■二刀流
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「無双流居合斬道」 話 つづく
前田 無双流居合斬道には奥伝 秘伝まで書いてありますね 古岡 世の中に広まった方がいいと考えたんです 無双流居合斬道は剣道では習得できない実戦剣技で す 前田 二刀流というのは他の居合流派にはないないですが これも実戦剣技ですか 古岡 結果的にはそうですが
結果的であった 片手抜きの逆竹斬りの日本一になろうと だんだん太い竹にしていった 「親父 身体 壊すぞ」と息子さん 休めるか と肩痛めてもやっていたら 「ブツーン」と神経切る 筋肉の固まりだった腕が手首ほどの太さに いろいろな医者に見せたが ダメ 東大病院に行ったら 切断するしかない と 溺れる者 藁をもつかむで 漢方に望む託す 完治しなかったが 大分 よくなる 弟子の一人 「先生 右手が使えなかったら 左手で斬ったらどうですか」 古岡氏 俺も とうとう丹下左膳か でも 待てよ 左に太刀を持って右手に小刀をもてばなんとかなる 二刀流は誰もやってない 二刀流を編み出してやる 結果的であった
当時七十二、三歳 二刀流で五人の敵(仮想敵)を技を代え斬った 一番元気な頃は3.5秒でした。カメラで撮影すると回転数がわかる 古岡氏 七十二、三歳のときの秒数 語らなかった 水瓶割りのときは神経切っていた後
でも大事なことは 古岡氏 水瓶割りも二刀流も それはそれだけの特技 系統立てた武道ではない それをわかっていただきたい 斬ったとて自慢するものでもないし 宣伝するのもおかしい 武道の本質ではない
前田 その道の達人だとわかるんですけど その道の先に社会性への広がりがないでね 前田 いいことを云う 古岡 残念ながらそういう方が多いです
−−−−−−★−−−−−− 三流以下の武道家の拙者の社会性への広がりとは あっ そうか 「武道通信」だ
2024/11/01(金)  |
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