■街宣車から見えた日本
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参政党から立候補した “謎の新人”さや 候補 そのむかし 二十年前か 日本文化チャンネル桜 『週刊 武道通信TV』のMC やっていた その女子アナ 三代目 扇さやさんだった 光陰矢のごとし
「杉山ひでお」も二十五年前 参議院選出馬した 【この国は なぜに脆弱になったか】と同巻 【杉山ひでお参議院選挙報告 街宣車から見えた日本 ――日本人の「新しい選挙教科書」はテレビだった 聞き手 兵頭二十八】
コレ 兵頭さんからの企画だった 兵頭 → 投票日から2週間たった今 聴いてみたいと思います 突然決まった立候補という印象を受けました ご本人は一体いかなるおつもりだったんですか?
【杉山 → 自由連合から立候補の話を受けた時、「よりによってなぜ自分が?」という驚きが真っ先にあった。一介の編集人、出版人ごときが政治の表に出るなど片腹痛いと、自分自身を笑う気持だった。かつて自分が国政選挙に立候補することになるなど夢想も、空想もしたことなかった。でもこの「なぜ自分が…………」という思いは個人差はあろうが、今回の自由連合候補者の無名の候補者の多くが思ったんではないだろうか。】
兵頭 → 「自由連合」は昔からよくご存知だったんですか?
【杉山 → 政党の名だけは知っていたという程度だった。徳田虎雄という人も、医師会の体質を批判して徳洲会を作った医師で、だいぶ前、奄美大島で壮絶な選挙戦をやった人ということぐらいしか知らなかった。ましてや前回の衆議院選に123名もの立候補を立てるなど知る由もなかった。 だから断る理由を探そうと自由連合のHPを検索したら「党議拘束はない」と言う。「拘束するものがあるとしたら、それは自分の良心である」とある。まったく政党の体制を維持していない危うさと同時に無垢さ、面白さを感じた。でも、でも断る理由が見つかった。自由連合の石井一二幹事長(前参議院議員)が所信で憲法9条を堅持すると言っている。これは自分が立候補する政党ではない。そう言ってお断りした。 でも、これこそが自由連合の骨頂だと言う。今回の立候補者には右御も左もいる。まさにごった煮だと。そのとき呉智英さんの対談タイトル「和をもって尊しの和はごった煮スープ」を思い出した。「普通の人」を国政に参加させるのが自由連合だと。自分に声がかかるんだから、まんざら嘘でもあるまい。まさにありえない無党派政党がここにあると知った。】
兵頭 → しかし あんな多くの「タレント候補」に ご自分が混じることについて 違和感はなかったのですか?
【杉山 →承諾した時点では、その気配はあまりなかった(笑)。それはそれ以後、タレントと呼ばれる人が多く出ることを知った。自分は長くスポーツ出版社にいたからわかるがスターの座につく人は優秀です、いまの政治家を全部ととっかえたい気分の中で、タレントと呼ばれる人の方がましであるし、<乱立>の危うさは、今のあきらめ選挙への挑戦であり、大政党につぶされないためのしたたかな戦術でもある。それがHPで感じた自由連合の無垢さであり、面白さなのだと思う。】
兵頭 → 私は週刊誌に載っているプロフィールぐらいしか知識は持ちませんが徳田虎雄代表に実際面談なさって 杉山さんはどんな印象をもちました?
今 参議院選投票日まで まだ遠い 次回につづく
2025/07/14(月)  |
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