■漢{おとこ}
|
【坂井三郎の漢{おとこ}ぶり 終戦後の身の処し方 前田日明 】
【坂井さんは終戦直後の困難な時期、運送業を糧にささやかに生活していた。 その頃、海軍中将大西瀧治朗の未亡人も家族として同居していた。大西中将は神風特攻作戦の指導者であり終戦の玉音放送後に自裁した。 あるときその当時の話を坂井さんに聞いたことtがある。坂井さんは、めずらしくばらく黙していた。そして言った。 「特攻隊員に「特攻立案者としての筋目を通し、のうのうと生き恥を晒す事を潔とせずただ一人、西瀧治朗は割腹自決し遺書の中で無謀な作戦を詫び、英霊を讃え深謝した」 大西未亡人が(坂井さんの)第二の戦友である笹井中尉の叔母にあたる偶然があるものの、終生面倒を見られたことが、この一言で理解できた。 戦後も自らの武人としての矜持を貫いた、坂井三郎の漢ぶりである。】
−−−−−−★−−−−−− 坂井さんの葬儀の日 前田と 準備中の斎場へ 棺桶が置かれていた
拙者の頭に上の方から クックッ 小鳥にさえずりみたいなものが聞こえた 振り仰ぐと 前田が眼を押さえ嗚咽していた
2026/03/30(月)  |
|