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「ポツンと一軒屋」


きのふ
『刄隱』 デザイナーと打合せ

昭和四十年代
「レイアウトマン」
と呼んだ
昭和五十年代
「デザイナー」
と呼び名が變はつた

大學留年卒業生
就職決まらず ブラブラ
「コピーライター」
新種の業務名 カッコ好かつた

銀坐にある とある高名な廣告代理店
生理用品 コピー送る

返事が來た
もつと詳しく説明せよ
來社せよ

立派すぎる毛筆文
ビビッて
行かなかつた

行つてゐれば
“絲井重里”になつてゐた(呵々)

宣傳コピー
顧客のポジショニングを
それとなく氣づかせる
暗にそそのかす

禪問答もしかり
答へる者のポジショニングを氣づかせる

自分は何をしたいのか?
自分を誰だと思つてゐるのか?
自分の居場所はどこにあると思ふのか?

そこには
思考 言葉による正解はない
いや 正解はないのだ
感知でしかない
それを言葉で描く

「兩手を叩けば音がするが
片手では どんな音がするか」
拙者の答へ
「ポツンと一軒屋」
2020/05/31(日) 晴れ


白隠慧鶴


きのふ 碧天に浮かぶ雲
♪雲に乘りたい やわらかな雲に
なんて氣分
で 不立文字
で UPし忘れた
第二次感染 關係ナイ
*以前 一日 UPし忘れたら
感染したんではないかと
“讀者”から便り


三島 龍澤寺{りうたくじ} 開祖
白隱慧鶴{はくいん えかく}
諸國を修行し
生まれ故郷 駿河ノ國 原宿
松蔭寺住職に

郷里 實家前から
旧東海道 西へ
自轉車 十五、六分
松蔭寺に着く

白隱 父 
豆州{ずしう}(伊豆の異稱)
杉山家 出身
生家長澤家 東海道に面し 旅籠兼運送業

吾が杉山家
東海道に面し 旅籠兼茶屋
過去張 初代 原屋清兵衞
「原宿から來たから屋號原屋」傳承

ご先祖さん 
白隱と縁つづきやも知れぬ

白隱 大聖寺住職の元でも修業
吾が家 菩提寺 大聖寺
拙者 大聖寺幼稚園 一期生
拙者 なにかと白隱と縁がある

「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隱」
白隱 臨濟宗中興の祖

庶民 チンプンカンプンの公安(禪問答)
だるまさん 畫いて
禪畫にした
禪 庶民に普及させる

「言葉にたよるな」
禪の核心
白隱 おびただしい禪畫を遺した

白隱 禪問答(公安)
「兩掌相打つて聲あり
隻手{せきしう}に何の音聲{おんじやう}あるか」
現代譯
「兩手を叩けば音がするが
片手では どんな音がするか」
  
さあ 貴殿ならどう答へる
白隱 そのヒントを畫にした


オイゲン・ヘリゲル 『禪の道』
卷頭
「眞劍なる事柄に携わ者は 物を書くべきではない」
書物を著はさなかつた
ソクラテスの言葉を記す

不立文字
ギリシャ始發か
2020/05/30(土) 晴れ


日本人論


人間には
二種類の人間が存在する
日本人と
さうでない人間
武漢ウイルスの辯

異國の巷
日本人論 賑はふ

異國の地で
「What is Japanese?]
と云はれたら
「Zen」
とでも
しずかに笑つて 答へておかう

オイゲン・ヘリゲル 云つてゐる
「若い禪僧
最初から 些細なことから
嚴しく躾けられてゐる
雜事をきちんと こなしていけば
それによつて
大事をこなしていく力が養はれていく」

日々 暮らし
朝 ゴミ出し
拙者の
禪 修行
2020/05/28(木) 晴れ


山上また山あり


人間には
二種類の人間が存在する
禪者と
さうでない者

Amazon便で屆いた
オイゲン・ヘリゲル 『禪の道』

云ひたいことは
コレだつた

三島にある龍澤寺{りゅうたくじ}
何かの縁で行く 
小學五、六年生であつたか

將棋盤の厚さに度肝も拔かれた
深{しん}とした靜けさ
そこに なにか<いる>と感じた
それだけの記憶

さう 龍澤寺の修行僧
托鉢してゐた記憶

週刊ベースボール 新參者
御大 と呼ばれてゐた御仁
對面の席にゐた
プロ野球史 冩眞
川上哲治
禪寺の門 くぐる
その後から附いていく記者
御大 その記者だと知る

幾度もの酒宴の席で
元記者から
川上哲治と禪の話
聽いた記憶ない

坐禪
眞似事でやつたことはある
「禪讓」 
言葉だけ知つてゐる
そんな輩にとつて
外國人から
「禪とは」
と問はれたら

「山上また山あり」
とでも 答へておかう
2020/05/27(水) 曇り


歐州神祕主義


千本濱 クレー射撃が行はれてた
遊戲の弓の的場があつたころ
どつかの をぢさん 
「おつ!」と叫ぶと
下から
卵の倍ほどの白い陶器がとびだす
をぢさん 銃を放つ
白い陶器
バーン と 粉々
ワンシーンだけ
記憶の引き出しに しまはれてゐる


日ノ本 クレー射撃
一發目 一矢
二發目 二矢と呼ぶ
やつぱ 元サムライの國

弓道 甲矢{はや} 乙矢{おとや}
クレー射撃 引き金引く
弓道 「離れ」

オイゲン・ヘリゲル 云ふ
「先生が矢を放つのを見てゐると
少しも衝撃は起こらない
先生の手は不意に開かれ
それがどうなるか見る隙もないほど
稻妻のやうな速さで行はれた
私は幾らそれを倣ようとしても
無駄であつた
そこで私は 
自分はこれ以上どんなに進まうとしても進めないと
告白した」


阿波研三 云ふ
「あなたがそんな立派な<遺志>をもつてゐることが
却つてあなたの第一の誤りになつてゐる
頃合ひよしと感ずるか あるいは考へるときに
矢を放たうと思ふ
意志をもつて右手を開くつまりその際
意識的である
あなたは無心になることを
矢がひとりで離れるまで待つてゐることを
學ばなければならない」

オイゲン・ヘリゲル 反問
「無心にならなければならないと云ふが
それでは誰が射るのかと云ふことを尋ねた
すると先生の答へはかうである」

「あなたの代はりに誰が射るかがわかるやうになつたなら
あなたはもう師匠が要らなくなる


ヘリゲル 捨てる
歐州神祕主義
「はじめに人 ありき」
人間のみに約束された
<神祕的合一>unio mystica
これを捨て
動物 植物 石 水 地 火 風
が中心
人間 この中心に
寄り添つて生きる

ヘリゲル
「禪の道」歩きはじめる
2020/05/26(火) 晴れ


靜かに 笑つてしまはう


『禪の道』
Amazon便 屆く

道端に咲く
あぢさゐ
もうじき 色づく

そのむかし
鎌倉のあぢさゐ寺(長谷寺)
訪ねた
奇を衒つてゐて 
氣にいらなかつた

道端に咲く 無名の
あぢさゐが好い

あぢさゐが色づくまで
『禪の道』 讀むとするか

♪「三密」自肅暮しは 
いやでも つづくけど
靜かに 笑つてしまはう
國立の初夏は 
あぢさゐがよく似合ふ初夏です♪

演歌とフォーク
主流派と反主流派
和合する

それが 日ノ本の
ファクターX
2020/05/25(月) 晴れ


イメージトレーニング


卷藁一ヵ月 新參者
「弓道教本」も投げ出し
和製英語 「イメージトレーニング」 

[足踏み]
仁王立ちのまま息絶えた武藏坊辨慶 イメージ

[胴造り]
だるまさん イメージ

[弓構へ]
赤子を抱いてゐる イメージ

[打起し]
火葬場 立ち上つていく煙 イメージ

[引分け]
那須與一 屋島の戰 イメージ
南無八幡大菩薩 念ずる

「會」
新參者 ここで 
イメージトレーニング 忘れる
矢尻 的の眞ん中 狙ふ 
矢尻 左右 上下 動かして

[離れ]
タンチョウ 飛び立つシーン イメージ

[殘心(殘身)]
大雨のあと 水溜り 月が映る

イメージトレーニング一ヵ月
やめた
十年 的 射つづけた射手がやることだつた

日頃 使つてない筋肉
鍛へることにした

道場 床 雜巾がけ
はじめる
2020/05/24(日) 晴れ


『刄隱』英語版


弓道 世界に發信した
もう一人の外國人
スティーブ・ジョブズ

オイゲン・ヘリゲル 『弓と禪』 
ジョブズの愛讀書と知れた
英語版
Zen in the Art of Archery:
Training the Mind and Body to Become One
譯者 R. Hul

R. Hul
何者であらう

鈴木大拙

外國人に
その片鱗だけでも
わからせようと
英文で著す

R. Hul
これを讀んだ
想像するに易い
して
オイゲン・ヘリゲル 
知つたのだらう

修學旅行
龍安寺石庭 見學
石と砂で山と川
♪高校三年生 ぼくら♪
枯山水 なんぞや なんぞや???

龍安寺
世界に發信した御仁
エリザベス女王
來日時 龍安寺へ
「rock garden  oh my God!」

lip service その裏に
エリザベス女王の側近に
鈴木大拙
オイゲン・ヘリゲル
愛讀者 いたのだらう

『刄隱』
英語版
つくらねばなるまい

2020/05/23(土) 晴れたり曇ったり


ファクターX


日ノ本 
死亡率低い わけ
ファクターX
なにか
要素/要因/因子 
なにか

オイゲン・ヘリゲルに
日ノ本 武術のファクターX
なにか と問へば
「禪」
と答へるだらう

オイゲン・ヘリゲル著
『禪の道』講談社學術文庫
吾がまち 圖書館 
檢索 あつた 
豫約
うん?
「豫約できません」
圖書館 六月末日まで休館

Amazonに頼むか
中古 ¥456

そのむかし 二十年前だらうか
Amazon Japan
日ノ本上陸 
アクセスしたら
「武道通信」 あつた
うん?
「テスト版用に使はせてもらつてます」

版元 利幅率 千圓では雀の涙
加入手續き やたらめんどくさい
で やめた

けふ も くもり空 
有明の月 見えず
Amazon.Books
「武道通信」 檢索
武道通信 壹ノ卷 (日本語) 單行本 – 1998/10/1
單行本 ¥214 より

壹ノ卷 在庫 十册切る
頼んでみるか(呵々)
2020/05/22(金) 曇り


巻藁三年


“ネズミの額”ほど
拙宅 庭で
ファイバー弓
空引きする

オイゲン・ヘリゲル
「空引き一年」

「慣れない呼吸法は ときがたつにつれて
段々と巧くできるようになって来た
同時に弓の引き方も目に見えて楽になった
先生は時々 私の背後に来て
腕の筋肉を調べてみた
そうしてそれが完全に弛むようになって
初めて私は矢を放つことが許された」

拙者の腕の筋肉
触った者 わかるだろう
張り詰めている

弓を射たことはない者でも
「巻藁三年」 知っている

「巻藁三年」 
弓道から生まれた慣用句
弓道に限らず
すべての芸事に通じると
慣用語、きまり文句となる

百まで
まだ間がある
なにかみつけて
巻藁三年
やってみるか
2020/05/21(木) 晴れ


死亡率低い わけ


「もう大丈夫」か
「第二波來る」か
それが問題だ

日ノ本 
死亡率低い わけ
集團免疫か
自然免疫か
BCG接種か
衞生觀念か
それが問題だ

專門家 云ふこと
信じてよいのか 
否か
それが問題だ

思辯家の學者先生より
神祕主義者研究家
オイゲン・ヘリゲルの
日ノ本人とは何者か
に耳傾けた方が
死亡率低い わけ
わかるんぢやないか

本日
武道通信かわら版
配信
2020/05/20(水) 曇り


「色」「空」


どこかの街へ出向く
驛から 目的地までに 寺
時間に餘裕
墓地 足を踏み入れる

シンとしてゐて
それでゐて
饒舌なのが好い

悔 悦 悟 快 怩 怛 忻 怐 悒 悋 恂 悍……

忄{こころ}が聽こえてくる

近場の墓場 
谷保天滿宮 鳥居前 
甲州街道 向ひ側
寺でなく
メモリアル・ガーデン

竹刀 交はした御二人 眠る 
當時 ふた囘り年長であられた
恪 怡
忄{こころ}が聽こえてくる

年に一度 足を向ける
郷里の菩提寺

臨濟宗 建長寺派
そのむかし 五百年前
鎌倉建長寺より鏡山禪師 開祖

鎌倉五山 臨濟宗
建長寺・圓覺寺・壽福寺・淨智寺・淨妙寺
二番位 圓覺寺
小津安二郎の墓石
「無」

聞いてはゐたが
はじめて 目にしたとき
とつてつけた 感

後年 何かで讀む
小津の心 讀み
元圓覺寺和尚 揮毫

小津映畫 
「無」はない
「在{ある}」
成るがままの「在」
風が吹けば 麥の穗 搖れる

色即是空 空即是色
「色」「空」
成るがままの「在」
2020/05/19(火) 雨


皇紀二五六四年


きのふは
夏日

有明の月
弓張月
下弦の弓張月

弓袋 洗濯 

弽{ゆがけ} 弦卷 矢筒 矢
日光浴

弦卷にメダル
裸像の男が弓を手に

二五六四 贈
杉山君
沼津商業 弓道部

皇紀二五六四年
明治三十五年
キリスト紀年1904年
公立沼津商業 弓道部創設年

何かの記念の際であらう
冩眞館で撮つた冩眞
坐して矢番{やつがへ}
甲矢 乙矢の二矢

實家のアルバムから複冩
Photoshopで擴大し
ネームを入れた
沼津商業弓道部
昭和七年

舊制中學四年時と察し
額に入れておいた

葬儀の折
棺桶の上に飾つた

さう いま 想ひ出した
入社早々、仙臺支局勤務
仙台で高名な弓師に教へを乞ひに行つたと
弓の話は
殆どしなかつた

亡父にとつて
<弓の修行>は何であつたか
2020/05/18(月) 雨


上下非對稱 和弓


拙宅に 三廷{ちよう}の弓
亡父が旧制中學弓道部で使つた一廷
京都 武徳殿に上がつた弓 
横山黎明作

もう一廷
村川平治氏{うじ}と縁ができ
氏の馴染みの弓具店で
氏に選んでいただいた一廷
肥後三郎

弓は刀と違つて 手入れ不要
乾燥だけ氣をつけ 風通しのよい部屋に
弓袋に收め 眞直ぐ立て掛けておけばよい

もう一廷 ファイバー一廷
これは放つておけばよい

オイゲン・ヘリゲル 
和弓 上長く下短い
上下非對稱 
どう感じてゐたらう
一言もない 
一文も殘つてゐない

「魏志倭人傳」
日ノ本 弓 上長く下短い

低木や大枝を伐採した 木の弓 
根元部分 密度が高く 
尖端部分 密度は低い
上下で反撥力が異なる
矢 狙ひ定まらず
上長く 下短い弓となる
大木 切り出し 作られた木弓
それでも
上長く 下短い弓

竹と木を合はせた時代
上二:下一 非對稱 更に進む
握りの位置 弓の上部から三分の二

人類史初の飛び道具 弓
ずべての部族が持つ 中で
一番長い弓

背は高くない 日ノ本民族
持ち運び 不便だつたらう

技術的に
竹と木を合はせた弓
握りの位置
眞ん中の弓 つくれたらうが

なぜ つくらなかつたか
その姿見の美しさ
武士は愛でた

戰鬪武具から降りた和弓を
手放さなかつた武士の末裔

「精神的的中」
求めたオイゲン・ヘリゲル 
知つていただらうか
2020/05/17(日) 晴れ


丹田は腦に指令を発する


武漢ウイルス禍
腸 見直されてゐる
免疫細胞 70%は腸に含まれてゐる
外敵(ウイルス)
第一の砦は腸

オイゲン・ヘリゲル 云つていた
「呼吸は肺でするもの 腹でしろとは
生理的に不可能ではないか」

ヘリゲル
近年の腸の研究 知つたら 納得したらう

腦死 心肺停止となる
心臟は腦の支配下

が 小腸 違ふ 
小腸は生きている

生物進化の歴史
最初の動物 腦はなかつた
イソギンチャク
臟器は腸だけ
榮養を攝り入れ 生き延びる

小腸 入つてきたものが何であるか
瞬時に判斷する能力
つまり「はじめに腸ありき」

腦 腸のずっと あとから發達
腦は まだ智慧遲れ
ゆゑに
小腸 腦からの指令は受けず
自分で考へ
小腸から腦に指令
必要なホルモンを分泌させ
生理的な反応を促す

阿波研造云ふ 
「丹田に力を入れて
無我の境地に入る」とは
小腸が腦に指令することなのだ

腸 消化だけぢやない 
思考を生み出す
小腸 「第二の腦」から
更に研究 進み
「第一の腦」となる

繩文人 
腸 第一の腦と直感してゐた
繩文土器 腸模樣を繩で描いた
コレは 傘張り浪人の直感

武士のハラキリ
ここから來てゐる
コレも 傘張り浪人の直感

コレ
丹田からの指令
2020/05/16(土) 雨


心 洗はれる


富山市街地 
街のはるか上にそびえ立つ雄大な雪山
立山連峰の剱嶽
(本日 yahho!ニュース)

江戸の世
深川萬年橋 日本橋から見た 富士山
武州多摩から見た 富士山
くつきり 鮮やかに
心 洗はれるほど

ウイルス 收束
また 騒々しくなる
排氣ガス 蔓延
心が沈む
2020/05/15(金) 晴れ


圓覺寺 閻魔堂


週刊プロレス編輯 忙殺され
忄{こころ}を忘れさうなとき
海を見たくなる

八王子から横濱線
藤澤へ 
足を延ばして鎌倉へ

鎌倉 圓覺寺 閻魔堂
オイゲン・ヘリゲルの弓 
飾られてゐる
阿波研造 
愛用の弓 ヘリゲルへ贈る

北島弓道場 入門
道場主から自著 頂戴
『宮大工と弓道 ――妻に支へられて』
北島芳雄(平成五年刊)
で知る

「あとがき」
で知る
全日本弓道聯盟教士八段 谷保天滿宮氏子代表

昭和四十四年
道場主
師安澤平次郎の念願を叶へる
ヘリゲルの墓詣 ドイツ ニューヘンへ
圓覺寺 須原和尚も同行を願ひ出る

ヘリゲル夫人も共に 墓前に
ヘリゲル夫人からヘリゲルの弓 贈與

歸國した弓
石卷市 阿波研造菩提寺へ
法要のあと圓覺寺へ

圓覺寺内 閻魔堂 改築案
須原和尚 弓と坐禪が出來る道場にしたい
宮大工の道場主 
奧方の蓄へもはたいて 改築請け負ふ

晩年の道場主 
依怙地であつた 
因業オヤジであつた
古參 曰く
奧さんが生きてゐたときは
あんなぢやなかつた

道場主にとつて
教士八段にとつて
<弓の修行>は何であつたか
<射徳>は何であつたか
2020/05/14(木) 晴れ


射徳亭道場


國立南口 東へ徒歩四分
北島弓道場
いまは 無い
道場主の住居 兼 事務所 兼 作業場
敷地二百坪 手放す
十年ほど前 マンション建つ

拙宅から 徒歩 一分
御子息の住まひ
一角に
「射徳亭道場」

看板の書
安澤平次郎十段と察する 
かつて安澤夫婦の借家
持ち主 道場主の慈心 

安澤平次郎道場
射徳亭 と命名

かつての 高段の門人
いま 射徳亭道場へ通ふ
道端で出くはす
「弓 また 引いてみませんか」

「自分が求める射がわかりませんから」
胸中で反問する

オイゲン・ヘリゲル 
阿波研造に よく反問する
「腕の力で引いてはいけない 
心で引くとは
非合理でないか」
「呼吸は肺でするもの 
腹でしろとは
生理的に不可能ではないか」

阿波研造 叱る
「日本の武道 この修煉が基本 理屈は云ふな」

ヘリゲルの弓が多少 上達したころ
阿波研造 諭すやうに云ふ
「貴殿が弓を正しく引けないのは
肺で呼吸するからである
腹の皮がほどよく張るやうに
息をゆつくり押し下げて 
息をぴたりと止め
どうしても必要な分だけ呼吸しなさい
そんな呼吸の仕方ができると
それで力の中心が下方へ移されたことになるから
兩腕の力を弛めて樂々を引けるやうになる」

阿波研造 自分の強い弓を引き
ヘルゲルに腕を觸らせる
兩腕 なにもしてない時と同じ
弛んでゐた

ヘリゲル 
中世歐州 神祕主義研究家であつた
ヘリゲル 氣づく
弓道の精神は 神祕的傳説と似てゐる

聖フーベルッス傳説の名畫 冩眞版
ドイツから取り寄せ
阿波研造に贈る

阿波研造 弓道とは
「丹田に力を入れて
無我の境地に入り
宇宙と一体になるべきものである」

ヘリゲル 氣づいたのだろ
六年の修業で
大日本射道教 五段 授かる

阿波研造 愛用の弓 贈る

阿波研造 晩年 
箭靈{せんれい}唱へ 奇行に走る
弓道界から煙たがられる

弓道 世界に發信したのは
「外國人 無駄であつた」
外國人ヘリゲル
2020/05/13(水) 晴れ


[足踏み{あしぶみ}] 


北島弓道場 門下をくぐるころ
道場主 歳を召されてゐた

弓道場 建てたのは昭和三十年ごろ
道場主 四十半ば ほど

昭和飛行場 いま「昭和の森」
昭和飛行場の弓道場
安澤平次郎 週一で指導
道場主 教へを乞ふため通ふ

北島弓道場 
先輩門人 入門生を
手取り足取り
指導してゐるとき
道場主 顏を出す
道場主 不機嫌になる

先輩門人
手取り足取り しなくなる
“道風”となつてゐた

「卷藁三年」死語 承知ノ助
高校弓道部 半年せず退部
後ろめたさ
「卷藁一年」と覺悟する 
が 
一ヵ月して 的に矢 射つてゐた

射法八節
全日本弓道聯盟偏
「弓道教本」
射法八節 一
[足踏み] 
一直線上に 外八文字に踏み開く
その角度は六十度
兩足先の間隔 凡そ自己の矢束{やづか}とする

先輩門人  角度 廣さ
各自各樣

 
『克つための弓道』村川平治
「射法八節」より

[足踏み]
「私はからだを一本の木に想定し
足は根 胴は幹 腕は枝 こぶしは枝の先」
「足踏みの廣さ 矢束ぐらゐがよいとされるが
私の場合 それよりやや廣め」

拙者
射法八節 [足踏み]
幼い日 遊んだ
千本松原 
幼い子より背高い 
地中から張り出す根
根あがり松 
思ひ浮かべる
心象風景の中で
兩足 廣げる

もつぱら イメージトレーニング

阿波研造
[足踏み] どうであつたか
オイゲン・ヘリゲルに
[足踏み] どう教へたのだらうか
2020/05/12(火) 薄曇り


心象風景


「今日 蒸し暑うなるぞ」
「東京物語」 平山周吉(笠智衆)でなく
天気予報士 云ふ

「小早川家の秋」
火葬場 煙突から昇る煙

外國人
火葬場 昇る煙
輪廻 
思ひ浮かべるだらうか

オイゲン・へリゲル
奧方に 日本畫と生花を習はせた
生花の師匠が來ると 自分も傍で見學

生花の師匠 竹田朴陽 
阿波研造と親交から
生花と弓道の精神 
通じると 教へる

生花と弓道
通じるものとは 如何に
花が矢で
的は 劍山・花器か 

竹田朴陽に
聞いてみたかつた

竹田朴陽
へリゲルに頼まれた
「妻と弓道を習つてみたい」

阿波研造 斷る
外國人 無駄であつた
不愉快な經驗 もうしたくない

外國人
弓を遊戲 若しくは運動と考へる
無駄であつた

拙者
射法八節 四
「打起し(うちおこし}」
昇る煙 映像 思ひ浮かべる
心象風景にする
2020/05/10(日) 薄曇り


OLD 


Colorful Diary Falcon World