■街宣車
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兵頭 → 敢えてインターネット選挙運動を展開されたと思いますが 有権者の反応はいかがでしたか?
【杉山 → 総論的に言えば、地方選のように立候補者の実像が明かであり、利害関係が明白での二者択一なら有効であったろうが、密室間での一対多数(有権者)へのメッセージは言語での理解、賛同は生まれるものの、投票動機が生まれる実像までは見えてこなかった。
インターネットは短期間で無名だった杉山の主義主張を多くの人に知ってもらうことはできたと思うが、集票装置を生み出す運動体としては、まだ時間がかかる。でも選挙選にインターネットの活用が常識化したとき、今日、テレビが一番の投票動機を生み出すものになったように、有効性を発揮するのは時間の問題。
膨大な金と組織票がなければ「普通の人」は絶対当選できない。今の選挙制度を見直すためにも、ネット選挙を認めさせ、候補者の所信を知る最も便利なものがネットであり、そこで質疑応答ができるということを常識化させていくべきだ。 しかし当然、何十年も金と組織力を使って作りあげた選挙基盤を持っている勢力は、あらゆる手段を使って妨害するだろうし、この地盤を手放したくないから二世、三世議員が続々と生まれるもよくわかった。この二世三世現象は明治初期、維新の大儀を曇らせた藩閥政治の根を同じで潰さねばならない。
インターネットの規制について言えば、自由連合も当初、各支部の希望があればと候補者のHPを作ってくれたが、公示前日、中止となった。私的のHPでの選挙活動も止めてくれとの連絡があった。これはインターネットの認知がまだ定まっていない現状で起こりうることなので、仕方がなかろうと執着しなかった。ただ「武道通信」のHPでの参議院選挙、自由連合の名を除いて、日々日記風に綴り、これは選挙運動ではなく政治運動だ、文句あるか(笑)という範疇で続行しました。 立候補の話があったとき自分は街宣車に乗りたくない。それでいいかと了承をとった。だから街宣車には乗らないつもりだった。】
兵頭 → 大橋巨泉候補 やはり乗らぬつもりだったが ライバル候補からあれこれ叩かれたので 初心をひるがえし しぶしぶ炎天下の街頭演説に出ざるを得なかったようだ 杉山さんの場合 どんな経緯で
【杉山 → 一人だけ密室でキボードとマウスで選挙戦をやることは異端者。同じような候補者が2、3人いたら、これはこれで認知されたのでしょうが。ビルの何階かの共同事務所から駐車場に「杉山ひでお」と書かれた街宣車がポツンと一台停まっている。各候補者がライバルであると同時に自由連合としてのチームプレーはあるだから。自分も長くリーダーをやっていたからチームの中のたった一人の異端者は許されない。それはわかるから乗ることにした。 街宣車に乗って良かった。五感で「日本の選挙」を知ることができたし、活字でなく声の言葉で訴えて生まれる「情」と、その快感も知った。】
−−−−−−★−−−−−− 街宣車初日 日比谷あたり走っていたら 大橋巨泉の街宣車とすれちがった そのとき 吾が街宣車のウグイス嬢 「大橋巨泉候補 がんばってください」 そのとき 「えっ 応援されちゃった」と巨泉の声
2025/07/24(木)  |
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