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これが問題だ


♪いま日ノ本では
自殺する若者が増えてゐる
だけど問題は
SNSがないと若者は生きていけない

♪いま日ノ本では
自殺する老人が増えてゐる
だけど問題は
孤獨死老人が入れる墓がない♪

♪行かなくちや TOKYO Olympic に行かなくちや♪ 

TOKYO Olympicに行くために
何が足りないか いまやつと氣づいた

[家]の力
一族郎黨だけが大事の[家]から
武家政權維持が大事の[家]から
庶民の稼業の技を守るための[家]

[家]が不人氣になつたいまの世まで
變はらぬことは
[家]には家長がゐること

相澤病院は[家]
日本電産も[家]

いま日ノ本で大事は家長がゐる[家]
横竝びのアットホームだけの[家]が多い
これが問題だ
2018/03/02(金) 晴れ


東京へ行くな 常呂町をつくれ


今朝、「讀書餘論」二月期を配信。

こんな文言を添へた

むかし、詩人は「東京へ行くな ふるさとをつくれ」と
九州の炭坑のまちで勞働爭議を鬪つたが 東京に勝てなかつた。
いまどきの女子は「東京へ行くな 常呂町をつくれ」と
東京を飛び越え 世界で勝つてしまつた。
こんな文言が浮かんだ、今朝であつた。

さう
次ぎの武道通信かわら版「忙中閑あり」は
女子の武士道
としよう

応援には
非戰鬪員のソレと
同じ戰鬪員のソレとは異なる

先の大戰 非戰鬪員は
戰鬪員と同じ加害者・被害者であることを知つてゐた
2018/02/25(日) 薄曇り


「地上の星」


夜明け前の
手のひらの中で また 人が死んでいく
「地上の星」の人とて
一時間で七千人が消滅する勘定になると云ふ
 
<ビックバン>なるものを知つた夏の日
晝寢から醒めたとき わかつた
「ビックバンは人間が生まれるために起つたんだ」

生死の境をさまよつた 秋深き日 
息き吹き返し わかつた
「我 生まれてこなくとも 宇宙あり」

雪降る 冬の日
雪がふるふる 雪見てをれば
句をつぶやいて わかつた
「人の世も 空も 草木も常は無い」              」

高齢者となつて 春が來て わかつた
「地上の星があるから宇宙がある」

明日もまた
十六萬の「地上の星」が消滅する

それだけのハナシだ
2018/02/22(木) 晴れ


臍の緒の記憶の遺傳子


御産の時、[臍の緒]をクズ扱ひする異國の産婆は
ドダイ相手にする手合ひではない
とて
先の東北での震災の折の「絆」の大合唱
言の葉「絆」の波動が瞬く間に廣がつたはけを知る同胞は少なかつた
母と子の絆、[臍の緒]の信仰が根つ子にあつたのに氣づかなかつた

記紀の世からあつた信仰
「古里や 臍の緒に泣く 年の暮れ」
芭蕉 何年ぶりに故郷へ歸る が母は亡き人に
臍の緒が入つた箱を握り絞め詠んだ句
江戸の世に臍の緒箱は貴人{うまひと}から庶民にも廣がる

横五センチ、縱七センチ 高さ二センチほど
桐箱の表に 御臍帶納 御産毛納
裏に 出産場所 父母の名 命名 出産年月日 時間
體重體量 身長 扱者名(産婆)さんの名
この桐箱に拙者の臍の緒 七十一年、佇んでゐる

横田めぐみさんの遺骨がニセモノと見破れたのは
母と子の絆[臍の緒]

「文化的、技術的、經濟的に日本はお手本の國」の半島
オモニと子の絆が強い半島にも[臍の緒]は無い

なぜに日ノ本だけ 吾が邦{くに}にだけあるのか
古代日本列島まで降りていかねばなるまい
根まで 根まで 降りていかねばなるまい
2018/02/16(金) 晴れ


民族の記憶の遺傳子


拙者の幸福<度>なるものを
他人樣にドウコウ云はれる筋合ひは無い
ましてや異國民が
吾が國の幸福<度>なる點數をつるなど片腹痛い
民度、いや信仰對象が違ふ
他國の幸福<度>を計かれるとの錯覺は
同じ信仰圈だとの尺度からくる
ドダイ相手にする手合ひではない

拙者の幸福<度>なるものを計るとするなら
60ワットの電球の下でコタツに背を丸め
ラジオから流れる「雪の降る街」を聽いてゐた
この記憶を掘り起さねば
拙者の幸福<度>の基準は見えぬ

吾が民族の幸福<度>なるものを計るとしたら
四千年、五千年前の日本列島人が
秋の日に集めた木の實を口にし
舞ひ落ちる雪を見つめた記憶を掘り起さねば見えぬ

民族の記憶が信仰對象を生む
宗教と稱されるものも瓦解は
いま、はじまつたことではないが
民族の記憶の遺傳子からの
揉め事は永遠に消えない

雪の降る街のオリンピックの歡聲に
民族の記憶が
さほど古くはない
民族の記憶が聽こえる
2018/02/11(日) 晴れ


日本武道具さんへ一筆 


寒氣の中に春の氣配が忍び込んできた 
春よ 近き春よ 
日本武道具さんへ一筆 
第四十一話 悔しさを肝に銘じて 

http://ur0.work/Irdu

2018/02/08(木) 晴れ


西部邁さんの靈が降つてきた


♪東京で見る雪は これで二度目だね♪
と鼻歌まじりに
昇る朝日の方角の 雪景色を眺め 
紫煙を立ち昇らせてゐたら
西部邁さんの靈が降つてきた
拙者の身に降靈(憑依)してきた

二度目の雪が呼び寄せてしまつた
西部邁の靈魂の口寄せは
五日の武道通信かわら版に<告げる>こととする

歳をたらふく食つたあとの愉しみは
超越的存在があるかも知れぬと
思へることだ

過去の あるシーンを思ひ出す
あれはあらかじめ仕組まれてゐた
亡き人が あらかじめ仕込んでおいたんだとか

あつ さうか
週刊プロレスを創刊したのは
この日のためだつたか とか

歳を七十一個も食ふと
愉しみもあるもんだ
2018/02/02(金) 雪


大和朝廷とは何者だつたか


「○○は何者か」のフレーズが巷で闊歩してゐる
誰もがツイッターで作家氣分になると
自分の○○論をぶちたくなる
本が賣れなくなつたはけだ

十一年前、「武士とは何者であつたか」を『翼』に寄稿した
翌の年、本にしたためた 『使ってみたい武士の作法』
百歳になつても「武士とは何者だつたか」を書いてゐるだらう

それはさておき
雪景色の武州多摩の朝燒けに
ショートピースの紫煙が立ち昇つていく
「拙者は何者なのか」を考へた

ショートピース一本分、四度、紫煙を立ち昇らせ考へつづけ 
『古事記』まで行つてしまつた
「大和朝廷とは何者だつたか」

天地のはぢめ
タカマガハラの三神は死んだ
國が湧き出たときの二神も死んだ
男でも女でもなかつたからだ
交はることはなかつたから子は生まれなかつた

性をもつた神が現れる 
男と女
イザナミ イザナギ 
父イザナミから神の世界タカマガハラを統治せよと
アマテラスに
父イザナミから地上を統治せよと
スサノオに

スサノオ、イヤだとダダをこねる
だつたら亡き母の黄泉の國へ行きたいと
姉アマテラスに説得され
河海部族の出雲に降りる

『古事記』は姉と弟の物語
日ノ本の[天皇]は姉であるとの物語

水田稻作民の長{おさ}になつた大和にゐた一族が
世襲の正統性のため書かれた『古事記』
と學者センセイは云ふ マチガイではないが
その心がわかつてゐない
日本列島の獨立宣言 
大陸に對しての島國の獨立宣言
日ノ本の歴史は ここから紐解かねばならぬ
ゆゑに日本史は 鎖國と攘夷で解けるのである

それはさておき
狩獵部族はどこへ行つた どこに消えた
男と女の[性]をもない
種を蒔かないで死んでしまつた神であつたか

新しいショートピースを四つ切りし
雁首に詰める

大和朝廷はしたたかであつた
狩獵部族との和解を計るため 
いや 謝罪のため
劍を神器にした

劍に反りをつけ、鎬をつけたのは
消された狩獵部族の末裔であつた

明治維新、新しい天下人 天皇に
各大名家から傳家の寶刀が獻上された

いまなお
劍の神話は皇居で 生き續けてゐる
劍の信仰を持つ者にだけに
生き續けてゐる
2018/01/26(金) 晴れ


平成三十年の吾らに宛てた遺書


昨夕も今朝も 手のひらの上で
人が死んでいく
袖すり合ふも多生の縁の御仁の名もあつた
「武道通信」(十三ノ卷)に名がある

「武道通信」創刊前、青い目のガイジンが書いた武士道論を讀む
このガイジンを探したが
實は この御仁が僞名で書いたものだつた

「武士道とは……」を特輯した折、寄稿願つた

<現代日本のモラル・マインド>
生命は虚無の根
――それを絶つ斷たんとした武士道の冒險
<生命尊重のニヒリズムの根を絶つ必要が
「武士道というのは死ぬこととみつけたり」
の一言に要約されているのである>

十八年の歳月が流れた
讀み返して
これは平成三十年の吾らに宛てた遺書であつたと氣づく

全文掲載したいが、さうもいかぬ
電子書籍ならダイソーの値段で讀める、讀まれよ
2018/01/22(月) 晴れ


日本人の體内でしか生まれない細菌

零下二度の朝燒に
雁首からショートピースの紫煙が立ち昇つていく

「成人の日」の高校サッカー決勝戰はよかつた
校歌がよかつた
草野心平と土岐善磨の作詞

はじめに母校の風土を愛で
風光明媚な郷土を誇り
終はりに誇りある若者であれと歌ふ
校歌の定番

このやうな校歌の定番が
他文明國にあるのか ないのか
淺學非才の徒は知らぬ

NHKドキュメンタリーが云ふ
日本列島が二つプレート移動による
<奇蹟の島>がどうかは知らぬ

人類は古代から細菌と終はりなき攻防を續けてゐる
古代日本列島では
人はどんな細菌と攻防してゐたのだらう

風土の食物の榮養素と共生で新しい細菌が出現すると云ふ
日本列島住人の食生活で
日本人しかない細菌が發見されたと 
異國の學者

[天皇]が
日本人の體内でしかな生まれない細菌
だとの異國の學者の假説はないか

新元號を迎へる日までに
日本人の體内でしかな生まれない細菌
[天皇]を日本人自身で發見しよう

2018/01/12(金) 晴れ


日本力士が勝つために


元旦の朝燒に
雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
吸はれていく

毛唐の良いところを學ぶのはもう飽いた
毛唐の惡辣さを學ばう

土俵の圓を十五尺から十六尺に廣げる
圓は一尺廣がれば、十尺の空間が廣がる
圓をよくわかつてゐる日本力士にはわかる
圓がわかつてない毛唐力士にはわからない
小柄な日本力士が有利の土俵にしよう

サッカーのフィールドも圓形にしよう
日本國が世界を制したときには

國粹爺は夢想する


★年賀状は「無銘刀」に掲載
2018/01/01(月) 晴れ


AIロボットが笑ふ


年賀状、私家版、事務所版つくり終へる
PDFをJPGに變へ、送信用にする
元旦、スタンバイ

煙管の雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
朝燒けに吸はれていく

京都のどこかのエライお坊さんは
來年の一文字は何と核、マチガイ、何と書く

武州の裏店のエラクない傘貼り浪人は
字餘りを何と書く

モンゴロイド、ネグロイド、コーカソイドの區別なく
毛唐の最良の精神は
日本列島をめざす
來年から、この手の國粹爺が増殖する

戰前の、この種の國粹爺が
軍人をけしかけた
陸海の手柄爭ひで
海軍の暴走を誘つた

武州の裏店のエラクない傘貼り浪人の
來年の字餘りは「戰爭」か

いや やめておかう
人間サマが一度なりとて來年を豫想できたかと
AIロボットが笑ふ
2017/12/29(金) 晴れ


若さの祕訣


一年で一番、陽が短い日
雁首から立ち昇つたショートピースの紫煙が
朝燒けに吸はれていく
(ロングピースは嫌ひだ。人を劣化させる)

ここに一册の本がある
書かれた字面の「思想」「論理」「テーゼ」
そんなものは歴史學の天秤にかけておけばよい

血反吐を吐いて書いた本がある

眼{まなこ}を閉ぢなければ見えない
「眞實」「美」「本質」
眼を目一杯開いて見えてくる
「現實」「醜惡」「現象」
そんなものは文學の天秤にかけておけばよい

ここに、血反吐を吐いて書かれた本がある
「思想」も「現實」も度外視した
何かが、彼岸から何かが來るのを待つてゐた本がある

聲を出して 讀んでわかつた
聲に出してみて わかつた
三十七前に讀んだ本

昔の自分を 今の自分にリライトする
コレ、若さの祕訣

また云はれてしまつた。「お若いですネ」
2017/12/23(土) 晴れ


信じ切れることの明るさ


大腸ガン檢診用の糞の一片は「便中ヘモグロビン(−)」
醫師から餘命三十年と宣告された(呵呵)

「ゆく河の流れは絶えずして」の御仁も、三十年後の世を想像できなかつたらう。
「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて」の御仁も、三十年後の世を想像できなかつたらう。

世の流れの三十年先はAIに任せよう。
拙者は五感だけで前に進むことにしよう。


「読書余論」 2017年9月25日配信
▼小松左京『虚無回廊 I & II』1987
小松左京『虚無回廊 I & II』徳間書店1987-11pub. 初出は1986〜1987
 ※AIを超えたAE(アーティフィシャル・イグジスタンス)を空想した作品が小松左京にはあった、と徳間の編集者の人から聞いていたわたしは、このたび、それが書かれているらしい本作の古いハードカバー版をアマゾンで取り寄せて読んでみた。ファンの人には申し訳ないが、わたしは小松左京を買い被りすぎたようだ。日経の『小松左京自伝』を先に読めば、この未完成作品で何を書きたかったかはほぼ予測できる。
※ の箇所は軍学者のコメント

 人工知能は、いくら性能をよくしても、ついに人間の道具でしかない。これからは人工実存をターゲットに開発する。
 コンピュータの中に、心ではなく、魂を持たせる。
 自分の存在を自覚し、この宇宙の中における使命を自覚し、それへむかう。
 人工実存のハードウェアに、自己修復、自己改良、自己複製のシステムを持たせる。
 その魂も複製できるような。
 それによって、人間が自然から与えられた有限の容器〔=生身の肉体〕から人間の知性と魂は解放されて「永生」を獲得する(p.56-7)。
 ※その魂ならば何十光年離れた外宇宙へも寿命を気にせず「探査」に行ける。そこで複数の地球外知性と接触できると考える。接触したあとどうするのかといえば、小松はまるっきり戦後民主主義のホームルームのようなことしか考えてない。宇宙政府のようなもの。それは『自伝』から分かる。小松にどうしても書けなかったのは、その「場」を設けたのは「宇宙の神」なのかどうかということ。神でなければ何なんだという疑問を読者は持つ。小松はその回答を死ぬまで用意できなかった。
 (以下は割愛)

☆ひとは信じ切れることの明るさしか殘つてゐない、のかも知れない。
(☆の箇所は拙者のコメント)
2017/12/18(月) 晴れ


ショートピース、一個ください


ショートピースが切れた。夜が明けたらピーカンでも買つてこようか。ピーカンなら五週もつ。

四つ切にしたやつを煙管の雁首に詰め、キーボードの前で、言葉が途切れたときとかに吸ふだけだで、一週間に十本ほどあればよいから。
止めておかう。週に一度の「ショートピース、一個ください」はリフレーンになつてゐる。

だれもがリフレーンは持つてゐる。
詩人や唄人のリフレーンは時代の的を射ることがある。

愚息を“有名幼稚園”に入れるため引越したボロ一軒家で、一三〇萬人分の一としてレコードに針を落とした。立川驛前の電氣屋から月賦で買つた値が張つたステレオから 
♪氷の世界 氷の世界
耳を聾するばかりに身を包んだ。
「荒地」は終はつてゐたとのリフレーンが身を包んだ。
これも時代の常。
♪まわるまわるよ 時代はまわる

「平成」の最後から二番目の年が暮れていく。今年のリフレーン大賞は何だつたらうか。だれもがリフレーンは持つてゐる。
2017/12/13(水) 晴れ


[十二月八日]を忘れてゐた


【臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。
大本營陸海軍部、十二月八日午前六時發表。
帝國陸海軍は今八日未明 西太平洋に於てアメリカ、イギリス軍と戰鬪状態に入れり】

あの日の[體感]がないせいであらう。腦内の出來事。この日の忙中で腦内のデーターが出てこなかつた。
腦内はAIとかに任せ、人間は[體感]だけを磨けばよい。

日本武道具さんの「Face bookで書かなかつたこと」に一筆
先月の「風」につづいて「骨」
http://www.budoshop.co.jp/Japan-toppage.html
2017/12/09(土) 晴れ


さうだ、明日は年の一度の病院へ行く日だ


郷里の井戸水の産湯に滲かつた
ウン十年前の、その日附が過ぎていく

七五三祝ひの五歳の自分
鼎談が掲載された本での自分
二人の自分冩眞

ヘンリー・ミラーは少年時代の自分の冩眞と
八十歳の自分の冩眞に言葉をつける
「とにかく、<とも>にこれから何かがはじまろうというのだ」》

二人の自分冩眞を眺めて
これから<ともに>はじまろうとする行き先を想像する
できはしない
はじまるのではない

第一次世界大戰後
歐州で現代詩と稱せられる歌が現れる
《人間の肉体が悲しいのは
第一次世界大戦までのことである》
それは
《そのあとは雑音を出す機械となって
うつろな悲鳴をあげる物質となって
あらゆる心象が破壊された》
『四千の日と夜』の詩人は歌ふ

日本に現代詩と稱せられる歌が現れたのは
第二次世界大戰後
詩人たちは「荒地」に肩を寄せ合つた

詩人は歌ふ
《「死者の証言は多面的である」と「レイテ戦記」の作者のエピロードで断言する
ならば生者の証言は一面的である》

<ともに>死者になるまで
一面的な證言を繰り返し
下部へ、根へ、萬有の母へ
<ともに>降りてゆくのだ
はじまるのではない

さうだ、明日は年の一度の病院へ行く日だ
今年から大腸ガン檢診用の糞をもつていく
嗚呼、マッチ箱が懐かしい
2017/12/06(水) 晴れ


[特攻]が爆沈させたもの


三島由紀夫より一年前の
三島由紀夫の祥月命日、十二月二十五日に生まれた
詩人の『共同幻想論』
讀まない奴はアホだとの時代の中で讀んだ
さつぱりわからなかつた

坂井三郎さんの聲が耳底から消えない
だれも「天皇陛下萬歳」なんて云つて死んでいかなかつた
みんな「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」

藏書印を押され屋根裏で朽ち果ててゐた
『共同幻想論』が蘇生した
「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」
と叫び聲を上げた

《「段々降りてゆく」よりほかないのだ。飛躍は主観的には生れない。
下部へ、下部へ、根へ、根へ、花咲かぬ処へ、暗黒の満ちる所へ、
そこに万有の母がある。存在の原点がある。初発のエネルギイがある。》
『共同幻想論』の詩人と「試行」を創刊した詩人の歌

反日共の全共鬪運動の理論武裝の核となつた二人の詩人の
原點は
「おかあさん」「かあちやん」「おつかー」

繩文土偶の多くは子を腹に孕んだ女の偶
收穫の豐穣を願ふ
天皇が出現する一萬年前の
繩文時代と稱される古代日本列島人は
どんな言葉を話してゐたであらう
どんな狩獵の仕方をしてゐたであらう
どんな耕し方をしてゐたであらう
どんな信仰をもつてゐたであらう

そこからしか[天皇]は見えてこない
そこからしか[天皇]を見てはいけない

[特攻]は
天皇教武士道を自爆させるために飛び立つた
「おかあさん」かあちやん」「おつかー」
の一言を後にして
天皇教武士道を爆沈させた

2017/11/30(木) 曇り


多摩靈園の天空は鳥一羽飛んでゐなかつた


十一月二十五日
三島由紀夫の眠る墓に
花束を抱へた乙女。老いた元楯の會會員らが
手を合はせ語りかけてゐる。

過ぎし日、墓前で今上天皇は何を語りかけたか
過ぎし日、墓前で切腹、介錯を目の當りにした東部方面元總監は何を語りかけたか

多摩靈園の天空は雲ひとつなかつた。

《まるい空がきれいに澄んでいる
鳥が散弾のやうにぼくのほうへ落下し
いく粒の不安にかわる
ぼくは拒絶された思想となって
この澄んだ空をかき擾{みだ}そう》

そのむかし、空を仰いで口遊さんだ詩の一篇
三島より一年前の十一月二十五日に生まれ、五年前沒した詩人は云ふ
「三島さんは、多分、ぼくの考へですけれども、
インドへ行つて、インドに於るイスラム教のあり方みたいなものを見て、
佛教も混かうしてゐるわけでせう。
そこの所で、天皇と云ふものを國際的觀點から再評價したと思ひます。
それがぼくは三島さんの自殺當時判らなかつたのです。
三島さんが國際的な視野を持つてきて、
インドとか近東とかさう云ふ所の祭政一致的考へ方、
それだと思ふんです。
それ以外に日本なんて意味ないよと考へたとぼくは思ふんです」  

さう何ですかと語りかける
多摩靈園の天空は鳥一羽飛んでゐなかつた。
2017/11/26(日) 晴れ


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東 孝さんの大道塾池袋本部道場の応接室の眼下に廣い墓地が望める。
東さん、この光景が氣にいつてゐると、そのむかひ語つた。
都會の中での沈{しん}とした靜けさは贅澤な光景だ。

生者は死者に敵わない。
さう想ふ者には沈とした靜けさに身を包むまれる。

墓地には
何事も語らない靜けさがある。
この世の初めも祕めた沈とした靜けさがある。

多摩靈園の三島由紀夫の骨が眠る10區1種に
西郷從道、平沼騏一郎も眠る。
サザエさんの長谷川町子も。

三島由紀夫とて何事も語らない。
勝手にこちらが語りかけるだけだ。
四十七年忌は何を語りかける。

「海ゆかば」は良い曲だ。好きな曲だ。
歌詞をともなひ、<天皇教武士道>を美しくパッケージした。

兵頭二十八さん、山本伊左夫さんと出會つてゐなかつたら
<皆>と「海ゆかば」を唱和してゐたらう。
2017/11/23(木) 曇り


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