■武士道を生み出した人達の真の心象
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この通説となった 三千挺三段撃ちのハナシ 一番最初の日付と 本邦初の試みではなかったが 相当数の鉄砲が使用されたこと 結果 武田勢の敗退で終わった事実 これを除いては ほとんどが全部が間違い か 嘘 あるいは極めて怪しいハナシの羅列
このハナシ ほとんどは この数年以内 それぞれの名のある先生方の発表公刊された 文章の内容を拾い集めたもの
「歴史の検察官」 名高い 藤本正行氏 鈴木眞哉氏 また三千挺三段撃ちには 名和弓雄翁の精密な考証がある なおそういうでっち上げ いつ 誰によって何のためになされたかのかまで 調査されている
これら書冊の見落としを一点 「鉄蹄が火花を散らす」との描写 当時の馬は軍馬といえども 鉄蹄なんどというものつけていなかった
読者の便のため この問題の代表作を挙げておく 戦国時代というもの 想像や願望のなかのそれでなく 全くリアルな時代状況風景とは どんなものであったかを理解できのであるから ぜひ一読の機会を そして なおその中から 武術や武士道の源泉が生まれてきたことで きれいごとではないの所産ではなかったことを理解して はじめて武士道を生み出した人達の真の心象に迫ることができると思うからである
名和弓雄 『長篠設原合戦の真実』(雄山閣) 藤本正行 『信長の戦国軍事学』(洋泉社) 鈴木眞哉 『鉄砲と日本字』(ちくま文庫) 同 『謎解き日本合戦史』(講談社新書)
2026/04/11(土)  |
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