三試合あたりからリング上の熱戦を激写しておったわけです。
と、突然、血相変えた日本女性がR女史の前に現れた。うぉーお、これがミセス馬場、つまり馬場夫人だったのです。
「アンタ、誰よ!」
ミセス馬場は、いきなり語気も荒くR女史に迫りました。そして「さァ、出てって!アンタには写真を撮らせないワ!」とガナリ立てたのです。
そう言われても、R女史は、この東洋人のオバサンがなぜ自分の仕事を邪魔するのか分かりません。
「冗談じゃないわっ、こっちは仕事で来てんのよっ!」
と女同士の場外乱闘が始まったのです。これを見て、慌てて中に入ったのが
当日のリングアナを務めるリック・スチュアート氏。「まァ、まァ、いいじゃありませんか」
しかし、ミセス馬場は収まりません。R女史に向かって「あんたベースボール・マガジン社の人間でしょ!」
スチュアート氏には「この女はイノキの一味よ!」とエライ剣幕。
ともかくも泣く子とナントカには勝てず、リングサンドから追いやられたR女史。さすがに腹にすえかねてオコーナー氏に詰問しました。
その返事「まァ、これはなんちゅーか、非常に政治的なコトでね。きょうはミセス馬場の顔を立ててやってよ、ね」
R女史が、こうした妨害の中 アリーナ1階の観客席から撮った写真は来週の本誌を飾る予定です。お楽しみに。》

馬場さん コレ讀んだら 辛かったろうな

R女史 語る
≪リング上に上がっていた時間は圧倒的にミスター・ババの方が長かったわ。
ワジマはほんのちょっと出ては技をかけるだけ。試合の出来? あのねェ、
カンザスのファンは目が肥えているの。彼らの好きなレスリングスタイルは
“ブラッド&ガッツ(血と根性)”なのよ。ブロディーのファイトが受けるのもそのせい。だからカンザスのファンにとってワジマの試合は、ただの前座ね。日本のファンはどう思うか私が知りたいわ」≫

某スポーツ紙 「輪島激勝」と書いていた
これが 業界紙の宿命 

元子夫人の正義からすれば 週プロ 俺は悪
週プロ 俺の正義からすれば 元子夫人は悪
何が正義で 何が悪か

好きか 嫌いか 欲しいのか
それだけの問題か
2023/09/24(日) 晴れ


勝負あった


【これが輪島・米デビュー戦の真実だ!】
3ページ目
画/1 2 3のキャプション

馬場は自分のファイトをエプロンにいる輪島に見せ、教えているようだ。
輪島は先ほど馬場がやったと同じようにトーホールドを決める。
この観客を無視した「プロレス・イロハ」の試合に観客席からブーイングがおこる。

4ページ目
画/1 2のキャプション
「黄金の左碗」から繰り出したラリアットは、お世辞にも見事だといえるものではなかった。ただ「スモウ・タックル」は、やはり決まっていた。フィニッシュは方エビ固め、輪島の出番は2回だけの、わずか6分ほどのデビュー戦だった。

本文/リングを降りて、ドレッシングルームへ引き返していく馬場と輪島に対して3000人の観衆の反応は、ややシラケ気味。たった6分ということもあるが、この試合は日本の元スモウ・レスラーのチャンピオンのデビュー戦といったエキサイティングなものでなく馬場が言ったとうり“予行演習”といった色合いが強かったからだ。
 試合の内容は、そんなことどうでもいい。今日は輪島がレスラーになったという証拠だけが必要だったのだ。
 
試合結果:第4試合 タッグマッチ(30分1本勝負)
G・馬場 輪島 VS アースクェック・ J・R・ホッグ
○輪島(6分48秒 片エビ固め) ●ホッグ


輪島がレスラーになった証拠写真
東スポ ゴング 掲載したろう
東スポ記者 ゴング編集者 
週プロ 【これが輪島・米デビュー戦の真実だ!】読んだろう
全日本/新日本/UWF/維新軍レスラーたち
これ読んだろう
専門誌讀むプロレスファン これ買って読んだろう
本屋で立ち讀みしたろう


取材拒否には劇画で
劇画が勝った 勝負あった

本誌が派遣した米カメラマン
アメリカ人女性カメラマン R女史
フリーカメラマンとして
長年、カンザス、セントルイスの会場の出入りし
プロレスを撮りまくっている
当然 どこの会場も顔パス
当地カンザスシティーのボスのボブ・ガイエル氏や
輪島のコーチ役オコーナー氏とも友人の間柄

彼女 当日 メモリアルホールへ
すると 突然 血相変えた日本人女性が彼女の前に立ちはだかった

あす bP59 「怒っていいとも!」 
お楽しみに
2023/09/23(土) 降ったりやんだり


取材拒否には劇画で


bP59
【これが輪島・米デビュー戦の真実だ!】
創刊来 初の巻頭劇画
1986年8月7日
KANSAS CITY
画/鈴木康弘
データ/本誌特派カメラマン
(本誌が派遣した米カメラマンのリポートをもとに脚色)

1ページ目
画/メモリアムホール
画/ドレッシングルームでの輪島、馬場、オコーナー
  コーナー、輪島の肩に手をかける
本文/カンザスシティ・メモリアム・ホール。
ドレッシングルームでは輪島、馬場、オコーナーの3人が、
いまや遅しと出場を待っていた。
オコーナー、
「トレーニングで身につけたものをそのままリングに出せばよい」
と、パチンとウィンク。

2ページ目
画/いよいよゴングが鳴る
本文/試合、タッグマッチ。4選手がリング中央でボディチェック。
輪島、すぐ横にいる馬場のしぐさを見習い、見よう見まねでシューズの先を
レフェリーに向ける。

馬場、輪島に「俺が手本を見せてやる」と目で合図する。
開始早々から十六文キック、逆水平チョップ、アームブリーカーなどの技
次々に繰り出す。輪島、そんな馬場をコーナーから真剣に見つめる。
「よし、交代だ」。勢いよくタッチして、リング内に飛び込んできた輪島

画/逆水平チョップ、腰投げ、グランドヘッドロックなど
覚えたての技を慎重に繰り出す。まるで教科書を見ながらのように

本文/「輪島、タッチだ」。そう言うと馬場は、巨体をゆっくりロープからくぐらせ再びリングへ。
相手をダウンさせると「輪島、こういう技は習ったか?」とでもいうように、
ダウンした相手にトーホールド攻撃。「いいか、トーホールドちゅう技はこうやるんだ。よく見ておけ」
輪島、お手本を見せている馬場の動きを目で追う。

3ページ目は あす

−−−−−−★−−−−−−
週プロで劇画 連載した
いつだったか? 
まったく 記憶にない

俺の独断 スタッフには直前に知らせたのだろう
少なくとも7,8ページはあったはずだ
何を削ったのか?
そこまでして劇画連載したわけは……
よくわからぬ 
どの線から劇画家 捜してきたのか まったく記憶  無い
劇画屋の家まで 毎週 俺 原稿取りにいった
すべて俺の独断からとの 俺のけじめか

やはり いつだったか 気にかかる
検索してみた
あった!
なんと 100号記念企画 1985年 7/9
【ギブアップブギ】
<週プロに新しいヒーローが誕生した>と謳ってる
新弟子が成長していく物語

嗚呼 俺の記憶 give up
2023/09/22(金) 雨


ほとんど全日いじめ


ほどんどジョーク
bP56
馬場、大相撲 転向!
回しを締めた馬場の吹き出し
<土俵に上がった以上は
初心に帰り、今まで以上に多くのレスラーを
いただいたスモウ界の人々に恩返したい>

北尾 吹き出し
<明るいニュースじゃないいか
年齢的には、あと2、3ヵ月が勝負だろうが
あとは本人のヤル気と努力しだい

春日野理事長 吹き出し
<馬場の体力よりヤル気を信じる>

輪島 画面端から顔を出し
<なんとなく どこかで きいたセリフばっかしだなア>

青森県五所川原市雛田159-37 土岐雄高

bP57
全日本 話題の新人シリーズ
第三弾 あの暴力犯・桑田クンも
プロレスに転向!

リング下に馬場と琴天山
馬場 吹き出し <相手を記者だと思ってケリを入れろ!!

福岡県福岡市博多区上牟田1−8−3
黒川 強

bP58
ほどんどジョーク

リングの中央に 相撲の仕切り線
<全日マット……>
<……ちょっとした異変が……>
静岡市上足洗2丁目9の17の4
時田哲成


bP59ほどんどジョーク

(馬場 高田 猪木 ベルト巻いた姿)
馬場 ほとんどジョークです
高田 単なる実績です (WGPジュニアヘビー級)
猪木 強さの証明です

静岡県浜松市新町564−2
島津裕行

bP60
ほどんどジョーク

―あなたの輪島度チェック―ニュースステーション
もしかしたら キミはワジマ的人間かも
久米宏がテルテル坊主になった輪島を指さしている

■むかし、世話になった人に、今は嫌われている
■本名に固守する
■妹には苦労させたくない
■身内からの借金は、借金とは思わない
■ハワイが好きである
などなど

大阪府大阪市吉田島之内40−66−203
田畑喜晃

−−−−−−★−−−−−−
『週プロ 熱狂とその正体』なるインタビュー本
更科さん 「ゴング」から三倍のギャラで引抜きの話あったとバラしていた
「ゴング」編集長 編集者としてのプライド 無かったんだ
もともと編集者の質{たち}ではなかったのであろう

ベースボール・マガジン社60周年記念パーティ
「ゴング」編集長の顔
「ゴング」廃刊で週プロの手伝いをしているとか
「ゴング」元編集長 
真顔で 週刊化 誰が云い出したんですか
「俺だよ」

社長 俺が杉山に命じたとなど 一言もなかった
社長 杉山が云い出したなど 一言もなかった
ゆえに謎であった
社長に問える人 皆無

四、五年前 OB会らしき会あり 誘われた
シブシブ 神楽坂まで出向いた
元役員 俺に聞く
週刊化 誰が云い出したんですか
「自分です」
2023/09/21(木) 薄曇り


武道通信かわら版 配信日


J・F・ケネディー大統領暗殺 
CIA説 再燃

「VIVANT」 最終回
続編の気配

世界最大のテロ組織CIAと
別班/公安合体の戰い
と云うことにしようか

続編 本編を超えることはない
世の常だが
敵がCIAなら覆せる
2023/09/20(水) 晴れ


村松友視


bP58同じく 1P(おわり)
タイトル
【猪木 新しい時代を創っていくには
マスコミの果たす役割は大きいのだが】
【村松 相手の最高の部分を評価して初めて
否定する条件を持ったといえる】

中見出し
「猪木 どうか書かれてもビクともしない自分をつくっておく」
「村松 前田選手は猪木さんの下の部分だけ見て否定している」

私、前田日明の味方です の村松さん
猪木さんの肩を持つ
「猪木さんはたぶん、力道山も否定したし、馬場さんも否定したけど
力道山と馬場の最高点を見ているから、その悪口を言って新日本プロレスを
つくったわけではない。最低の点でたもとを分かっているけど、最高の点は
しっかりとつかんで日本プロレスを飛び出した。」

私、前田日明の味方です の村松さん
猪木の悪口を云うなと アドバイス

村松友視
『私、プロレスの味方です 金曜午後八時の論理』(1980)
『当然プロレスの味方です 過激な生存の哲学』(1980)
『ダーティ・ヒロイズム宣言 プロレスの味方、「悪役」を語りき』(1981)
『男と女/心やさしきデスマッチ プロレスの味方 short short篇』(1981)
『最後のベビー・フェイス』(1981)
『時代屋の女房』をはさんで
『ファイター 評伝アントニオ猪木』(1982)
『村松友視のプロレス塾』(1982)
プロレスもの矢継ぎ早に刊行

日陰者プロレスを世に問うた

−−−−−−★−−−−−−
編集後記 記した記憶ある

<吾は海の子> 海が見たくなる
国立→八王子 相模線で藤沢へ
駅から徒歩10分ほどで海辺へ

この折 八王子駅ホーム売店 文庫棚
目にとまる 
村松友視著
『薔薇のつぼみ 宰相・山本権兵衛の孫娘』(1986)

電車 行い帰り 讀む
そんなこと記した 記憶

村松さんと出会い 初期作品 探す
同人誌にあるような作品
ある大学生……写真……暗室……
それだけの記憶
村松さんに 読みましたと それだけの記憶

村松さんの作品 読んだもの
記憶は確かな方だ プロレスもの除く

『時代屋の女房』『千駄ヶ谷』『上海ララバイ』『夢の始末書』
『作家装い』『薔薇のつぼみ 宰相・山本権兵衛の孫娘』
『夢見そば』『灰左様なら』『鎌倉のおばさん』『そして、海老蔵』
こんなもんか 雑誌で読んだものもある

村松さんの作品 
通奏低音に響いているもの
虚実皮膜{きょじつひまく}
2023/09/19(火) 晴れ


無題


本日は 敬老の日
で 一言だけ
村松さんの作品に『灰左様なら』
ハイ サヨナラって逝きたいものだ
2023/09/18(月) 晴れ


私、前田日明の味方です


bP57 「テーブルマッチ」F
テーマ 前田日明
タイトル
【猪木 前田に求められているものは
どんな選手とでも対応できる応用性です】
【村松 UWF的なものと外人レスラーが
遭遇できる世界はあるのだろか】

猪木 「彼が持っている可能性、素材としての可能性は誰もが認めている。私から見ても申し分ない。その中であえて前田に注文をつけるとしたら、外人を受け入れる部分が彼の素質の中にあるのか、それともないのか。そこでしょうね。そこが今後、彼が飛躍できるかどうかの大きな問題ですね。」
村松 「もし、前田が外人レスラーを受け入れたとした場合、UWFのファンは前田は普通のプロレスの世界にいってしまったと思い、不満を持つのではないでしょうか。」
猪木 「それはあくまでも見方が小さいと思う。世界にはプロレスがどんなところにも存在し、そこにさまざまなレスラーがいる。彼らがどういうレスラーであっても、我々は、そのつど、どういった闘い方ができるか。それがレスラーというものではないだろうか。」
 俺は、この枠でしかやらないよ、という世界と、どんな枠でも自分の窓口を広げていくは、かなり姿勢が違う。
 UWFは彼らの闘い方や、基本的な理念は失う必要はない。しかし、そこからどんなものにも対応していける変わり方というか、そういうものを持ってもらいたい。そうした時に前田は今よりずっと大きな大衆を自分のものにできる。
では、いったい何人のレスラーが大衆をひきつけるスケールを持っていたかというと、何人もいない。前田はそれを可能にできる稀な選手だ。」

−−−−−−★−−−−−−
「武道通信」零号 平成十年(1998)七月刊
リングス 前田日明リングスラストマッチ 
1998年7月20日 横浜アリーナ 満員御礼
会場で「武道通信」零号 販売
「武道通信」創刊 宣伝を兼ね

リングス時代 クリス・ドールマン/ヴォルク・ハンと闘う
虚実皮膜{きょじつひまく}の芸術でない闘い

1999年(平成11年) 二月二十一日
引退試合 霊長類最強の男の異名持つアレクサンダー・カレリンと闘う
「武道通信」 四ノ巻で報じる
カレリン側が出してきたルールに
呉 智英さんとの対談前 不満を俺に漏らした

カレリン側が出してきたルールで行われたようだ
前田 本当に強い奴が世界にはいる
前田の猪木への返答だった
2023/09/17(日) 晴れ


アレ


bP56 「テーブルマッチ」E
テーマ 外人レスラーの使い方

アレ だよ アレ
アレ 想い出した
月刊誌時代だ
Tタイガー・ジェット・シン
控室通路まで<狂える虎>演じて
全日本広報担当Nさんと逃げた
シン 全日本から いいギャラもらって
出血サービスってところか

以前のテーブルマッチで猪木さん
外人レスラーは金に汚い(こまかい)
シンを例に挙げ
使い方に苦労するとのようなこと 云っていた
村松さん 馬場さんはどうですか と聞き返す
猪木 それには答えず
俺より上手いと思っていたのか 

プロレスのはじまりの 力道山プロレス
異形の 野生のガイコクジン 成敗する
大東亜戦争 敗者復活戦

馬場・猪木時代も
こんどのシリーズ
どんな外人レスラーが來るか?
ファン 一番の関心どころ

新日本の来日外人 「ゴング」より先にキャッチ
月刊だから一ヵ月先に報道
あちらは全日本のモニター 全日本の来日外人 早い
部数 「ゴング」を抜いた
要は新日本の方が関心度 高かった
それは アレの頃だった

「テーブルマッチ」E
村松→UWFの出現で 関節技が出来ない外人レスラー
存在感 希薄になったが
猪木→プロレスが外人を呼んで興行するパターンが存在する限り
彼らの価値はなくならない
やはりウォーリアーズを持ってくる価値は否定できない

それから三十余年
アレ 毎週 俺の処へ送られてくる
封筒だけ 書斎のゴミ箱の中に ゴミ回収しやすく受け袋に  
アレの中身は 表紙だけチラッ
外人レスラー 見たことない
プロレスが外人を呼んで興行するパターン
存在しなくなったのか 

−−−−−−★−−−−−−
新日本にブッチャー 引き抜かれ
馬場さん シンを引き抜いた
ブッチャー 全日本へ出戻り
スタン・ハンセン 新日から全日本へ
ブルーザー・ブロディ 全日本→新日本→全日本

彼らは金だ 自分をより高く買ってくれる所に行くのは当然
馬場さんの外人レスラー使い方

あれ きのうUPするの忘れた

2023/09/16(土) 晴れ


凄{すご}み


bP55 「テーブルマッチ」D
テーマ 世代交代 ニューリーダー

猪木 「もし 本気でその人を超えようとしたら その人の……
私を超えようとするならA・猪木の全盛期に目標をすえて闘ってほしい。」
猪木 「力道山は越えらませんよ。ただ、力道山がやれなかったことで、私なりに違う形にアレンジしてやったことはたしかだ。」

嗚呼{ああ}、アリ戦 そうだったのか 猪木
力道山 超える猪木のアレンジだったのか
力道山を知らない 佐山 前田 気づくの無理だなぁ

村松 「新しい時代を創ることと、世代交代は違うことだと思うんです。」
村松 「マイクがない時代にスターになった人間を、マイクがある時代に、そのスターを超えようとしたら、マイクがあることによる別の凄みを発見したり、
創造できる感性がないとだめだと思う。」

琴天山 全日本入り ハナから決まっていた出来レースだった

村松さん 対談で
全日と新日の違い うまいこと云ったから
俺 次号 巻頭記事 考えた
【琴天山が蹴った猪木プロレスと 選んだ馬場プロレスを
いま改めて考えてみた】

巻頭記事 主旨
輪島 琴天山的なもので切り抜けようとする全日本
UWF的なものでり抜けようとする新日本

藤波 前田 はじめは練習生
鶴田 天龍 はじめからエリートコース

−−−−−−★−−−−−−
『私、プロレスの味方です』で 
味方するのは
猪木の「過激なプロレス」
馬場プロレスは「プロレス内プロレス」
過激とプロレス内プロレス どう違うか

プロレス 勝ち負けは筋書どおりだが
この筋書からはみ出してしまったと思わせる試合
プロレス内プロレス 筋書からはずれない

これを「過激」だと 村松さん 云う
「凄み」 とも村松さん 云う
(凄味=当て字)

殺陣(たて) 筋書ある 真剣でなく模擬刀
『椿三十郎』ラストシーン 殺陣
凄みがあった

W杯の スポーツの感動とは違う 
想像力を書き立てる 虚実皮膜の凄み
2023/09/14(木) 晴れ


プロレスはネタだ


bP54 「テーブルマッチ」4 テーブルは東京へ

表紙 琴天山と猪木 新日本リング下で握手
【琴天山「新日、全日」どっちを選ぶ?】 
次号で 即 全日と決まり

琴天山 どっちか 未定の段階での対談
猪木 「プロレスって凄いなあ」と自分で自分を感心する時がある。
輪島のように一度死んだ人間が生き返ってしまう世界でしょう。琴天山だって
「そこにプロレスがあった」から。大相撲で失敗しても二倍、三倍の火がついて脚光を浴びることふぁできた。これは大変なことですよ。」

猪木さんにしては月並みな事 云った

「なぜ、山にのぼるのか。そこに、山があるからだ」(ジョージ・マロリー)
からの引用だろが
正しい記事
「なぜ あなたはエベレストに登りたいのですか?」
「「そこに(エベレストが)あるからさ」
誰も登ったことのないエベレストに登りたくなるのは登山家として当然だと

琴天山 リクルート 単なる 食うための転職
琴天山 転職 成功したのだろか まあ 成功だったろう
元レスリングのカナダジュニアチャンピオンの強みか

今号の「テーブルマッチ」 オワリ
村松さんの 全日と新日の違い 云々 次号で巻頭記事にした

目についたページ
「ほとんどジョーク」
和歌山県和歌山市有本189 吉田秀和
アンケート
Q 週プロが いまでも よく売れる理由は?
――あなたの思う方に○をつけてください――
A.プロレスファンの教科書だから
B.プロレスラーの教科書だから

琴天山 B.讀んで 全日本 選んだのか
違う 琴天山 日本語讀めない

「格闘技通信」
スポーツとプロレスD 2P
ゴッチがUWF戦士たちに残した「力石{ちからいし}」
6・30プリ・シューターに見たアマチュアリズム

「あぶない木曜日」3P
お姉さん 美大卒のせいだろう イラスト 多くなった
採用点数 五、六十人ほど
表紙の【週プロは 今週も若者たちでイッパイ!】
このページのこと 俺は云いたかったのか

プロレスはネタだ
青春を愉しめ
2023/09/13(水) 晴れ


離れようとする精神


bP53 「テーブルマッチ」B 
村松 「前田選手の考え方はプロレスをネガティブにとらえ、
これまで存在したあり方からとことん離れようとしている。
格闘技プロレスといわれるものです。
一方、藤波選手は彼独自の完成でプロレスをさわやかな部分で捉えようとする。」
猪木 「なるほど、よくわかりますね。」

俺 わかりすぎるほど よくわかる
同号 前田日明 インタビュー
「いまの僕のレスリングを見せるとしたら藤波さん以外考えらませんよ。
あの人はあの人なりに危機感をもっている。
だけど他の試合は「次の時代」という意味であまりメリットがありませんでしたね。」

前田 俺の藤波インタビュー 讀んでいた
前田に讀ませるための藤波インタビュー

「テーブルマッチ」に戻る
村松 「別な生き方(藤波―前田戦)をとっているのが藤原―猪木戦。
そこでは「プロレスは人生そのものだ」というメッセージが働いている。」
 
人生そのものだ と来たもんだ 演歌だ
すると 前田は心模様よ唄うフォクソングか

作曲家 作詞家がつくる歌を唄う から
自分で曲をつくり 自分で作詞するシンガーソングライターが登場

そうか 藤波―前田戦 シンガーソングライターだったんだ
マッチメイカー(作曲家 作詞家)いなかったんだ
マッチメイカーから離れようとしたんだ

時代は まわらない
いまある そこから離れようとする
俺が プロレスから離れようとしたのは
次の時代 見えたから

−−−−−−★−−−−−−
きょう アントニオ猪木 一周忌法要
「燃える闘魂 アントニオ猪木之像」除幕式
東スポ WEB だけが報じている
120人のレスラー 関係者らが出席 
佐山 前田 いないようだ 藤波の名も
藤原喜明 いた
「プロレスは人生そのものだ」だったから
2023/09/12(火) 晴れ


時代は まわらない


bP52 「テーブルマッチ」A  2P
タイトル
生きた時代とのパフォーマンス、それがレスラーの自己表現 ←猪木
叩きつぶすことよりお互いの共有感覚が上回っていた藤波―前田戦 ←村松
中見出し
毎年、客が求めているものが違う どんどん進化 ←猪木
常識の上に新しい現実をつみ上げた藤波―前田  ←村松

村松さん 藤波―前田戦にハナシ 戻したい
猪木さん 時代の変化にハナシ そらす

村松さん 藤波―前田戦 
時代が求める虚実皮膜を構築しようとしている
それを猪木に認めさせたい
猪木さん 生きた時代をどのようにとらえファイトするか 一般論に終始する

村松「僕なんかプロレスは<その時代のかかわりの中でしか存在しないもの>
という考えをもっている。いま5年前のハンセンのファイトをみて、感動しなかったとしても当時は文句なしに支持していた自分がそこにいた。
それはハンセンも我々、観客も「時代を生きていた」ということではないでしうか。」
そう 時代はまわらい 時代は移り変わる

猪木「村松さんが<過激なプロレス>という言い方をされてからずいぶんと時間がたった。(6年前)あの言葉はプロレスをエスカレートさす麻薬のような力があった。一方ではその言葉に安心したレスラーもいた。逆に影響が大きすぎて<過激なプロレス>という表現により方向性を失ってしまったという見方もあります。」(つづく)

ふたりの会話 嚙み合わない
(つづく)B 猪木―藤原戦になる

<過激なプロレス>
過激=過激派 ダーティ(負)な言葉を冠にした村松さん
スポーツでもない 演劇でもない世界を云い現わしたかった
カタルシス(精神の浄化)をもたらすものと云いたかったのか

<過激なプロレス>という表現により方向性を失ってしまった
とは 猪木さん 何を云いたかったのか
たぶん 佐山聡/UWFへの面当て

猪木のモハメド・アリ戦
最強格闘技=プロレス
デモンストレーション

若き日の佐山 前田 
猪木のアジテーションにハマった
傍にいて わかった
時代に合わせた パフォーマンスだったと

結果
佐山 非野生 脱プロレス 一般人の格闘技
前田 誰が一番 強いんだ UWF結成

時代は まわらない 時代は移り変わる
2023/09/11(月) 晴れ


最高の芸術


6月12日 大阪城国際文化ホール その深夜
bP50 「テーブルマッチ」  2P

気になるセリフ 拾ってみた

村松 「藤波―前田戦がスポーツドリンクなら、猪木―藤原戦はアルコールの世界です。どこかに毒が入っているという感じです。この毒は試合を不透明なイメージにもっていく。」
猪木 「お互いがとにかく力を出し切った。そこに藤波―前田戦の評価が存在する。特に藤波の<相手の力を全部受けてやる>という覚悟は、あの試合を高いレベルに持っていった大きな要素となった。」
村松 「彼らには<いま、何かをやらなければならない>という使命感が感じられた。こうした姿勢の中から“何か”をつかむ闘い……それが藤波―前田戦だったと思う。その点がかつての藤波―長州戦とニュアンスが違うところで、藤波と前田は重いものを背負っている。おそらく、時代に対するこだわりかたが、三年前より深刻になったんだと思う。プロレス界は藤波―長州から
藤波―前田へ進化した。前田の存在は大きいですね。」

俺 原稿おこしていたとき
村松さんの このセリフの意味 どこまでわかっていただろうか
いや わかっていたから 一号で6ページは無理だから
割愛せず 見開き2ページで三回も続け 掲載したのであろう。

<いま、何かをやらなければならない>という使命感
<“何か”をつかむ闘い>
とは 何か

「三年前より深刻になった」のは 週プロのせいだ
<格闘技としてのプロレスとは>を俎上に 載せた 俺のせいだ

藤波/前田の使命感→プロレスの原点に還る
“何か” とは 虚実皮膜{きょじつひまく}
最高の芸術

−−−−−−★−−−−−−
「武道通信」創刊し 二年ほどし 巷に
ミスター高橋 暴露本との噂
プロレスにはすべて 筋書きがある

高橋さん デラプロ 「陽気な裸のギャングたち」執筆いただた
会話も何度も プロレス界一の憂国の志とお見受けしていた

高橋さん 俺が井戸の水汲んだ 総合格闘技 K−1とかに圧され
人気衰退していく中 愛するプロレスに活を入れたかった

実と虚との皮膜の間にある
事実と虚構との中間に芸術の真実がある
虚実皮膜のプライドを持てと
2023/09/10(日) 晴れ


○○○の味方です


6月12日 大阪城国際文化ホール その深夜
bP50 「テーブルマッチ」  2P
bP51 緊急増刊号で無し
bP52 同じく 2P(つづく)
bP53 同じく 2P(つづく)
bP54 東京にて 7/4 同じく 2P(つづく)
bP55 同じく 2P(つづく)
bP56 同じく 2P(つづく)
bP57 同じく 2P(つづく)
bP58 同じく 2P(つづく)

やはり ある意図あっての八夜連続「テーブルマッチ」だった

bP54 琴天山 プロレス入り 新日本か?
bP55 琴天山 猪木蹴り 馬場プロレスへ
そんなこと どうでもいいこと 
俺は念{おも}っていたにちがいない

bP57 8/12日号 
週プロ 3周年記念号
緊急増刊号があったから 8/5日号でなかったのか
表紙 コピー
【週プロは はっきり言って ○○○の味方です】

読者 ○○○に何を入れたか
編集スタッフ ○○○に何を入れたか

三年目にして 俺 腹括ったのだ
<俺の読者>を別の“リング”へ連れていこう

午前中 曇り空 まだ 24.25℃
パイプでも ふかすか
2023/09/09(土) 薄曇り


パイプのけむり


台風13号 そのせいで
早朝から大雨
最高気温 23、24℃
明日 また30℃ 越え
きょうは 一服 するか

猛暑でパイプ 吹かす気にならず 2ヵ月ほどやめたいた 
これまで デンマーク産
アンホーラ(赤)フルアロマティック

実は数日前 ドイツ産
コールハス サマーエディション2023 
頂戴した
きょうは コールハス 一服 煙ふかす か

bP50
6月12日 大阪城国際文化ホール 
あの夜 深夜から 
「テーブルマッチ」
村松さんも 観たかったんだ 
藤波vs前田 猪木 vs藤原
次の号 bP51 緊急増刊号 飛ばして
bP52〜158まで
毎号 「テーブルマッチ」
なぜに八夜 連続となったのか

俺が仕組んだのか 
村松さんが仕組んだのか定かでない
直木賞作家となった村松さんからの申し込み
猪木さん 断れなかったのか
それとも 猪木さん 
ある意図あっての八夜連続「テーブルマッチ」だったのか
定かでない

まずは八夜連続の「テーブルマッチ」 
パイプのけむり ふかしながら 目を通してみるか
2023/09/08(金) 晴れ


OLD 


Colorful Diary Falcon World