■“美”
|
柴田錬三郎 『大菩薩峠』 机{つくえ}竜之助 念頭に書いたと云う 『眠狂四郎』
転びバテレンと武士の娘のハーフ 劍を円を描くように大きく回し 相手を誘い込んで斬る アノ 円月殺法
映画 眠狂四郎 → 鶴田浩二 東宝(1956〜195) 当たらず 大映京都 眠狂四郎 → 市川雷蔵 (1963〜1969) 大当たり その後 松方弘樹 当たらず 『眠狂四郎』 → 市川雷蔵 なる
シバレン(柴田錬三郎) なぜ 転びバテレンに犯され生まれた子 にしたのか
シバレン 徴兵検査 乙種第三 召集 逃れるが 二年後 衛生兵として召集 輸送船で南方へ派遣される途中 米潜水艦の魚雷に遭い乗艦が撃沈 七時間漂流 奇跡的に味方の駆逐艦に救助される
シバレン 敗戦国日本生きるに 眠狂四郎になれとも云いたかったのか
『眠狂四郎』 と共に 大映の二枚看板となる 『座頭市』 原作 子母澤寛{しもざわ かん} 原作は 仕込み刀ではなく長ドス
映画化 三隅研次ら監督によって新たな人物像に さらに 勝新太郎によって脚色・肉付けされる
三浦氏 【人は、なにを“美”と感じるのかで、その人の生き方が大きく違ってくるように思う。美は理屈でない。その人間の真情であり、真情を基とした行為である。 たとえその行為がつたなくとも、時代に合わなくとも、そして古びていても、美は美であり、“美”と感じるか、感じないかは、その人間が祖先から受け継いできた遺伝子、感性、それに環境によって育成された感受性としか言いようのないものがある。 そんな私がここに挙げたい名品の一つがある。 】 三浦氏が挙げたのは 子母澤寛 『新撰組始末記』
子母澤寛の祖父 上野・彰義隊で闘い 五稜郭で闘い 敗れのち北海道・厚田村へ 祖父の手ひとつで育てられた子母澤寛 賊といわれた祖父の無念の真情を 『新撰組始末記』に注いだ 讀賣新聞在社中 休日 十二時間も記者に揺られ京都へ 新撰組隊員を知る古老たちを訪ねた
机竜之助も 眠狂四郎も 好きになれなかった三浦氏 近藤勇 土方歳三らに“美”を感じた
−−−−−−★−−−−−− TVドラマ 『新撰組始末記』 (1961) よく観たなぁ〜 近藤勇 → 中村竹弥 三橋美智也の主題曲「あゝ新撰組」 良かったなぁ〜 ♪武士という名に 命をかけて 新撰組はきょうも行く レコード抽選にてプレゼント 当たる 届く あのペラペラのやつ テレビ応募とやら これが最初で最後
ちなみに 母方のご先祖さん 幕臣 父方 越後長岡藩主 縁者 ともに戊辰戦争 敗者 賊軍
2024/08/26(月)  |
|