■近代化のための装置
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木村 → もう一つ 28年国会で援護法改正 それまで戦犯 軍人恩給 止められれていたが 戦犯の遺族にも支給される ゆえに「東京裁判の判決どうであれ「戦犯」であれ合祀すべき さっきから何度も出ている話だが 靖国神社の原理原則 最初からきちんと押さえられていない
編集部(杉山) → 靖国神社 こうような諸問題 日本の急速な近代化から生じた 靖国神社は近代化スタートのための装置だった 幕末/明治維新当時 いまの我々には想像できない 欧米列強への恐怖感 それが明治維新の原動力 格闘技的に見れば 体の大きさが自分の二、三倍 もう死ぬ気でぶつかっていかなかれば勝てない そういう覚悟ができたのは元武士だけ 秀吉の刀狩り以降 武器を取り上げられてから300年 非戦闘員 百姓/町人を にわか仕立てで兵士に 「死んでこい」と尻を叩いて行かせねばならなかった その代わり死んだら神にする そういう精神的装置であり 近代化への必要べからずものであった 国家神道に向かうのも仕方がなかったのでは
−−−−−−★−−−−−− 2015ラグビーワールドカップ 日ノ本対南アフリカ。 「史上最大の番狂わせ」と評された その折「大和魂」という言葉 もてはやされる チャンネル桜 「闘論!倒論!討論!」 「大和魂」をテーマに 拙者にも声がかかる その席で拙者 「大和魂」という言葉 出展は平安末期 『源氏物語』 紫式部 唐心へのアンチテーゼとして光源氏に云わせる 次が江戸中期 「国学」 幕府の儒学一辺倒へにアンチテーゼ 次が明治初期 非戦闘員ズレした百姓/町人にハッパをかけた「大和魂」
その席上 オマケで 真剣刃引き試合のこと 国民皆兵 武士階級は消滅したが 武士の記憶の遺伝子を持つ者はいる それ 云いたくて
2025/08/13(水)  |
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