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歳三サンタ


新宿ゴールデン街
終電 まじか
驛へ急ぐ

西口圓形花壇 前
男 坐り 
その前 オモチャ類
咄嗟に 一つ手にとる

目が覺めると
子 オモチャで遊んでゐる
ロボット スイッチを入れる
ロボット 歩みはじめる
背のネジ 囘す
胸の數個のミサイル 
飛び出す

あの男
サンタの
サンタであつた

小學上級生となる
家に集つた子の友たち
「サンタなんてゐない
あれ親なんだ」
子 一人 默してゐた
と家内

一杯やらず 直歸
ベランダに隱す

ケーキ 食べてゐると
ベランダで 
「ガタン」
「サンタさんかな」
子 ベランダのサッシをあける
プレゼント 置いてある

あれ サンタのサンタ
息吹いて 飛ばしたとしか考へられぬ
一度ではなかつた

「サンタは免疫 持つてゐる」
WHO
うまいこと云ふ
大法螺
とわかつても
信じたい 嘘がある

文久二年〜三年
横濱 コレラ發生
市谷試衞館
武州八王子 日野
「コロリ」騒ぎ
であつたらう

文久二年 浪士組 募集
文久三年 浪士組 上洛

壬生浪士 筆頭格の一人 
殿内義雄
四條大橋にて闇討ち
近藤勇と沖田總司
酒を飮ませての暗殺劍

明治元年 十二月二十九日
桑名藩家老 酒井孫八郎
榎本軍に加はつた藩主 説得
箱館へ
即 酒井
土方歳三に面談乞ふ
元旦
酒井 歳三と面談
六日 十四日
榎本も同席
十九日 歳三と面談
二月三、四日 兩日
歳三と面談

桑名藩主 歸郷
して 新政府に恭順

歳三
桑名家老に なにを話したか

蝦夷共和國
徳川將軍家への忠義
獨立國とは無縁

英佛米露の傀儡になるのがオチ
屬國になるのがオチ

行政の公務員教育
幼少から叩き込まれた官僚に
獨立國 造れる度胸はない

歳三
そんなこと云つたたも知れぬ
なら 歳三サンタ
桑名藩によいプレゼントした
2020/12/16(水) 晴れ


カウンターカルチャー


清水寺の坊さん
今年の漢字
やつぱり「密」

地元・赤穗 赤穗義士祭パレード中止
東京・泉嶽寺  義士祭中止
“客寄せパンダ” 
「密」に負けた

寛延元年 「假名手本忠臣藏」
安政まで演目を變へ 連綿と
明治元年 大阪堀江で初演
「武士鏡忠義の礎{ぶしのかがみ ちゆうぎのいしずえ}

永き江戸の世 戲作者
なぜに
武士鏡 忠義
人形に 人に 演じさせ つづけてきた
武士でもないのに

土方歳三
商家 貸し間 くつろいでゐる
御公儀に盾をついても
殘る身内にかかるバッシング
承知で
命より大事なものとは なんであつたか
考へつづけてゐる

赤穗藩 藩士三〇〇名ほど
四十七名 15%ほど

家老四名 組頭五名
大石 一人だけ

殿樣に目通りできる藩士
内 隱居 高齢者 二名の
十七名だけ

殘りは
殿樣の聲 顏を見たことない
輕輩 足輕

[忠義]つてなんだ
歳三 貸し間の天井見上げ つぶやく

歳三 氣づいてゐる
赤穗義士 
[忠義]でない

江戸の世 戲作者
支配者 武士への
「それでも武士か」

「假名手本忠臣藏」
カウンターカルチャー

蝦夷共和國
どれほどの
カウンターカルチャー
なりうるか

歳三
貸し間の天井見上げ
思案する
2020/12/15(火) 晴れ


箱館新撰組


♪ときは元祿十四年
 十二月十四日

いまの世の暦
一月三十日か
赤穗浪士
ふたご坐流星群 
見てなかつた

岩倉 
榎本武揚サイン入りの上奏文
“破り捨てた”翌日

箱館灣 囘天 祝砲 一〇一發

土方歳三
箱館中心街 商家 貸し間 くつろいでゐる
歳三 
ふたご坐流星群 見ただらうか
見たら 一句 詠んでゐたか

冬の空
流星驅ける
五稜郭

なんて句を(呵々)

歳三 くつろいでゐたら
五稜郭に 呼び出される
陸軍奉行 箱館市中取締役 裁判官頭取
任命

箱館 市中取締り役
新撰組
歳三 コスチューム 考案

袖口の階級章 外し
袂章{べいしよう}
白地に「誠」
下に山道つなぎのギザギザ模樣
もう片方の袖
日章の袂章

日ノ本 ここにあり
心意氣

明治五年 太陽暦に
このとき箱館 まだ太陰暦
十二月十五日

歳三
赤穗浪士
よぎつてゐたことだらう
2020/12/14(月) 晴れ


身體言語


某タレント 死去
友 某タレント 曰く
「呆然とし 自分なくした」

「自分なくした」
譬喩(メタファー)

身體をメタファー

身體言語
新カント派哲學者
オイゲン・ヘリゲル
弓道に魅入られたのはコレ


「敵は必ず西から來る」
徳川家康 遺言
幕末風雲急を告げる
家康 遺言 想ひ出す

幕府老中 お庭番に指令
西を固めよ

無名に近い
一介の劍術家
天然理心流 創始者
流儀普及
なぜ武州多摩八王子 選んだのか

尚武氣風 強く
他流 古くから根おろす
武州多摩八王子 選んだのか

秩父を本據 甲源{かうげん}一刀流
八王子千人同心に傳はる太平眞鏡流
名もない一介の武藝者
たやうく入り込めぬ
當時 藝事の排他主義
いまの世 感覺ではわからぬ

甲源一刀流 太平眞鏡流
おぼろげながら
天然理眞流 裏に幕府あり
氣づいてゐた

近藤勇 土方歳三 沖田總司
氣づいてゐた
近藤内藏助 お庭番

天然理心流
相打ち劍法
身體言語で
さう教へてゐた
2020/12/13(日) 晴れ


日本人の防衞感覺


旭川 自衞隊派遣
大阪府 自衞隊派遣正式要請
自衞隊 災害派遣軍 「便利屋」

武道通信十四ノ卷 P100
武道の中の日本<十二> 
借景と鎖國
松岡正剛 筆

編集者
こんなリード 書いた

《日本人の防衛感覚にある
内外の一線を区切らない
借景の思想
それは本歌取り 床の間 縁側に見る
意外な防衛感覚なのだ》

『日本風景論』 志賀重昴
日本人は保守主義でも革命主義でもなく
實は「修繕」主義なのだと分析
相手と馴染みながら事を構へるのが
日本人の得意であつて
外側の状況を鋭く分析して攻撃を想定しない
接觸がおこつてから慌てて繕ふ氣になる

明治人 志賀重昴 西周 夏目漱石もかう考へてゐた
との 前振りから
松岡正剛自身の本題を語る

【日本の庭は国土が狭に似てまことに小さいが、
借景によって心理的な拡張がおこっていた。】

【日本の床の間は可変的なのだ。
可変的だけでなく、そこはいわば、
“部分的な外部”なのである。】

【わかりやすい例でいうなら、
「軒」や「廓」や「縁側」が
外部であって内部であることにも関係していることで、
内外の一線をはっきりさせないことが、
どこか日本的なものを保持していく方法だったのだ。】

この感性を 松岡 日本人の防衛感覚に結びつける
【内をつくれば外に通ずる】

松岡 
「鎖國」も さうだつたと
「鎖國」は積極的外交であり
それゆゑ優れた内政であつた

コレを忘れた
日中戰爭 眞珠灣攻撃
丸岡 語る

箱館共和國
外からの攻撃
どんな防衞方針
あつたのだらうか

十二月十四日(旧暦)
英佛兩國公使
榎本武揚サイン入りの上奏文
京都で岩倉具視に手渡す
岩倉 即坐に“破り捨てる”

榎本武揚 
[内]をつくれてなかつた

土方歳三  
小さな庭 新撰組
借景
徳川家康 遺言
2020/12/12(土) 晴れ


夫婦別姓 


ベースボール・マガジン社
入社 動機
一、生活のため
二、神田古本街 歩いてすぐ其處
メリカリ
古本屋 “地上の樂園” 侵蝕

武道通信十四ノ卷
メリカリ
送料込み2200圓
だつてサ

武道通信十四ノ卷 P92
司馬遼太郎と名刀説話(下)
小川和佑{かずすけ} 筆

著『刀と日本人』
その續編として書かれた

≪司馬遼太郎は
「越後の刀」「石見重太郎の系譜」以後
次第に刀剣に関心を深めていったのであろう。≫

『新撰組風雲録』
その一ヵ月後
『龍馬がゆく』連載開始
その五ヵ月後
『燃えよ劍』

小川和佑 曰く
《現代人が
それを手に取り
鞘を払って眺めるとき
一種の清浄感ある陶酔を覚えるとともに
武器固有の重量が全身に
説明不可能な戦慄感に襲われる
これは全く武道に心得ない現代人でも
実感する刀剣の発する特殊な美の感動であろう
これは男性のみが享受できる美の感動である》

刀劍の發する特殊な美の感動」
『新撰組風雲録』 
近藤勇 虎徹 沖田總司 菊一文字
『龍馬がゆく』坂本龍馬 陸奧守吉行{むつのかみよしゆき}
名刀説話から脱却した
武士の刀劍信仰 靈力 靈威
歴史小説にさりげなく織り込んだ
.
小川和佑 沒するころ
「刀劍女子」 現れる
.
刀劍鑑賞だけの刀劍女子でなく
劍を振るふ女子もゐる
.
劍を振るふ女子
夫婦別姓 結構 結構!
.
コレ 男女差別でなく
女子内 區別
.
吾ら 男子
疾{と}うの昔
男子内 區別意識もつてゐる

「區別」
喪失したこと
現代人
至理(しり) 失ひし
2020/12/11(金) 晴れ


「ノサダ」


♪悲しいことがあると 
 開く皮の表紙
 卒業冩眞のあの人は……

記憶の底に佇んでゐる 
冩眞
司馬遼太郎
武州多摩日野 土方歳三 生家
疉に正坐
歳三の遺刀 兼定 
切つ先 天井に掲げ持つ

『燃えよ劍』
土方歳三
浪士組で上洛
先だつて
義兄と その妻 姉 二人から
心盡くしの百兩 懐に
江戸中 驅け囘る
「兼定」はないか

「あります」
淺草の古道具屋
古ぼけた白鞘
刀身 赤錆浮く
價五兩
出羽の豪農の藏から盜まれ
賣り拂はれた

古道具屋 主 全盲
≪刀には運賦天賦の一生がございます
数百年 この刀はあなた様に
逢いたがっていただろう
五両 それが不満でしたら差し上げてもよろしゅうございます≫

歳三  すぐ研屋に砥がさせる
【拵えは 実用一点ばりの鉄で
鞘は蝋色の黒漆
歳三の指定である】

≪刄紋には 
点々と小豆粒ほどの小乱れがあり
地金が瞳に吸い込むように青く
柾目肌が激しく粟立っている】
「斬れる」
刀をもつ手が 慄{ふる}えそうであった≫

歳三 五兩で買つたのは
「ノサダ」
室町時代後期 美濃國 刀鍛冶一門(美濃傳) 二代目兼定
銘 兼定の「定」 ウ冠だけ殘し 「之」を切る
ことことから「ノサダ」と稱せられた

斬れ味ランキング表
『業物位列{わざものいれつ}』では「最上大業」
孫六 虎徹と竝ぶ
大名クラスの愛藏刀

創作でない
土方歳三 兼定
江戸の世 會津兼定十一代
箱館で斃れたあと生家へ
その經緯 所説ある

『燃えよ劍』 序章「女の夜市」 
くらやみ祭り 
歳三 睦んだ女 帶の短刀
銘「則重」
ここで越中則重 出すなんぞ 憎い

『燃えよ劍』執筆
日本刀資料 
うず高く積まれてゐたことだらう

司馬遼太郎
いつから日本刀資料
漁りはじめたのだらう

日本 日本人
描いていく中
日本刀に出會つた

小隊長(少尉)
官製軍刀でない
日本刀に
2020/12/10(木) 晴れ


忘年會


『刄隠』 まえがき
【JRと小田急町田駅前の大通りを北へ。
町田市を北西から南に縦断する街道に突き当たる。
かつて八王子街道の一端として「絹の道」と呼ばれた町田街道。
右折し、「刀劍はたや」に着く】

「刀劍はたや」から宴席へ
忘年會

明治元年十二月十五日(旧暦)
五稜郭 箱館砲臺 旧幕府軍鑑
箱館灣碇泊 各國軍鑑
砲 一齊にとどろく
蝦夷共和國樹立 祝砲
夜 箱館のまちの花燈 燈る
徹夜で祝宴

土方歳三
下戸 宴會嫌ひ 諸説ある

諸説に加へる
天然理心流
暗殺劍
宴會席
一杯飮んで
杯 伏せる

司馬遼太郎も
最初 口にするだけ
あとは談合
とはいえ
司馬遼太郎さぁでも気がつくめぇ〜
天然理心流
暗殺劍
2020/12/09(水) 曇り


1208


カー・ナンバー
1208
走り去る
つい目を追ふ

「大本營陸海軍部
12月8日
帝國陸海軍は 本8日未明
アメリカ イギリス軍と戰鬪状態に入れり」

土方歳三
忘れ得ぬ日附
なんであつたらう

近藤内藏助 沒三十六年後
『新撰武術流祖録』
【遠江(濱松)の人
刀術に優れ 天然理心流を名乘り                                                                                                                                                                                                                                                                           
門人に近藤三助と云ふものがをり
武州八王子に その門人多い】
と云ふぐらゐにしか書かれてゐない

將軍家茂上洛
將軍警護 浪士組 結成
幕府 浪士組 募る   
府内は勿論近國 劍術道場へ
募集「檄文」を配る

司馬遼太郎『燃えよ劍』
【檄文?」近藤は不審である
この試衞館にはきてないが
「それは」山南は 氣の毒さうな顏をした
江戸では安政中期以來
劍術道場は三百近くもできたが
こんな聞いたこともないやうな
百姓流儀の劍術道場にまで檄文がまはつて來るはずもない】

新撰組が名をはせた池田屋事件
四年前 萬延元年
『萬延元年武術英名祿』
關八州(關東)諸流派の分布祿
師範代の數
柳剛流 一四九名
北辰一刀流 一三六名
三位に
天然理心流 神道無念流 六四名 でタイ
つづくは
甲賀一刀流 小野派一刀流 眞心影流などなど

司馬遼太郎
作品 資料調べはじめると
神田古本店から
それ關係の書 消える
傳説の人

『萬延元年武術英名祿』
知らないわけない
町家の者 劍術指南所通ひ流行り
そんな者たち目當てに賣られた書
精緻さ缺けるまでも
「こんな聞いたこともないやうな」
「百姓流儀の劍術道場」ではなかつた
近藤勇 土方歳三の名もあつたらう

百姓流儀イモ道場でなければ
百姓流儀イモ道場にしなければ
<劍は燃えぬ>

司馬遼太郎 本名
福田定一 學徒出陣
久留米戰車第一聯隊第三中隊第五小隊に小隊長
小隊長(少尉)軍刀さげていただらう
官製軍刀
なんの足しにも ならなかつただらう

そんな學徒出陣兵
日本刀 魅せられていく
2020/12/08(火) 晴れ


近藤内藏助{くらのすけ}


清水寺の坊さん
今年の漢字
なんとする

「禍」か「密」か
そんなところだろう

土方歳三なら
なんとする
ひねくれモン ポーズで
「福」とでもするか

『燃えよ剣』讀んで
土方歳三ファン

三鷹 通勤途中とて
「天然理心流」に背を押された

三鷹武道館
着替え終へ 立ち去らうとしてゐたとき
師範 呼び止める
師範 曰く

四十年ちかく 當流修煉
身をもつて實感
相手と相打ち覺悟の劍

切紙 五本
「序中劍」「平青眼」「斜劍」「手鏡劍」「山影劍」
脇構へからの相打ちばかり
身を捨て 相手を斃す
師範 曰く
天然理心流 暗殺劍

天然理心流 創始者
近藤内藏助
どのやうな武藝者であつたのか
なんで暗殺劍
多摩の百姓に教えたのか
2020/12/07(月) 晴れ


心の片づけ方


『人生がときめく片づけの魔法』
その魔法とは
<心が片づく>との魔法
であろか

出勤 三鷹驛 途中下車
ロッカー 居合道着 入れる
無理して早め退社
三鷹驛から徒歩十五分
三鷹武道館

天然理心流 居合稽古
劍 拔き拂ひ 收める
<心が片づく>
氣がした 
續けられたのだらうか
居合
心の片づけ
だつたのだらうか

師範 兄弟子
下緒 だらりと垂らしたまま
帶に止めてない

日本武道館
古武道演武大會
近場 仕事場拔けて 云つとき觀にいく
下緒 帶に止めてゐる 
時代モノ映畫と同じ

なぜ 下緒 帶に止めてないか
これが天然理心流作法
との辯もなかつた
新參者 問ふことできなかつた

天然理心流 
暗殺劍だと
教へられる前のことだつた

はやぶさ2 カプセル  
地上 着陸
六年間 飛行

天然理心流 六年間 稽古
<天然理心流のかけら> 一つ
2020/12/06(日) 晴れ


武道通信かわら版



本日 武道通信かわら版 配信

日ノ本人 <無宗教>なるもの
那須與一を例に
考へてみた
2020/12/05(土) 曇り


天然理心流

土方歳三
氣づいてゐた
天然理心流
暗殺劍だと

天然理心流
初心者
四尺(凡そ120cm)の棒だけ
初級
極太の木刀 振る 握力つける
人を斬る 柄を強く握りしめる
ならば人は切れない
中級
劍 拔かない
柄頭から鍔、鞘尻まで 
拵へ仕立ての三尺棒
柄頭で喉を突く 
鍔でこめかみを打つ
鞘で足を拂ふ
不意を襲ふ

上級
柔{やわら}
對坐した相手の手首
瞬時に取り 組み伏せる

ここまできて やつと
「切紙免許」へ

天然理心流 切紙
「序中劍」「平青眼」「斜劍」「手鏡劍」「山影劍」
五本の形
土方歳三 勵んだ
これ すべて 相打ち劍法だ
土方歳三 氣づいた

近藤勇 相方のとき 
違つた太刀筋 使つた
近藤 叱る
「根」だ

近藤の云ふ「根」
相打ちの太刀筋は決まつてゐる
太刀筋を變へたら相打ちに持つていけない
ぢつと我慢する
それが「根」

土方歳三
石田散藥 行商先々
他流試合
歳三 
行商の荷背負ひ
歩きながら思案した

天然理心流 開祖
近藤何某
どんな武藝者だつたのか
何のために
百姓に教へてゐた

天然理心流 暗殺劍だと
氣づく前のことだつた
2020/12/04(金) 晴れ


土産物


ハワイ
土産 一個と決めてゐた
なんとかショッピングセンター 
素どほり

地べたに坐り
木彫りしてゐる
原住民の末裔
默々と彫つてゐる
大柄の體格
腹に いち物
諍う感情 押し留めてゐる
そんな風情

ティキ像 買ひ求める
それから二十五年
ハワイの古代神
我家に靜かに佇んでゐる

土産と云へば
小學生のころ
父の北海道土産
床の間に置いてあつた
熊 鮭をくはえてゐる

倒幕され無職 尾張藩士
蝦夷地 移り住む
からうじて出來た農作物
熊にやられた

冬は閉ぢこもるしかない
尾張徳川家十九代當主
木彫りの熊などの工藝品をつくれと
民藝品にして賣れと
最後の藩主
歐州旅行の際
スイス農村民藝品 木彫りの熊
土産に持つて歸つてゐた

舊尾張藩士
アイヌの木彫りを眞似た

土方歳三 上陸地
「鷲ノ木」
アイヌ語でない
寛永のころ 日ノ本人移住者 名づけた
海魚を餌とする鷲
海邊の森 鷲の巣たくさんあつた

内陸道 大島隊の先鋒隊
藤山(現・藤城)まで攻め入つた
箱館府配下の兵
反撃するのを戸惑つた

地元には旧徳川將軍家天領地の農民
八王子千人同心 二男三男 入植してゐる
旧幕府軍に味方するのではないか
疑心暗鬼

入植した二男三男
京の都での近藤勇 土方歳三
風聞
知つていただらうか
蝦夷地まで流れていただらうか

2020/12/03(木) 曇り


銃を撃つたことありますか


ピストル 短銃
一度だけ撃つた
グアム 
觀光客相手の掘つ立て小屋 

オモチャのやうな銃だつた
リボルバー 22口徑か

バーン!
縁日の夜店 賣つてゐた
音がでる銃
そんな音 さう 
100圓ショップで孫に買つてあげた奴

20メートルほど先の的
ほぼ眞ん中 當たつた
初めて撃つたと云ふと
アンちやん二人
手を叩いく
まんざら觀光客當てポーズではなささうだつた

さう いま 想ひ出す
グアムで銃 撃てるところがある
聞いてゐて 探し出した
敗戰後少年 銃彈 一發も撃つたことない

眞珠灣攻撃と同時に
グアム島空襲
敗戰後少年 觀光客相手の標的
アメリカ兵に見立てる

戊辰戰爭 幕末
日ノ本列島
銃の見本市
六十種類の銃が輸入される

筒が滑腔{かつこう}式ゲーベル銃
比べ
筒の内側に溝がある施條式(ライフル)ミニエー銃
射程距離300メートル伸びる
命中率十倍違ふ
フランスで開發される

「戊辰戰爭に使つてくれ」と
ナポレオン三世から江戸幕府へ
シャスボー銃 贈られる
ミニエー銃より更に改良
一千挺とも三千挺とも
到着が遲れ
竹橋の武器庫に眠る

江戸城 明け渡し が
シャスボー銃 消えてゐた
榎本艦隊 江戸灣出航の際
盜み出し蝦夷地へ

鷲ノ木 上陸
大島圭介率ゐる本隊
土方歳三隊
シャスボー銃

箱館府兵(松前藩軍)ゲーベル銃
勝負にならない
各地陣屋の兵 五稜郭へ遁走

土方歳三隊
一番乘りで五稜郭へ
五稜郭 もぬけの殼
箱館府兵司令官らも
五稜郭から逃げ出す

明治新政府軍の
スナイドル銃 エンフィールド銃と戰ふのは
まだ先のことだ

閑話休題
黒色火藥の音
「ズドン」
あの花火の「ドーン」の小さいやつ
いまの銃の火藥 無煙火藥 
「バンッ」
鋭く輕い

江戸城から盜み出した
もう一つ 埋藏金
沼津兵學校創設の資金源となる
2020/12/02(水) 曇り


臨機応變


イスラム過激派(イスラム國) 侵攻防塞
フランス軍 アフリカ・マリに要塞
上空から見る
星形 多角稜形

十七世紀 復古
大砲合戰 普及
傳統的 城郭垂直面 弱點に
攻撃目標となる高い壁面なくす
上から見ると星形

五稜郭 設計者
幕臣の奇才 武田斐三郎{あやさぶろう}
これを眞似た

尖つた五つの稜郭 星形に見える
五つの稜郭 ブラッケリー砲 砲臺と彈藥庫
敵がどの方向から攻めてきても
二つの砲臺から十字砲火を浴びせることができる

松前藩 
天守閣みたなもの欲しかつた
五稜郭本陣 箱館奉行所
屋根の上 鐘樓つけた


松前城攻略隊 出發
土方歳三
馬上から五稜郭 振り返る

箱館灣からアームスストロング砲
格好な標準合はせになる

會津小田山に据ゑられたアームスストロング砲
鶴箇城まで屆いた
歳三 知つてゐる

ばかすかし(バカたれ)
歳三 馬上でつぶやく

歳三
新撰組 最初に銃砲隊をつくる
銃の軍は異國の戎衣(軍服)がよい
甲州勝沼へ攻め込むとき
月代を斷ち 
異國の戎衣(軍服)着た

歳三
『燃えよ劍』
の人あらず
<臨機応變の人>
大腦皮質
どの部分が活溌なのか

リーダー
臨機応變の人が好い
2020/12/01(火) 晴れ


日の丸


あす 師走
今年の師 
走れず

完全ワクチン 完成 
いつになるやら

七十七億人 總接種
いつになるやら

一九七の國旗の下 集ふ
國旗掲げる 共同體 國々
底力 試される

江戸灣出航した開陽丸
日の丸 掲げてゐた

新政府軍の朝陽丸 撃沈させた
蟠龍丸 日の丸 掲げてゐた

陸軍
土方歳三
五稜郭入城の折
日の丸 掲げる
松前城攻略 出發の折も
日の丸 掲げる

箱館戰爭
日の丸 對 錦の御旗

箱館戰爭 勝者
日の丸 掲げるやうになる

日の丸の下 集ふ
民族國家 共同體
底力 試されてゐる
2020/11/30(月) 晴れ


潔さ


紺袴
朝日拜んで
湯氣のぼる

きのふ
野袴 洗濯
天氣晴朗
雲ひとつ無し
なれば 
風 強し
洗濯日和

PCR檢査と同時に 
腦檢査もできるといい

幸福感 喜び 氣力充實
の感情を持ちやすい者
大腦皮質の前頭葉の一部
左側の前頭前野が活溌

悲しみ 心配 惱みなど
の感情を持ちやすい者
右側の前頭前野が活溌

「病は氣から」
氣の持ちようで
免疫力 高めたり 低めたり

陽性でも
ヘッチャラ
コレ 大腦皮質に關係あるのやら

土方歳三の
「潔さ」は 
腦のどの部分 活溌してるのだろろう

歳三
己の「立身出世」の旅
「死出の旅路」だと知つてゐる

明治元年 十月二十八日
土方歳三を總監とする
松前城攻略隊 出發
2020/11/29(日) 薄曇り


七十七億總バカ化


六十餘年前 某社會評論家  
テレビと云ふメディア現象を
斯う云ふ
「一億總白痴化」

いまの世の某社會評論家
ネット社會現象を
斯う云ふ

SMS 七十七億總バカ化
自己中心化 <世界は自分中心に囘つてゐる>

SMS 七十七億總バカ化
他人を裁く <審判ヅラ>

SMS 七十七億總バカ化
俺が俺が 私が私が <有名人なりたがる>

♪身を立て 名を揚げ やよ勵めよ
卒業式で歌つたではないか
いや 今の世 歌はせないか

♪身を立て
地べたにしつかり足をつける
自分の立ち位置を決める

♪名を揚げ
世に役立つことをせよ

♪やよ勵めよ
そのやうな一廉{ひとかど}の人
になるやう勵めよ

土方歳三
浪士隊 で身を立て
新撰組 で名をあげ
蝦夷共和國 世に出る
陸軍奉行竝
箱館市中取締
陸海軍裁判局頭取

土方歳三
知つてゐた
京のまち
佐幕派 倒幕派
保守・革新
二極化バカ

尊王攘夷 勤皇派 
開國に舵とること
土方歳三
知つてゐた

いまの世の
保守・革新
二極化バカ

歳三
草葉の陰で
嗤つてる
2020/11/28(土) 晴れ


武は 刀と云ふものなんだ!


崩壊學(コラプソラジー)
「私たちの 
いまある文明は
遠からず崩壊する」

いまある文明 崩壊に向けての
自給自足 實踐運動
ださうだ

五十年前
フランス人
唱へる 

明治元年 十月二十七日
五稜郭
土方歳三
深夜 寝牀で天井 見つめてゐる
「いまある武士道
遠からず崩壊する」
壁際へ寢返り打つて
つぶやく

佐賀の亂 神風連の亂
西南戰爭
何が さうさせたのか

三島由紀夫
バルコニー 最後の言葉
「(立ち上がる者)一人もゐないんだな
よし!
武と云ふものはだ
刀と云ふものなんだ!」

『刄隱』
絶滅人種「武士」の面影を求めて
劍 日本刀を振るしかない
面影を求めて
2020/11/27(金) 曇り


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