HOME

アイコン
OLD NEW

君よ、憤怒を胸に抱け


いまどきの若いもんはパソコンの使ひ方をしらないと云ふ。
タブレット、スマホしか使はないからださうだ。
いい歳して若いもんにパソコンの使ひ方を習つた二十年前。
「隔世の感」と溜息がでる。

晝テレビを觀るのは年金老人とオバサン族。
若いもんは新聞を讀まない。
テレビ製作人も新聞記者も百も承知
ネット論人がイチ私立學校の詭辯に時間を割くのを、
紙面を割くのを馬鹿にしてゐるのは百も承知。

世相ワイドショーを觀るのは年金老人とオバサン族。
新聞を金を拂つて讀むのは年金老人。
最後の砦を死守しなければならぬ。

時代が激しく移り變はつてゐるのは百も承知。
己は移り變はれないのも百も承知。

君よ、憤怒を胸に抱け。
仁・義・禮・智・眞など表ヅラ
武士が鯉口を切るのは憤怒。
けふもまた『刄隱』に彫心鏤骨。
2017/03/31(金) 薄曇り


君よ、義憤を胸に抱け


天皇を神輿に擔ひだ薩長主導の御維新の道標が「教育敕語」
GHQとソ連コミュニズム指令を受けた“アカ”に葬られた「教育敕語」
反左翼のシンボルとなり日陰で咲いてゐた「教育敕語」
その根つ子の肥料は義憤。
身代はりの早い者への義憤。

「教育敕語」が陽の當たる場所に出てきた。
商賣になると考へる輩も出てきた。
陽の當たる場所で“アカ”の手でなく“武士”の手で
「教育敕語」を摘まなければならぬ。

いま列島に滿ち溢れいる憤りは義憤でない。
「義」が拔けてゐる。

そのむかし、週刊プロレスを創刊した第一の動機は
義憤だつた。
血を見せるから
反則を認めるから
八百長だから
プロレスは日陰者。

プロレス少年がプロレスリングに見てゐたものは
勝たなくては正義でない。
血を流しても勝たねばならぬ。
「正義は力なり」

オトナ社會は見ぬふりをしてゐた。
「正義は祈りなり」にごまかした。
広島、長崎の祈りでごまかした。

「正義は祈りなり」で「正義は力なり」の
プロレス少年は侮られていた。
週刊プロレスを創刊は義憤だつた。
「義」が拔けてゐなかつたから開花した。

仁・義・禮・智・眞など表ヅラ
武士が上に者に刄を向けて可は義憤。
けふもまた『刄隱』に彫心鏤骨。
2017/03/24(金) 晴れ


日本刀が出現したから [武士]が出現した


劍は旧字の[劍]にしたい。
刄は[刄]にしたい。
視覺からの字模樣でない、體感。
劍が交はり、火花が散る樣{さま}は
[劍] [刄]でなければ氣が濟まぬ。

旧字に戻さう! 
叫んでもせん無い。

東洋から白人植民地をなくせ!と叫んだ
津々浦々のガッコのセンセイは
旧字を使つたらゼロ點と必死に叫んだ。
GHQに怯え、媚びた。その時代は消せない。
聲舉げて異議を申した言語智識人はたつた一人。
版元の意嚮に逆らひ旧字で通した作家は數人。
吾ら、その時代は背負つていくしかない。

公文書は新字、わたくし文は舊漢字舊假名。二刀流。
あれほど唐風に染まつたあと、
[大和魂!]と必死に叫けんだ女文士(紫式部が出現した。
皆が二刀流を使つてをれば、その内
旧漢字旧假名で書かれた現代文學の傑作を生み出す
女流作家が出現するやも知れぬ。

日本刀が出現したことによつて[武士]が出現したやうに。
けふもまた『刄隱』に彫心鏤骨。

2017/03/18(土) 晴れ


「日本人になりたい」


草莽奮戦日記に目を通してをられる御仁から「旅行通信」が屆いた。
たつた一人での何泊かのChina上海旅行記。

大江戸温泉などゞ、Japan戀しやのパクリの垂れ流し。
China儒教つてナンなのだ。
一日百萬人が乘車するとも云はれる上海地下鐵。
車内テレビモニターで歴史ねつ造「抗日ドラマ」の垂れ流し。

ファイト・バック「やられたらやり返せ!」
China人が溢れる大坂市營地下鐵堂筋線で
「天安門事件の眞實」を流さうと怒る。
歸國し、二十年前に出たハンチントンの「文明の衝突」を再讀してゐると云ふ。

ハンチントンの知るところの「文明」の衝突。
二十年前のハンチントンは、孤高の島國が何者であるかまつたく理解できなつた。で、脇に置いておいた。

「日本人になりたい」
歐州、米州などゞは、とりあへず脇に置いておいて置かう。

「日本人になりたい」。Chinaで若い吐息があふれてゐる。
「日本人になりたい」。Koreで若い吐息があふれてゐる。
季節風にのつて日本列島に渡つて來てゐる。毎年、毎年。
歸りたくない、歸らない渡り鳥。

いにしへの點でしかなかつた歸化人と違ひ
線の、面の歸化人への軸足が定まらぬ日本。
同じモンゴリアンの若い吐息を
鎬で捌いて[後の先]で受ける同胞はまだわづか。
祖先から受け繼いだ[完結世界]
日本列島を維持する手はなにか。

絶滅人種[武士]の忘れ形見、日本刀を振るしかないのだ。
けふもまた『刄隱』に彫心鏤骨。
2017/03/11(土) 晴れ


日本武道具さんへ一筆


<第三十話> ♪ 鉄はどこから来たのかな ♪
http://www.budoshop.co.jp/Kiserunokemuri-3.html

二、三日したらUPされてゐよう。

『刄隱』、書いては削り、削つては書いたりしてゐるので
つい餅鉄を削つてしまつたことに氣づく。
語り部籏谷嘉辰氏が語つた。聞き書き役の拙者に。
『葉隱』風なら山本常朝が田代陣基に語つた。

「吾の刀劍の師匠は石井昌國師。師は古代の東北の刀、前九年後三年ごろだ。鉄餅から製鐵されたと唱へてをられた。古代東北地方には餠鐵は無盡藏にあつた」
「餅鉄{もちてつ}」は聞き書きしてゐた。が、削つてしまつたことに氣づく。方言で「べいてつ」とも云う。

そこで「餅鉄」をネタに題して
「♪ 鉄はどこから来たのかな ♪」を一筆。
日本列島、最初の鐵はどこから来たか?
海を越えてではないと。
2017/03/07(火) 晴れ


百年後、二百年後の「現代語訳」


ひな祭りも過ぎた。
『刄隱』に彫心鏤骨の日々である。
幾度も幾度も筆を入れる。添削する。

百年後、二百年後に
「現代語譯」が出される書にするために。
『葉隱』がさうであつたやうに。
いまの世の武士たらんとする者の痕跡を
百年後、二百年後に殘しておく。

キーボードとの挌鬪にくたびれると日本刀を振る。
居合、拔刀をはじめてわかつたことは何か。
なぜ劍を拔くか。なぜ劍を拔かねばならぬか。
これだ。
聞書の文言にこれを書き加へよう。
またキーボードとの挌鬪との挌鬪がはじまる。

あつ、さうだ。明日、武道通信かわら版。
2017/03/04(土) 晴れ


「防人の名は。」


本日、128回目の「読書余論」を配信した。
傳言を添へた。
《日本の武器で滅びる中華人民共和国》(講談社+α新書)。2月16日刊『アメリカ大統領戦記1775-1783独立戦争とジョージ・ワシントン2』(草思社)。そして本日、『日本の兵器が世界を救う 武器輸出より武器援助を!』(徳間書店)。立て続けです。
この一歩は1990年3月、東京工業大学の修士論文。
戦争論がいつまでたっても「軍事学」となれない基本的な障害の一つに、
熟語の用法の不定性を挙げられよう。
「序章」の巻頭言。この一言が軍学者の道のりのはじまりでした。》

金正男暗殺を推理ドラマ仕立てで興じ報じる、わが國のメディア。
軍學者の「然もありなん」と歎く姿は想像する易い。
ユーラシア大陸の端つこの時代錯誤した共和國に
なんの關心もない歐州人とUSA人は
VXガスでにわか色めき立ちトップニュースになつた。
VXガスに色めき立たず、あいもわからず推理ドラマ

日の本の少年が
核兵器、化學・生物兵器から日本國自衞隊の兵器に興味を持つやうなアニメを作らねばならぬ。
日の本のアニメ力の總力をつぎ込んで。
アニメづくり諸君。それが愛國心。何十萬人、何百萬人の日本國民の命を救ふ愛國心。

「防人の名は。」
古代といまの時と空の間を交叉させ
筑紫、壱岐、対馬の守備に当った防人と
いまの世の少年がシンクロする。
2017/02/25(土) 晴れ


『刄隱』の“聞き役”は終つた


武道通信かわら版で「鎖國」が教科書から消える
「鎖國」とは?  [兵頭二十八をおさらひ]した。
「士農工商」も消えることを忘れてゐた。

むかし、拙著で記した。
「士農工商」は 儒學からの借り物。タテマエ。
「士農工商」など儒者だけが云ふことで、
大家さんも、熊さん八さんも「士農工商」なんぞ言葉、知らなかつた。

大家さんは知つてゐた。
長屋の傘貼り浪人の戸籍簿には「町人」
傘貼り浪人と同じ藩であつた農村に住む浪人は「農民」
祿を食むことのない武士、浪人は住む處によつて身分は決まつた。
日本人の本音は身分など知つたことぢやない。

ガイジンさんが云ふところの禪は<日本の禪>
禪は日本列島に漂着し、いまでは日本列島でしか咲いてない日本の花。

大家さんも、熊さん八さんも知つてゐた。
禪は身分制度を超える、身分制度など關係ないところで“坐る”
日本には、このやうな裝置が多々ある。
儒教の[道]でない、日本列島にしかない[道]。

日の本の人の本音は
「身分など知つたことぢやない」
天皇さんだけ身分があれば、この國は大丈夫。

いまガイジンさんは
自分のお國柄の鎖に縛られ、心底、惱んでゐる、苦しんでゐる。
日本列島でしか咲いてない[道]、<日本の禪>にすがろとしてゐる。

傘貼り浪人は首を傾げてゐる。
坐禪の瞑想では、作務衣で雜草をむしつても
ガイジンさんは救へないのでは。

世界の荒波が一日で押し寄せるこん日、
禪寺の禪では日の本の人も救へないのでは。

坐禪の瞑想ではない、
別の“坐”に坐らなければ、いや立たなければと。
傘貼り浪人は思案してゐる。

『刄隱』の“聞き役”は終つた。
“書く役”に入つた。
彫心鏤骨{ちようしん‐るこつ}で一節、一節を書きはじめた。

日本刀を振る。
正面、左右袈裟懸け、水平。
拔刀こそ、あたらしい禪である。
日の本の人もガイジンさんも救ふ
あたらしい禪であらねばならぬ。

この通奏低音を響かせ
彫心鏤骨で一節、一節を書きはじめた。
2017/02/22(水) 晴れ


未来に起る事を見拔く見識


敗戰で思ひつきり左に切られたハンドルを
眞ん中(中庸)に戻すには
ハンドルを思ひつきり右に切られねばならぬ。

「バカ右翼」との過激な言葉を投げつけたのは
軍學者がハジメであつた。十數年前か。
軍學學習キャパシティーを言語化するに<日本一>の人であるゆゑ
ハンドルを思ひつきり右に切られねばならかつた世相から
濁りの「バカ右翼」出現を見拔いた。

過激と云へば「過激なプロレス」と稱せられたプロレレスがあつた。
豬木プロレレス。馬場プロレレスと對比してのこと。
その折、プロレレスの現場にゐた。

プロレスの魅力は
表と裏(建前と本音)の調和の取り合ひだ。
表と裏の調和の妙だ。
これは古今東西、人の世に定めだが、
日本人種はことさらこれがうまい。
アメリカンプロレレスとの違ひはココだ。

豬木プロレレスは激しい調和。
馬場プロレレスは穩やかな調和であつた。
「過激なプロレス」ゆゑプロレス反分子、佐山聰、前田日明が出現した。
出現を豫感してゐた。

プロレスの魅力が表と裏の調和の妙だと見拔いてゐたから
出現を豫感し、挌鬪技の時代を豫見できた。
プロレス報道人では拙者以外、誰一人ゐなかつた。

『日本の武器で滅びる中華人民共和國』四刷決定。累計四萬二千部。
軍學を學習することで保守の世相の席から「バカ右翼」は減るだらう。

創刊から三十餘年。週刊プロレスの眞實を語つてきかせようか。いまの世の「プロレス・バカ」は減るだらうから。
2017/02/13(月) 晴れ


日本刀を振つてみることだ


民主主義を「ファイト・バック(反撃)」できない裝置にしてしまつた。
民主主義を「決められない」裝置にしてしまつた。
民主主義氣分の惡しき平等主義が
怠け者、努力を怠るもの、
自分を成長させることしない者の逃げ場にしてしまつた。
わがまちの中學生よ、それを附け加へておかう。

賢い日本人がなぜ、そんな誤りをしてしまつたのか。
民主主義を生んだ彼らの「民主主義」と
日本人本來の「民主主義」が
違ふことに氣附かなかつたからだ。

人の心情の土臺である宗教が違ふのだ。
彼らの「民主主義」は、
宗教戰爭の血の代償。だから大事にする。
大事にしないと、ご先祖さまに申しわけないからだ。

では、日本人本來の「民主主義」とはなにか。
日本人はどこから來たかでなく、
いつから日本人になつた、かだ。
ここに辿りつかなかいと、日本人本來の「民主主義」とはなにかに
行き着かない。

武州多摩の傘貼り浪人は、
「日本刀をみれば、この國のかたちがみえる」との
軍旗を掲げた。
日本人が日本刀をつくつたとき、
<日本人は日本人>になつたと考へてゐたからだ。

「日本刀をみれば」と云つても
日がない一日、日本刀を眺めてゐても日本刀はわからない。
日本刀を振つてみることだ。
2017/02/10(金) 晴れ


日本武道具さんへ一筆


<第二十九話> 研ぎ澄ます
http://www.budoshop.co.jp/Kiserunokemuri-3.html

本日の武道通信かわら版で、わがまちの中學生にこう云つた。
「民主主義」とは、自分の国が戦争に負けないための装置なのだ。
2017/02/05(日) 薄曇り


「聞き役」に忙しくて無題。其ノ二


寒暖がめまぐるしい。もう春である地中は。
天ばかり仰いで報じる天氣豫報に
一喜一憂なさるな。

大地の神は母、天上の神は父が定番だ。
が、古代日本列島の住人は、
大地の神は姉、天上の神を弟とした
ではないかと自分は推察すると
軍學者がどこかの著作で書いてゐた。

次號の武道通信かわら版も
「兵頭二十八をおさらひする」
わがまちの中學生から
民主主義がわからなくなつたとの
メールが屆いた。
2017/01/30(月) 晴れ


「聞き役」に忙しくて無題


一昨日、凾館から便りが屆いた。
『日本の武器で滅びる中華人民共和國』が一萬部増刷が決まつたと。
前著の講談社プラスアルファ新書と同じく、重版を重ねるのだらう。

儒教的序列が好きな霞が關のお役人さんにも
“中學生でも”から“小學生でも”わかるにチェンジしてあるから
日本の防衞力の強味、弱味がよく飮み込めたであらう。

軍學者の軍學學習キャパシティーを素に
ゲームソフトがつくれないものだらうか。
まづもつて日ノ本(自誇稱)の少年の
軍學學習キャパシティーを廣げることが大事。
2017/01/26(木) 晴れ


日本人(=日本国)の<あたらしいプライド>


太平洋を挾んだ初の同時中繼で、
大統領暗殺をライブでみた高校生は、
その五十四年後、また大統領暗殺をライブでみるのではないか、
とのトラウマ、<期待と不安>で午前二時、テレビの前に居た。

先祖返りの“南北戰爭”をおつぱじめれば、それはそれ。勝手にやつてくれ。
ジャパニーズ・マイ・アーミーだけでも中華人民共和國の私兵に勝てるのだから。
きのふ凾館から屆いた“小學生でも”にもわかる日本の防衞。
『日本の武器で滅びる中華人民共和国』(講談社プラスアルファ新書)

軍學者、“中學生でも”から“小學生でも”にチェンジし、ベストセラーを生む。
前作、『こんなに弱い中国人民解放軍』(講談社プラスアルファ新書)につづき。

《つまり日本國民は、日本政府の政策のオプションとしての中共や韓国との「断交」を支持できるのです。その志向は、自分たちの儲けのためならば、他国がいくら困っていても冷淡にそれを放置しがちな「経済帝国主義」を諦めない米国パワーエリートとは、ずいぶん違っています。日本の政府は、日本の有権者の願望にこそ耳を傾けるべきでしょう。》  「あとがきにかえて」から拔粹
2017/01/21(土) 晴れ


むかしのひとは知つてゐた


下人(雜兵)に智慧がつくと、
大鎧の騎乘の武者に「なにくそ!」と槍を突き出してくる。
氏素性の違ひで能力が根本から違ふとの父、祖父の教へに疑ひを持ち始める。
で、合戰の方法が變はつた。
いつの世も、世の中に變化が起こるときは下人に智慧がついたときだ。
むかしのひとは知つてゐた。

「ポピュリズム、ポピュリズム」と日夜
口角泡を飛ばしまくつてゐるマスメディア。
「大衆迎合主義」などとヘンな日本語使ふな。
文明の衝突、ナショナリズムの復活etc……
その大元には宗教的權威の弱體がある。上人、下人ともどもに共通して。
世の中に變化が起こるときは、いつもさう。
むかしのひとは知つてゐた。

日本に振り向ひてほしいのだ。
すぐ隣にゐるんぢやないかと。
振り向ひてほしいから騒いでゐるだけだ。
嫌がらせしてみる。駄々つ子みたいに。
むかしのひとは知つてゐた。

こちとら日々、「聞き役」で忙しいのだ。
いい加減、靜かにせい。

2017/01/18(水) 晴れ


「その人の名は、」


「その人の名は、」籏谷嘉辰{はたやよしとき}。劍の徳の人。
讀者諸氏は承知のこと。肩書・經歴は省く。

『葉隱』の山本常朝役。田代陣基役が拙者。
『刄隱』の趣旨を話すと「すきになされ」と一言。

《武士道を正面から現代的に檢討する著作》が『あたらしい武士道』であるなら
『刄隱』は、
特權階級であつた二本差しの「武士」が絶滅人種となりはしたが、
「武士」の記憶のDNAを殘す者が、
「武士」の氣質(エトス)の片りんだけでも身につけることができるかを
彫心鏤骨{ちようしん‐るこつ}する書である。

武士の道は一本道ではなかつた。
京に齒向かふ蝦夷であつた道。源平合戰の道。政治の實權を擔つた道。領主同士の戰さに明け暮れた道。政治的權威を謳歌した道。武家政權が瓦解した道。
それぞれの[顏]を見せてきた。

しかし、それぞれの[顏]の心には同じ氣質が流れてゐたはず。それはなにか?
それを掴めば、『
葉隱』の世の、山本常朝の<義>でもない、大石内藏助の<義>でもない
自分の<義>を見つけることができる。

「武士」の記憶のDNAを殘す、いまの世の男の生き方を見つける書である。
「武士」は男(♂)、ここは動かさない。女(♀)は「武女」

聞書形式も、テーマも決まつた。
話の筋の組み立てをどうするかだ。
『刄隱』の動機づけ(モチベーション)となつた籏谷嘉辰義士に
田代陣基を氣取つて質問の矢を矢繼ぎ早に放たう。
2017/01/13(金) 晴れ


日本武道具さんへ新春の一筆


第二十八話 弓を引き絞る
http://www.budoshop.co.jp/Kiserunokemuri-3.html
2017/01/10(火) 晴れ


『刄隠』構想スタート!


『あたらしい武士道』2004年12月刊。
<まえがき>の一節。
《武士道を正面から現代的に検討する著作に見るべきものの乏しすぎる現状が関係しているのでしょう。
このような趨勢{すうせい}が進みますうちには、日本人は近隣の諸国民に対してすら、体力・知力・意思力のすべてで圧倒されてしまうことになりかねない。》
拙者がコーディネートした本である。軍學者に武士道と題した書を書いてほしかつたからであつた。武士道に「あたらしい」と枕ことばを置いた軍學者の意思がありありとみえる。

十三年たつた。
相變はらず近隣の諸國民に壓倒されてゐる。
「サムライ、サムライ」を連呼する“戰爭見物人”は數多いる。
一個の生命を長らえさせることを善行だとする“非戰鬪員” は數多いる。

「武道通信かわら版」で記した。
 [命の重さ]を捨てよ。永遠のいまを生きき續ける [命の意味]を問ひ
直せ。それが絶滅人種「武士」が殘していつた記憶のDNA。
元祿武士の戰國ノスタルジーと泰平の世の處世訓の『葉隱』でない、
「武士」の記憶のDNAを呼覺ます「ハガクレ」を書きたくなつた。
一個の死でない、[死]を粗末にせぬこと。死にどころを極め、して、
永遠のいまを手にする「ハガクレ」を。

「草莽杉山奮戰日記」で記した。
「ハガクレ」の題名は「刄隱」としよう。
 
年賀状に記した。
刄隱{はがくれ}』鋭意執筆!

<兵頭二十八を[おさらひ]する>ゆゑ「武士道を正面から現代的に檢討する著作」にしたい。
話し手となるモチベーション的人物は見當がついた。
お頼みしにいかう。
2017/01/08(日) 曇り


不可解な初夢


平成二十八年、
皇紀二六七七年、
西暦2017年、
世界には、ほかにもさまざまな暦があるからややこしい。

ともかくも一月一日の
初夢は飛騨高山白河郷の宿でみた。

拙者、UWFに徴兵登録などしてないのに
武州多摩裏店の齢七十の傘貼り浪人の元へ
國際郵便で「赤紙」が屆いた。
Kore半島出兵か。
China大陸出兵か。
日米寛容同盟の絆の<光と影>の影か。
2017/01/02(月) 晴れ


「ハガクレ」の題名は「刄隱」


成田空港から正月を海外でとの<五萬人分の五人>として
孫一家が飛び立つた二十九日、
春日大社の天井裏から
眞珠灣の五年前に見つかつた劍の三腰は
人間國寶の研師に砥いでもらつたら
國寶、重文級クラスだつたことがわかつたとの報。

奉納した武士は何者だつたか。
裝飾のない黒漆塗りの鞘。それも天井裏だと云ふから
名のある武士ではなささうだ。
なぜに奉納したのか。
武士にもうインタビューできないなら
劍に聞いてみるしかないか。
太刀の刄の隱に耳を傾けるしかないか。

さうだ、「武士」の記憶のDNAを呼覺ます「ハガクレ」を書きたくなつた
「ハガクレ」の題名は「刄隱」としよう。
話し手の人物は……
いまはここまで。

おのおの方、よいお年を。
して、來る年「幸多かれ」とお祈りする。
杉山頴男事務所の年賀状は元旦に無銘刀に。
2016/12/31(土) 晴れ


OLD NEW


Colorful Diary Falcon World