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わかつた!


有り明の滿月
朝光{あさかげ}の勢ひに消されていつた

♪夏も近づく八十八夜
母の實家 茶摘 はじまつたであらう

姉 茶道 師範
茶道とは、、、、?

歸郷した折
茶を立てる作法 
御點前
學ぶ
一度 きり

わかつた!
吾が躰に 
宇宙を抱き込む
宇宙と一體になる
古代ギリシャ人 云ふところの
Κόσμος(コスモス)
秩序と調和だ

わかつた!
茶道とは
秩序と調和の     
化身だ

拙者の直感力
拙者の取り得 それだけ
2020/05/09(土) 晴れ


『日本の弓術』


戊辰戰爭 以後
弓矢 
實戰にまつたくもつて
不要の代物

精神修行 術となる
弓術から弓道

弓道場 
射位の床
地べた 想定

矢道(二十八メートル)
城の堀幅 想定

安土(垜)の的
敵兵の胴 想定

『日本の弓術』
極薄で 本棚から見つけだす手間を食ふ
B6判 百頁ない

オイゲン・へリゲル 述
柴 田 治 三 郎 譯
岩波書店 
昭和十六年三月二十二日 第一刷發行
五十圓

二頁目
「日本人は 弓を射ることを 
一種のスポーツと 解してゐるのではない
一寸聞くと 變に聞こえるかもしれないが
徹頭徹尾精神的な經過と考へてゐる」

「精神的な的中に目的が存する技倆
從つて射手は 實は自分を的にし
且つその際恐らく
自分自身を射中てるに至るやうな
技倆を意味してゐる」

武士の興り
狩獵人から發した
「弓馬の家」人
弓矢は100%武器
しかし
源爲朝 那須與一も
「精神的な的中」
氣づいてゐた

「この弓術特有の精神は
弓を射るといふことが血生臭ひ對決に
役立つものと考へる必要が無くなつて以來
一層明白になつて來たとひふこと
即ちこの精神はのちにこじつけたものでなく
昔から弓術に結びついてゐたものだといふことである」

オイゲン・へリゲル
氣づいた
2020/05/08(金) 晴れ


オイゲン・へリゲル


四日ぶり
パイプ 燻{くゆ}らす

仕送り學生
コーンパイプから
ハイプの葉
唯一 國産 桃山から
はじまつた

十年區切りの 
間は あるものの
足掛け 五十年

わがまち
何種類ものパイプ
何種類ものハイプの葉 
置いた煙草屋
拙者 居ついたときからある

國産 桃山 飛鳥
舶來 安目の ハーフ&ハーフ
高目の ダンヒル
燻らしてきた
いまは アンホーラ リッチアロマ

足掛け 五十年
パイプ 西洋人 
燻らすもの
つくづく實感
鼻が高くなくちやいけない
鼻で吸ひ 口で吐く

たしか あつたな
オイゲン・へリゲルの古書

突然 
パイプの煙の中から
ドイツ人 飛び出す
2020/05/07(木) 晴れ


地べた


四日 五日 六日 と
パイプの葉 切れる

四日 五日 六日
パイプ 
空{から}吹かし

パイプの葉 ネット通販 否 
數分 地べた歩いて
買へるモノは
地べたで買ふ

地べた
足踏ん張る 處
坐り込む 處

<地べた>と云ふ語彙
單語の總體としての
存在感 なくなりはじめた

津々浦々 シャッター通り
ウイルス禍
更に拍車

居酒屋は休業 
映畫館は休館
スポーツジムは倒産

♪どうすれあいいのさ この私(地べた) 
 夢は いつ ひらく
2020/05/06(水) 降ったりやんだり


菖蒲湯


子ら 孫ら
通ひし
幼稚園

鯉のぼり
泳ぐ

非抗體 殿ら
けふは
菖蒲湯になされ

けふ
武道通信かわら版
配信
2020/05/05(火) 晴れ


遺傳子だけが知つてゐる


パイプの葉 切れる
「しまつた!」
シャッター閉まつてゐる
張り紙 <3日から6日まで休業>

「すべて世はこともなし」
とは いかなかつた

フランス免疫研究所
こんなこと云つてゐる
ニコチン 武漢ウイルス感染抑止に效果あり

拙者 既に抗體ゆゑ
ニコチンの助けはいらぬ

やつとこさ
抗體檢査 はじまる
神戸市立醫療センター
外來患者千人 2.7%が抗體

東京都 知事殿
東京 いまある感染者數 四千餘に加へ
既に四〇萬人 感染してますぞ
いや 東京都なら五〇萬人は下るまい
(一億總コレラ評論家)

抗體 
ウイルスと共存できた者
非抗體
ウイルスと共存できなかつた者

ウイルスは 人を選ばない
遺傳子は ウイルスを選ぶ

遺傳子だけが知つてゐる
(一億總コレラ評論家)

2020/05/04(月) 薄曇り


腰板


書店 賣り本
續々と電子化されてゐる さうだ

武道通信
ハナから電子本
杉山頴男事務所
ハナからオンライン・ショップ
ゆゑに
目には青葉 山ほととぎす 初鰹
すべて世はこともなし


わがまちの弓道場 
阿波研造 オイゲン・ヘリゲルと縁ある
北島道場
はじめて 足 踏み入れる

高校一年 弓道部
的前の安土 記憶ある
弓を射る 射位の板の間
まつたくもつて憶えない

<女子>が多く 驚く
高校弓道部 
一人もゐなかつた……はずだ

ウム?
女子の袴
腰板がない

野袴 
よく 作務衣と間違へられる
「腰板 ついてます」
と云つても 
意味 通じない

僧侶が“腰板のある作務衣”
着てたら打首もの

宮廷の女子からはじまる袴
生理の血潮 
目立たぬやうに
茶系色

明治 女學生 袴 流行る
腰板はない

腰板袴は武士だけ
子らも知つてゐた常識

なぜ 武士の袴に腰板がついたか
ひと目でわかる身分差
[身分]が基軸であつた時代

「姿勢を正す」
武士がゐなくなつてからの屁理屈

日々 袴を履いて 
よくわかる
袴のたるみ
着物のずれ
腰板をつけることで防ぐ

劍道 女子袴には
腰板が必要とわかつた
劍道聯盟 女子腰板 許可

弓道 女子には
腰板 不要
動き囘ることない
立ち居のままの
射法八節

弓道聯盟 知つてゐる
2020/05/03(日) 晴れ


かけがえのない弽{ゆがけ}


ベースボール・マガジン社 近く
九段下から飯田橋駅沿い 弓具店
弓道着 入手

あとは 父 譲り
定年後 卷き藁に射た弓
矢 矢筒も

弽{ゆがけ}  押手弽もセット
年代モノだ
昭和七年製と推察す
旧制中学 修学旅行やめにして
費用 弽代に
かけがえのない弽

村川七段から聴いた
弽を替えると 
とんでもない方へ飛んでいく
新しい弽に慣れるまで一苦労
ゆえに
試合で忘れたとて 人から借りるな

弽には その人の癖がつく
射法八節 至極 単純であっても
“百人百射”なのである

父の弽
拙者 どんな癖をつけたか
これだけは
亡父でなければわからない
2020/05/02(土) 晴れ


ALL MYSELF


郷里の
♪古いアルバムめくり

千本濱 弓道遊戲場
舊制中學弓道部 父の朋友 營む
小學五、六年生の拙者
弓を引いてゐる 冩眞

道場で
弓を引きはじめる前
社から
初心者用 弓道本 持ち出す

後年 知る
著者 弓道聯盟推薦の御仁
出版 弓道聯盟が認可する者だけ

武道 技術解説書
劍道 空手 柔道 數多ある
弓道書
いたつて少ないわけは これ
これには<わけ>がある
それは 後述

「射法八節」 
なるもの知る
動作の順序

足踏み
胴造り
弓構え
打ち起こし
引分け

離れ
残心(残身)

的 二十三m 先の安土 
的 三十六cm 白地に大中小三つの黒い圓
的 安土から動かない

射法八節で 動かない的 狙ふ

きのふ はじめた者から
五十年 修煉してゐる者まで
同じ 射法八節
同じ 距離
同じ 的

至極 單純
が 
ひとの躰 さまざま

相手が 投げたボールを打ち返すのでない
相手が 仕掛けた技を切り返すのでない
ALL MYSELF
つまり
一から八まで
すべて自作自演

ゆゑに
射法八節
“百人百射”となる

ゆゑに
技術指導書
己の射術 語らせぬ
射法八節
基本解説となる

村川七段
承諾したとき
斯う云つた
「弓道聯盟から締め出し 覺悟してゐます」
2020/05/01(金) 晴れ


永遠なる試行錯誤


ベースボールマガジン社
入社したての頃
父から文
本送れ
白石曉著 『弓道』 ベースボールマガジン社
昭和五十九年刊 

白石曉 沼津出身 旧制中學弓道部
六歳下だが 面識あつたのだろ

退社四年前になるか
弓道の本 企劃出版

新聞 人物紹介記事 讀む

全日本選手權 決勝戰  
殘つた 射手二人
決勝で順位を決定する
詰射 
二人 一射づつ 射る

外した者 負け 
二十四射目
一人 外す
もう一人 的中
一時間二十分
二十四射 的中
弓史初 

弱冠三十四歳
インタビュー談話
「別の何かが自分のからだを介して
弓を引いてゐるやうな感覺」

その後
全日本選手權三囘優勝(最多記録)
傳説の人

何度か斷られた
「立派な先輩を出し拔いて 私 如きが」
弓道門下の禮儀作法

「初心者向け本はある
三、四段クラスの
もつと上に行きたい人の本がない
なぜですか」
口説いた

弓道道場 通ひはじめ
編輯者として氣づいたこと

『克つための弓道 的に克つ、己に克つ』
━弓は永遠なる試行錯誤である━
村川平治 教士七段

コレラ禍
「アーティストは いま
生命維持に必要不可缺な存在」
ドイツ文化相
高額支援

サムライの國
「武道家は いま
生命維持に必要不可缺な存在」

誰も云はないから
武州 傘張り浪人 云つておく
支援できぬが
2020/04/30(木) 晴れ


それだけのハナシ


木劍 携へて
往路 復路 一萬歩
色とりどりの 
躑躅{つつじ}
咲き亂れる

立春には
春告鳥{はるづげ‐どり} 
春告魚{はるつげ‐うお}
春菜{はる‐な}

立秋には
秋草の花{あきくさ‐の‐はな}
秋刀魚{さんま}
秋雁{しう‐がん}

入學式
卒業式
季節 變はつても
地球
廻轉しつづける

それだけのハナシ

エイ! ヤァ! トォー!
西國分寺驛まで 屆く
力聲{ちから‐ごえ}
發す

ウイルス
打つ魂消{ぶつたまげ}て
逃げていく
逃げていくわけない(呵々)

ウイルスは
いつも
そこにゐる
永劫
2020/04/29(水) 晴れ


撃劍試合


「刄引きの眞劍で やつてみませんか」
突然 云はれた
咄嗟に 胸中に響いた
<さうだ やりたかつたのは これだつた>

『戰ふ日本刀』 開く

「支那兵を斬り損じた曹長は
その隊でも名うての劍道家であり
自信をもつて驅け附けたのであつたと云ふ
ところが見事に失敗したのである 

なぜか
刀の先つちよ の方で首筋を叩いた 
斬つたのではなく 叩いたいからである
幾ら力をいれたからとて
叩いただけで斬れるものではない

竹刀劍道の修煉のみで固めた腕前で
斬ることの修煉がないと 
誰でも一度は 
叩いてみてから 考へ込ませられる」

武道通信 オンライン復刻版
『軍刀の操作及試斬』 陸軍戸山學校 編 昭和十九年發刊
「劍を學ぶ者、竹刀のみの修煉を以て足れりとするときは
實戰に用を爲さざる小手先の技術に墮し……」
陸軍將校 
日中戰爭で竹刀劍道は眞劍操作とまつたく違ふものだと知つた

『戰ふ日本刀』 開く
「點取りの劍道の間合ひなら
それでよい
眞劍劍道の間合ひになると
刀の中央の邊りが 
目標の部位に觸れるくらゐまで進出して
深く引つ切らねば 目的は達せられない」

撃劍試合
斬りつけた 
引つ切つた
“敵”の顏 
目の前にあつた
2020/04/28(火) 晴れ


屍山血河


春はあけぼの
やうやう白くなりゆく空
少し明かりて
紫だちたる雲の細くたなびきたる
ヒヨドリ 名乘り出て
なべて 世は 事も無し


『戰ふ日本刀』 開く
「夜開封北門の砂丘地から城内にをどり込んだ遠山部隊
鈴木大尉 林 城下 吉岡 西澤 青木の六少尉外
數十名の物凄い血刀を その現地で修理したことがあつて
これ等の人々がこもごも語る
その時の話を思ひだすままに録してみる」

「……いざ白兵戰となると 誰でも<生死>などと云ふ事は考へない
敵の機關銃が火を吹き 手榴彈 迫撃砲がゐたるところで炸裂する中では
ただ しやにむに持つてゐる武器をたよりに斬り込むか飛び込む

ただ 日頃の修煉と云ふものは無意識の中に不思議な
一つの“自らなる秩序”となつて發揮されるものだ
かうした時に かうした中で 敵と渡り合ふ時には
心の微塵の氣後れもなく 
さりとてこの手でやろう あの手で行かう
などと云ふ技巧も起こらず 無茶に斬りつけるが
それでゐて敵が斬られ倒れる時にはハッとする

……全く無意識の意識だ
かやうな物斬りの事實からあとで考へてみると
日頃の劍道や柔劍道の修煉の一體
どこが役にたつたかさつぱりわからない
ただはつきりと云へる事は
<生死>などと云ふ事は考へない
“戰ふ”“前進する”と云ふ目の前の事の外は
何も考へに上がつてこない
この緊迫した しかし單純な 統一された精神活動の中では
後から考へてよく出來たものだつたと云ふやうな事を
平氣でやつてのけてゐる」

『葉隱』 
山本常朝 父から聞いた祖父の話
田代陣基に自慢げに語る
「兵法(武術)の訓練などなんの役にも立たない
虎の口前(戰場)では恐怖に身がすくむから
目をふさいで一足でも踏み込んで打ちかかるのでなければ
なんの働きもできない」
「武士道とは死に狂ひなり
合戰に於て死に狂つた者一人の殺すには
數十人かかつても手にあまるものだ。
正氣では大仕事はできない]

屍山血河 遠くなりにけり
なべて 世は 事も無し
2020/04/27(月) 曇り


無意識


歸郷
床の間
二廷{ちよう}の弓

一廷
京都 武徳殿で引いた弓
もう一廷
定年後 庭に拵へた卷き藁に引いた弓
「もらつていくよ」と 
その弓

國立驛前から徒歩二、三分
弓道場あつた から

通ひはじめる

元旦 射會
霞的でなく
金色折り紙貼つた
金的
圓周九cm

拙者 まぐれ當たり
道場兩巨頭と 拙者の三人だけ

魔除け古刀の脇に 金的竝ぶ
「平成十三年 元旦」
縁に記されいる

武士{もののふ}は「弓矢の人」
ゆへ置いてある(呵々)

毎月 例會射會 
一度だけ  
皆中{かいちゆう}
一立ち(四射) 四射とも的の中

覺えてゐない
どんな射をしたか
その時間 記憶 まつたくない

武道通信の電子書籍
『兵法要務  柔術劍棒圖解祕訣』
題字を書いた勝海舟
「弓道は體操だ」
戰場の武器でなくなつて久しい
さう 心の體操

「無心」
更に深く
「無意識」
立ち上がらせる體操
2020/04/26(日) 晴れ


冩眞撮りに 行かなくちや


『刄隱』 脱稿
殘るは 掲載する冩眞

町田驛前大通り 北へ
「絹の道」と呼ばれた町田街道沿ひ
「刀劍はたや」
行かなくちや

冩眞 いただきに
冩眞 撮りに
行かなくちや

きのふ 父の命日
來年 十七囘忌

高校一年 弓道部へ
父の ウン年あとの 後輩となる

「卷き藁 三年」
毎日毎日 千本濱までランニング
あとは掃除掃除
あとは的前で
「あたり!」「外れ!」絶叫
それだけ で
「杉山 部活やめるつてよ」

冩眞部 入部

父 若い頃 カメラ好き
戰前のもの ライカなど
押入れにあつた

シャッターを切る
Shot 射る 
と感応

自然 人物 「射る」
切り取るのだ
吾が物にするのだ
と感応

さう
通つた弓道場
安土幕
「感応」とあつた

安澤東宏十段
の揮筆であつたらうか
2020/04/25(土) 晴れ


行かなくちや


いまの世
日ノ本津々浦々
日本刀 何振り 現存するか

明治以降 作刀された 
現代刀を省く
昔鍛の日本刀

幕末時 
四〇〇萬振と推定された
そのうち
海外流出 燒失 朽ちて捨てられたも
二〇〇萬振と推定される
殘り二〇〇萬振
<大小>合はせての話

そのうち
凡そ六、七割 
大阪夏冬ノ陣前後からの作刀
新刀 新々刀

『戰ふ日本刀』より
「自分は日本刀の鑑識者ではなく さうした智識は淺い者である
元來 古武道ふくめ 武用的方面から日本刀を見てきたのであるが
彈雨下の一線に從軍して 
さうした所でなくては見られない
“血と泥”の破損刀を手掛け
二十數囘の斬撃を目のあたりに見て
戰場で使ふ日本刀は
かうしたものでなくてはならぬと云ふ
本當の業物の姿をとらへて來たのである

“實によく戰へた”と云ふ刀 
“刄こぼれの少なかつた”と云ふ刀
刄を押さへてみて 盤石のやうでなくて
何となくシナッとした 微妙な彈力のある刀
二尺三寸では五分七分(15mm〜20mm)の間の反り
鎬がカッキリと小高い刀 燒刄の狹い 匂出來の刀 
中心に反りのない刀 重ねは厚い方

“何だか折れさうな刀”“刄こぼれの多かつた刀”
押さへてグッと硬い刀 ごりごりした感じの刀 燒幅廣い 
沸のはつきりし過ぎた 荒い 賑やかな 華々しい刀
刀幅に比べて重ね薄い刀

前者には古刀が多く含まれてをり
從つて刄曲り刄まくりは比較的多く
後者には 新刀新々刀が多く刄曲り刄まくりは割りに少なかつた
切先の折れと 刄こぼれとは斷然多かつた

鑑識者がよく口にする
「刄の中でよく動く」などと云ふ言葉も
その動くと云ふ意味は
稻妻 金筋等々のあらはれであつて
これがあるからと云つて必ずしも
刄が本當に働くとばかり云へないのは事實に徹して明らかである
要するに かうしたことは美術的精華であつても 
實用的には絶對的なものではない

前者で軟鐵や眞鍮の類を割つてみると サクサクと快く削れる
後者で削れば ザッさッときつい感じ」

古刀 再現に勵む刀工 多し
古刀 サクサクと快く削れるかどうか
試したいのだらうか

サクサクと快く削れる<刀>
サクサクと快く削れる<技倆>
同時に 
試してをられる御仁がをる

近々 訪ねなくてはならぬ
♪行かなくちや 
會ひに 行かなくちや♪
2020/04/24(金) 晴れ


魔除けに もつてこい


「武道通信」創刊時
PC新參者 散々な目に
おまじなひ 魔除け 
ディスプレイ前
脇差 置く

銃砲刀劍類登録證
短刀 長さ 九寸七分〇厘
反り 壹分〇厘
銘文 表 豐前國長光

武道通信の電子書籍
「日本刀はなぜに日本人の魂なのか」高山武士

高山氏{うじ}訪問し 鑑定を願ふ
室町後期の作

いまある拵へ 當然 江戸の世
江戸の世は永い 
當然 後期の作と思はれる

柄 黒皮卷き
目貫 大黒天留守模樣圖
縁頭{ふちがしら} 豬模樣圖

鍔 丸形 波模樣
小柄{こづか} 笄(かうがい) 差し處 二つ
鞘には小柄櫃 一つだけ

刀身
小切先
棟{むね} 庵棟
直刄{すぐは}
重ね 厚い

地金
ねつとりしてゐる
地肌
無地肌


高山氏 曰く

何度も手直し
大事にしてゐたのではないか
この下織{さげお}
いまの世では作れない

刄 幾つかの刄こぼれ  
硬いモノ斬つた 痕か
白刄を交へた 痕か

大きな痕
物内あたり 三mmほど缺けてゐる
いや 抉れている


幕末になり つけられた 中ほどのも 二cmほど缺けてゐる
と想像する
鳥羽伏見の戰ひから箱館戰爭までの戰
と想像したい

廢刀令 
物置にでも仕舞はれたか
他人{ひと」の手に渡ったかやも知れぬ

室町の世の
はじめの持ち主
どんな武士であつたらう

巡り巡つて 
いまの世の
傘張り浪人の手に

研師へ持つていつても
斷られるであらう

白刄をくぐつてきた刀
魔除けに もつてこい
支那ウイルスも近づけまい(呵々)
2020/04/23(木) 晴れ


折れず曲がらず


一人 十萬圓
ネットショップで いかほどの
現代刀 買へるか

一人 三十萬圓
いかほどの現代刀 買へるか

簱谷嘉辰{はたやよしとき} 云ふ
ある刀匠が我が拔刀道場入門
二人して斬れ味の鋭い劍を試行錯誤
昔からの「折れず曲がらず」の手法 疑問持つ
心鐵に硬い鐵を入れてみたら
曲がらなくなつた

さまざまなもの 試す
肩慣らしに卷き疉表の六段斬りからはじめる
次に卷き疉表を横に七本竝べる
今度は土壇の臺へ縱に十本備へ附ける
朝早く斬つてきた青竹

試し斬りを續ける
ミルク罐に厚さ十センチほど流し込んでつくつた鉛の塊
東京都の電話帖を土壇に据ゑ附ける
工事現場のヘルメットを据ゑ附ける
豚の頭を土臺に据ゑ附ける

簱谷氏{うじ}から
若き日のビデオを見せていただく
逃げた豬 追つて斬つてゐた

簱谷氏 云ふ
その昔
刀匠が鐵を節約すために
中に入れる心鐵を値段の安い屑鐵を入れる
高價な鐵を三分の一に節約

「全部硬い鐵を使用すると折れやすいので
心鐵に柔らかい鐵を使用する
折れず曲がらずの最高の劍ができます」
「折れず曲がらず」
節約の云ひ逃れ

傘貼り浪人
一律十萬圓給附 
ご辭退申す
2020/04/22(水) 薄曇り


東京から 歸れ


アルバイト先 なくなる大學生
オンライン授業 になる大學生
路上コンサート できなくなるミュージシャン卵
芝居小屋閉鎖 芝居できなくなる役者の卵
東京から 歸れ

東京から 歸れ
郷土{ふるさと}をつくれ

アンチ・ナショナリズム
社會主義かぶれした
地方分權でなく
エコロジーに即した
國を強くする
<農漁本主義>
郷土愛

東京から 歸れ
郷土{ふるさと}をつくれ

拙者
初代 Y染色體 
生まれも 育ちも
江戸藩邸 
ゆゑに
東京から 歸らない

2020/04/21(火) 晴れ


けふは雨


丹澤連峰 右隣
きのふの富士
まさに
♪眞白き富士の嶺 
清白さ 惚れ惚れ

けふは雨
武道通信かわら版 配信
拙文 「天然痘が武士の興り」

日本武道具さん ブログ
沼津兵學校 完
しばし 筆を置く
2020/04/20(月) 雨


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Colorful Diary Falcon World