■赤尾敏
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兵頭 → それでは闘いの渦中の手応えとか心境についてお訊ねしたい 活字やインターネットなど手慣れたメディアを通じて意見を述べることと 初挑戦の街頭游説で通行人へ自分への投票行動を促すこととは だいぶ勝手が違ったと思うんです あの17日間で「発話言語による戦いの作法」は掴んだという実感は? つごう4日ほど杉山さんの選挙カーに同乗して応援演説までやらせてもらった私の印象では 杉山さんは日とともに「烈錬」していくのがわかった 特に終盤の調子で初めからガンガンやっていれば イイ線にいったかも
【杉山 → 29日の投票日の夕方、これから自由連合の開票発表会場へ行こうという前、徳田代表を交え数人の候補者でお疲れさん会があった。その席で「もう三、四日あれば街頭演説は完成したのに残念だった」と話した(笑)。というのは、最後は自分が本当に言いたかったことが、自然と結晶化されてきた。】
兵頭 → いや 実は私自身も「作戦家失格」だと反省しきり やはり未知数の戦場での初陣は「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」 つまり戦いながら技を覚えるほか手はなかったなぁ〜と 多くの代議士の方々 初回の選挙は無我夢中だったが 二回目から選挙が好きになったと述懐されるのが常
【杉山 → わかりますね(笑)。今度やったら----と、つい思ってしまうのを 慌てて頭から振り払う(笑)
兵頭 → その昔の参院「銭酷区」 無名人なら五億円ぐらい用意しなければ全国区で当選など望めない 大仁田厚さんの談話 どこかで読みましたが はじめ自由党から出ようとしたとき「一億円用意できますか」と言われ断念 次に自民党から誘われたときそんな話は出なかったの立つ気になる
【杉山 → まさに百聞は一見にしかず」で、立候補者の立場で選挙を見て、いや見てと言っても針の穴から見た程度ですが、我々市民感覚にない膨大な金がかかるということに驚きました。日本の政治風土、利権政治の構造が一瞬パノラマのように目の前に現れた。「知ってるつもり」だったが目の前に見せつけられ唖然とした。 数寄屋橋交差点で街頭演説をやった。この日は自由連合のステージカーに乗り、高い所から叫んでいたら、亡くなった赤尾敏さん(大日本愛国党総裁)を思い出したんです。よくここ数寄屋橋でやっていたなぁと。いま自分が叫んでいることと赤尾さんとは日米安保条約強化と破棄の違いはあるものの、そんなに変わらないのではと(笑)。その夜、HPで「赤尾敏」を検索してら中に十年ほど前の演説内容があった。 ≪今の選挙は公正選挙を偽装した不公正極まるインチキ選挙だ。権力や大政党や大組織や金力などのバックによる者は当選しやすく、そうでない者は、たとえ優秀な者でも極端に不利になっている。その上、世論を作る新聞、マスコミ等が厳選な選挙の最中に行き過ぎた予報記事等を流し有権者を誘導する。≫ 自分も、この赤尾さんの言葉一字一句違えず、落選の感想として使わせていただく(笑)。】
2025/07/18(金)  |
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