■武道の生命力
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二天一流寒月派 鷲尾師範 「相手に本気でかかっていくためのは 一度は自分を捨てなければならない」 武神館 初見宗家 「武道には 勝敗の上の次元に生死の問題があります つまり いかにして生き残るかが大事」 初見宗家 日本人としてはじめてFBI本部で武道を指導した人でもある 戸隠流を通じて日本武道の実用面における優秀性を 海外に認知させた稀有な例である
そして もう一つ付け加えるならば 武道の持つ生命力とは 個人の非凡な実力によって維持されるのであり 武道の歴史とは とどのつまりは 非凡な実力者による可能性の開発の歴史 宮本武蔵しかり 千葉周作しかり 近代における 加納治五郎や武田惣角もまたしかり
彼等を輩出できたのは 豊穣な武術的環境を持っていたからだ しかし 近代から現代に至り 次第に制度化へ向かい これと相容れない個人的飛躍の存在を容認しなくなる 古武道さえも 形式というローラーで地ならしすることで 個人の差異をなくそうとする
そんな中にあって個人的飛躍を海外で成し遂げた武道家がいた 武道館の逸材だった ブラジルへ渡ったコンデ・コマこと前田光世 また空手から独自の境地へと達した 時津賢児 アントン・ヘーシングを育てた 戦前の武徳会で柔道を修めた道上師範も同じ部類に入る
体制の庇護の外で 新天地を開拓していく強靭さを持っていたことであり それによって武道の生命力を海外で発揮しえたのである 単に武道のない国に武道を持っていったのではない
2026/06/21(日)  |
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